出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1152, pp.30-34, 2002-07-29

2001年末。インテルの共同創設者、ゴードン・ムーア氏が、環境保護を対象としたものとしては米国史上最高額となる2億6100万ドル(約300億円)を10年分割で寄付すると発表して話題を呼んだ。寄付先はワシントンに本部を置くNPO「コンサベーション・インターナショナル」。コンサベーションは「保護・保存」の意味。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.982, pp.24-29, 1999-03-15

日興証券は1999年1月、これまでの日本企業の常識を覆す、大胆な実力主義賃金制度を導入した。部門の業績や本人の営業成績などに応じて年俸が支払われ、年齢・入社年次が同じでも最大で約10倍の年収格差がつくというもの。入社8年目以上の管理職クラス約2000人が対象となった。 新制度の中身をざっと紹介しよう。まず、対象者全員に「ベース年俸」と呼ばれる固定給が支払われる。
著者
小池 百合子 井上 裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1353, pp.126-128, 2006-08-07

問 昨年はノーネクタイのクールビズが社会的現象になり、今年もトレンドとして定着しました。成功の秘訣を聞かせてください。 答 世間を騒がせてやろうと思っていましたから。おかげさまで騒いでいただきました。日本のビジネスマンからネクタイと名刺を取ったら、もう何も残らない人が多いので、 問 取りたくなってきた(笑)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1513, pp.128-131, 2009-10-26

2年前からニューヨークに転勤、一時帰国した40歳の男性ビジネスパーソン。10月初旬、久しぶりに東京・銀座を訪れて愕然とした。目抜き通りの中央通りには、「ユニクロ」、スウェーデン「H&M」、スペイン「ZARA」の大型店が並ぶ。年内には米国の「アバクロンビー&フィッチ」が日本で初出店する。「すっかりカジュアル衣料の街になってしまった」。彼はつぶやく。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1015, pp.55-58, 1999-11-08

世の女性は、誰もがこう願っているに違いない。「プラダ」「ルイ・ヴィトン」といった高級ブランドと同じ最先端のファッションを、格安で買えたらいいのに、と。スペインの衣料品店チェーンであるザラ(ZARA、正式な社名はインディテックスグループ)は、そうした女性の贅沢な願望に真正面から応えようとしている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1038, pp.28-31, 2000-04-24

iモードやEZウェブなどインターネット接続が可能な携帯電話の普及台数が急増する中で、最近では1つの傾向が見られる。大量購入の増加だ。 iモード成功の立役者の1人であるNTTドコモ・ゲートウェイビジネス部の夏野剛コンテンツ開拓担当部長は「数千台、数万台単位での購入が目を引く。我々の想像以上に企業がiモードを業務に生かそうとする動きが広がっている」と語る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1490, pp.64-68, 2009-05-11

「45%の上場企業が雇用調整を実施」——。内閣府がこのほど発表した調査によれば、従業員数の調整や、残業の抑制に乗り出している企業の増加が顕著となった。こうした企業では、現場も士気ダウンに陥りかねない。だが、逆に現場を生かして、この困難を乗り越えようとする企業もある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1159, pp.36-40, 2002-09-23

今年で創業55年を迎えたその店は、名古屋市の中心部にドンと構えている。6階建てビルの屋上と外壁には「コメ兵」の文字。古風な店名としゃれた外観は、新装オープンした地方の老舗百貨店を思わせる。 店内には磨き上げられたショーケースが据えられ、高級品の売り場には毛足の長いじゅうたんが敷き詰めてある。宝石や時計、ハンドバッグ、カメラ、衣料品…。
著者
濱 逸夫 飯田 展久
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1883, pp.92-95, 2017-03-20

「眠れる獅子」ともいわれたライオンの業績が今期、4期連続の営業最高益を見込む。安売りが染みついた企業体質から脱却。高付加価値路線で理念と業績の二兎を追う。組織には体力と筋力がつき、「もうすぐほえる」ところにまで来た。
著者
澤田 道隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1733, pp.130-133, 2014-03-17

2013年12月期に営業最高益を更新した花王。競合他社に比べて遅れていた海外事業も軌道に乗り始めた。経営陣を大幅に入れ替え、意思決定のスピード向上を図る。 問 2013年12月期に、営業最高益を更新しました。
著者
中山 泰男 東 昌樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1903, pp.78-81, 2017-08-07

