著者
吉田 弘 百留 忠洋 石橋 正二郎 澤 隆雄 志村 拓也
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.127-136, 2011
被引用文献数
1

日本の深海技術とその応用が注目を集めている.これまでの技術開発は主として科学研究目的であったが,近年,日本の排他的経済水域内に有効な海底資源があることが分かってきており,広大な日本の領域で効率良く資源探査をするための技術開発が必要とされている.独立行政法人海洋研究開発機構 (JAMSTEC) は長年にわたり深海技術を蓄積しており,世界でもトップクラスの自律形無人探査機等を開発してきている.本論文では,これまでに開発してきた無人探査機とその要素技術について解説し,その資源探査への応用例と今後の展望について述べる.
著者
道下 尚文
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.15, pp.15_18-15_24, 2010-11-25 (Released:2011-06-01)
参考文献数
24

近年,左手系媒質あるいは負屈折率媒質と呼ばれるメタマテリアルに関する研究が非常に盛んである.メタマテリアルでは誘電率と透磁率が同時に負となる周波数領域で電磁波は伝搬できる.誘電率あるいは透磁率のどちらか一方のみが負となる場合,電波は伝搬することができない.このように,メタマテリアル技術を用いると電磁波の伝搬の設計範囲が広がることから,アンテナやマイクロ波回路の分野で様々な応用例が報告されている.本論文では,電波を遮断する周波数帯域を持つEBG(Electromagnetic Band Gap,電磁バンドギャップ)構造について解説する.
著者
平田 晃正 大西 輝夫 渡辺 聡一
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.312-320, 2012
被引用文献数
2

ユビキタスネットワーク社会の到来により,電波が一般生活の至るところで利用される一方,電波の安全性に対する関心が高まってきている.しかしながら,電磁波の人体への作用は周波数により異なる.本論文では,電磁波の生体への作用を述べ,電波に対する防護ガイドラインの根拠について概説するとともに,現在の研究動向について述べる.また,電波防護ガイドラインに基づく,無線通信機器に対する防護ガイドラインの適合性評価法の標準化動向についても示し,今後の研究課題について紹介する.