出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.109, pp.22-27, 2006-11-10

記者K じゃあ早速、取材成果の報告会を始めようか。そういえば、Nは日薬大会の取材は初めてだったよな。記者N はい。日薬大会の取材って、いつもこんなに大変なんですか。参加者が多くて、会場も離れていて……。記者O 今回は、決して交通の便が良いとは言えない福井市が開催地だったけど、5200人が参加したらしいね。
著者
井手口 直子 須藤 幸雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.115, pp.PE5-7, 2007-05-10

高血圧などのため、2年前から月2回、近所の内科診療所に通院している72歳のIさん。夜中に何度も目が覚めるとのことで、半年前に抗不安剤のリーゼ(一般名:クロチアゼパム)と睡眠導入剤のマイスリー(酒石酸ゾルピデム)が追加され、4カ月前に睡眠導入剤がハルシオン(トリアゾラム)へと変更された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.132, pp.67-70, 2008-10-10

「どうぞお大事に」。たんぽぽ薬局長森店(岐阜市)のカウンターで、管理薬剤師の多田麻奈美氏が患者を見送る。すぐ横の壁に貼られたポスターには、双葉の中から赤ちゃんが顔を出すピンク色のマークを囲む形で、「子育てサポートしています 2007年認定事業主」との文字が記されている。 このマークは「くるみん」という愛称で呼ばれる認定マーク。
著者
坂井 恵
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.179, pp.34-38, 2012-09

トクホとは、特定保健用食品の通称で、体の構造や機能に影響を与える成分を含み、「おなかの調子を整える」といった特定の保健の用途を表示することが消費者庁から許可されている食品のこと。そのパッケージには、両手を広げた人と「消費者庁許可」の文字がデザインされたマークが付いている。 トクホの制度ができたのは、今から約20年前の1991年。
著者
大津 史子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.164, pp.PE13-15, 2011-06

1983年、神戸女子薬科大学卒業。滋賀医科大学外科学第2講座勤務を経て、名城大学薬学部専攻科に入学。87年に同大学薬学部医薬情報センターに入職、同学部医薬品情報学講師などを経て、2008年から現職。症例70歳男性。夜中に、激しい胸痛を感じて目が覚めたが、何とか翌朝まで我慢して、医療機関を受診した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.114, pp.22-24, 2007-04-10

既に後発品対応が当たり前になっている先駆的な薬局では、試行錯誤の末にさまざまな工夫を編み出している。スムーズな説明法や医師の信頼を得るフィードバック法など、すぐに役立つ後発品対応のコツを紹介する。Point1 患者対応ポスターやチラシで後発品対応をアピール 後発品に興味はあるけど、言い出しにくい——。
著者
児玉 孝 倉沢 正樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.126, pp.40-42, 2008-04-10

児玉 私は今、会員の間に、薬剤師は今後どうなっていくのか、あるいは日本薬剤師会の組織としての方向性をどうしていくのかを具体的に示してほしいという気持ちが非常に強まっていると感じています。そういう会員の声を具現化するのが会長の仕事ですから、とにかくやろうという意欲を新たにする一方で、責任の重さを痛感しているというのが現在の心境です。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.135, pp.16-18, 2009-01-10

週刊誌『AERA』で耳目を集めた「3割失業」という10年後の薬剤師像。その根拠は、厚労省が発表した需給予測だ。需要が伸び悩む一方で、薬学部の増加により薬剤師の供給数が急増するというのだが──。 「あれ、読みましたか」「衝撃的なタイトルでしたねぇ」──。2008年7月、全国各地の薬剤師の間でこんな会話が交わされた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.192, pp.51-55, 2013-10

手間を掛けずに医薬品の欠品を出さないで過剰な在庫を減らしたい─。こうした思いから、ピノキオファルマでは自作でシステムを開発した。発注システムでは数量などの決定を"半自動"で行うようにした一方、加盟するフランチャイズの全店舗の在庫を確認・調整…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.157, pp.49-52, 2010-11

ある平日の昼休み、フタツカ薬局垂水駅前店(神戸市垂水区)の奥にあるスペースで、薬剤師と事務スタッフ4人による「スマイル会議」が始まった。 スマイル会議とは、同薬局で月1回開かれる、患者サービスの向上を目的とする会議だ。「○月○日の振り返りノートによると、受付順と投薬の順番が前後したことに対してクレームがあったようです」。
著者
河野 紀子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.162, pp.38-41, 2011-04