5期連続で営業最高益と業績好調のセコム。東京五輪など商機も広がる。順風満帆なはずの同社に昨年5月、突然の社長交代劇が起こった。あれから1年3カ月、新生セコムについて語る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1433, pp.156-158, 2008-03-17

オフィスビルや百貨店、駅ビルなどの中に、ピンクやグリーンのポップなカラーが目にまぶしいガラス張りの空間を見かけたことはないだろうか。 中にはホワイトを基調にしたクッキングテーブルが配置してあり、エプロン姿の若い女性たちが数人集まって料理を作ったり、作り終えたものを皆で試食したりしている。
著者
谷口 智彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1077, pp.148-151, 2001-02-05

すわ危機到来と身を引き締めるには早過ぎ、自己満悦にふけるには遅過ぎる。グローバル資本主義の脈を取る場がダボスなら、今年ここスイスの小邑を包んだ空気は、いずれともつかない奇妙に弛緩したものだった。静かな退屈の中、森首相は現れた 当年のキーワードをあぶり出す場がダボスである。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1111, pp.196-199, 2001-10-08

「1年も経てば状況も変わり、新しい一歩を踏み出せていると思ったのですが、実際のところ、なかなか難しいですね」 長崎・ハウステンボス、その敷地のはずれにあるオフィスビルで1年3カ月ぶりに再会した同社元社長(現顧問)の神近義邦は、いつもの優しい笑みの中にやや困惑した表情を浮かべた。昨年6月、ハウステンボスはメーンバンクの日本興業銀行から202億円の債務免除を受…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1645, pp.94-97, 2012-06-11

土曜日の夕刻、神奈川県から東京都心へ戻る小田急線快速急行は、行楽帰りの客で混雑していた。裴英洙はつり革につかまりながらインタビューに答えていた。ふと口数が少なくなったなと思ったら、ぶら下がりながらうつらうつらしている。かなり疲れているようだ。 今朝は5時に起きてクライアントである神奈川県厚木市の病院で朝礼に参加。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1906, pp.44-48, 2017-09-04

「卡拉OK」「网吧」「麻辣火鍋」と延々立ち並ぶ外国人向け飲食店の看板、日本人客は1人もいない"アジアの香り"でむせ返る食品スーパー……。異国情緒などという生ぬるい言葉では形容できないほど外国化したエリアがJR京浜東北線A駅の周辺にある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.990, pp.59-62, 1999-05-10

今年4月末、東京・中央区にあるマンションのモデルルームに完成後の騒音を体感できる小部屋がお目見えした。総合建設会社(ゼネコン)の熊谷組が開発した騒音体感室だ。 1.4m四方の小さな部屋の壁にはパソコンとスピーカー、天井には低音域再生用スピーカーと高音域再生用スピーカーが取り付けられている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1907, pp.34-37, 2017-09-11

8月下旬の平日夜、東京都新宿区の歌舞伎町では満席近くになった居酒屋に若い男女がひしめいていた。彼ら彼女らは友人同士ではなく、この店でこの日初めて出会ったばかり。セクションエイト(東京都品川区)が運営する"婚活応援酒場"の「相席屋」だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1199, pp.108-111, 2003-07-07

東京・赤坂。色とりどりの飲食店が並ぶ繁華街の一角に、黒の建屋に白地の看板が異彩を放つ店舗がある。ラーメン店チェーンの幸楽苑だ。「昭和29年創業、390円」の文字が躍る看板に誘われてか、深夜でも客足は途絶える気配がない。その名前は焼き肉店を連想させるが、中をのぞくと誰もが一心にラーメンをすすっている。
著者
新井田 傳 山川 龍雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1668, pp.84-87, 2012-11-26

答 10月29日の北海道初進出店舗が500店舗目です。弊社の創業は昭和29(1954)年ですから、創業から数えると実に58年かけての達成です。私が18歳の時に父親から食堂を引き継いだ時から数えると50年。現在、外食産業で500店を超えているのは14社ありますが、恐らく50年以上もかけて500店舗になったのはうちくらいじゃないでしょうか(笑)。