著者
秋田 和子 芝木 美沙子 笹嶋 由美
出版者
北海道教育大学
雑誌
北海道教育大学紀要. 教育科学編 (ISSN:13442554)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.31-46, 2006-02
被引用文献数
1
著者
坂本 紀子 菅野 早彩
出版者
北海道教育大学
雑誌
北海道教育大学紀要. 教育科学編 (ISSN:13442554)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.37-47, 2021-08

2013(平成25)年2月26日,「道徳教育の充実に関する懇談会」が文部科学省に設置された。新しい学習指導要領には,その懇談会で議論された内容が反映されている。本稿は,道徳を教科化することを前提に開催された懇談会での議論の過程を整理し,さらに,教科化に対する批判的見解についても取り上げ検討する。それら両者を対照させることによって,道徳教育が有している問題や,今後の課題について考察するものである。
著者
橋本 忠和
出版者
北海道教育大学
雑誌
北海道教育大学紀要. 教育科学編 (ISSN:13442554)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.321-332, 2020-02

本研究は筆者の「ごっこ遊び」と社会情動的スキルとの関連性に基づく研究を基礎に,幼児教育現場で様々な機会に活用され,幼児の豊かな想像性や言語に関する感覚等を育成する手立てとして位置づけられている「絵本」に着目し,保護者と連携した「絵本」の読み聞かせの実践が5歳児の社会情動的スキルを育む上でどのような可能性を有しているのか考察することを目的としている。研究手法としては,絵本「ないた:中川 ひろたか:作」を教材として使用し,主人公の顔を見て母親が涙を流す理由を幼児と保護者が対話を通して考える場面の幼児の発言及び保護者,保育者の反応等を「社会情動的スキル(目標の達成・他者との協働・情動の抑制)」の分類を観点として分析し,絵本の読み聞かせと社会情動的スキルとの接点を考察した。すると,絵本の読み聞かせが幼児の社会情動的スキルの分類の各要素を育成する可能性を見出すことができた。