処方箋通りに調剤したら、過剰投与で患者が死亡─。虎の門病院で2005年に起きた医療事故をめぐる裁判で、薬剤師に対して処方医と同額の支払いを命じる判決が下された。判決は"漫然とした"調剤や鑑査業務を厳しく戒める内容となった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.109, pp.57-59, 2006-11-10

かゆみは一年を通して表れる症状だが、それらを引き起こす原因は季節によって異なる。夏は蚊やブヨなどが発生しやすく、虫刺されによるかゆみは年齢や性別に関係なく発症する。 虫刺され用剤の売り上げは、最高気温が20℃を超す5月の中旬から伸び始め、9月ごろまで好調が続く。ピークを迎えるのは7〜8月だ。
著者
井手口 直子 伊藤 由香里
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.121, pp.PE13-15, 2007-11-10

しつこい咳が続くため、1週間前に、母親に連れられて自宅近くの小児科を受診した2歳4カ月のKくん。小児科医からは、咳に対する対症療法薬として、鎮咳剤のアスベリン(一般名:チペピジンヒベンズ酸塩)と気道潤滑去痰剤のプルスマリン(塩酸アンブロキソール)、気管支拡張剤のメプチン(プロカテロール塩酸塩水和物)の3種類のシロップ剤が処方された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.136, pp.57-60, 2009-02

阪急電鉄神戸線の西宮北口駅。駅前のロータリーからぐるりと周りを見渡すと、「日能研」「Z会」「アップ教育企画進学館」「関西個別指導学院」「浜学園」「東進衛星予備校」──。そこここのビルに、進学塾や予備校の看板が掲げられているのが目に入る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.117, pp.21-25, 2007-07-10

薬剤師の職場は、製薬企業から病医院、薬局までと幅広く、転職先や転職理由も多岐にわたる。経験者たちは、何をきっかけに転職を思い立ち、どう行動し、どのような転職を果たしたのか。6人の体験談を紹介する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.117, pp.56-58, 2007-07-10

今回は、患者が薬局内に同伴したペットが原因となり、ほかの患者に健康被害が生じた事例を取り上げる。ペットを伴ったまま薬局内に入店した患者に対し、薬剤師はペットの同伴を遠慮するよう求めたが、その交渉中に、犬アレルギーを持つ小児患者が両親に連れられて来局。
著者
三上 彰貴子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.170, pp.72-76, 2011-12

製薬会社勤務後、経営学修士(MBA)を取得。コンサルティング会社勤務を経て2005年より現職。医療分野のコンサルティングなどを行う傍ら、OTC薬に関する寄稿や講師としての活動も行う。薬剤師。年末年始は、忘年会・新年会など外食や飲酒する機会が多くなるシーズンである。また、年末は仕事が忙しく、ビジネスマンはストレスがたまりがちだ。
著者
大滝 隆行 土田 絢子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.124, pp.20-29, 2008-02-10

昨年4月からすべての薬局に「安全管理体制の整備」が課せられたが、業務手順書を作っただけで、調剤の仕方にまで踏み込んだ検討を行った薬局は少ないのではないか。濃度の異なる倍散を取り違え患者を死亡させたとして、薬剤師が業務上過失致死容疑で書類送検された事件は記憶に新しい。散剤や液剤の調製で誤りを犯したら、鑑査では発見しにくい。
著者
菅野 彊
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.143, pp.PE13-15, 2009-09

副作用の機序別分類における「薬物過敏症」には、初回服薬時から現れる、患者の特異体質による過敏な症状と、2回目以降の服薬時に抗原抗体反応によって生じる薬物アレルギー性副作用の二つがある。 今回から、三つの機序別分類を一つずつ詳説していくが、その最初に「薬物過敏症」を取り上げたのは、副作用のうちで臨床上、最も重要なのが、この薬物過敏症の見極めだからである。
著者
松村 成一 永田 智
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.177, pp.PE13-16, 2012-07

順天堂大学医学部附属静岡病院小児科は、大学病院としての高度医療を心掛けながら、静岡県東部の地域医療の拠点として小児の救急・時間外診療にも積極的に取り組んでいる。「患児の中には、短期間であっても『薬が飲めない』という子が多くいるので、薬剤師の方々には、飲みやすい味の後発品の提案や賦形の工夫など、小児科のチーム医療の一員として積極的に診療に関わっていただきた…