著者
佐竹 澪 橋本 典久 橋本 直
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.209-219, 2019-09-30 (Released:2019-09-30)
参考文献数
19

Photography is trimming of spatiotemporal information of the real world. The clues to know behind the scene of photography will exist in the outside of the photo, such as the surrounding situation, the photographer's motivation, and the process of the shooting. We propose a photo media "Behind the Photo" showing behind the scene of photography. Our proposed method shows photography experience by presenting the frame and the taken photo on the spherical video. We believe that our method will provide a way for photographers to make their content more enjoyable and attractive, and help appreciators to understand the presented photos. In this research, we developed a camera device and a viewer for "Behind the Photo", and evaluated the experiences of photography and appreciation.
著者
橋本 直樹
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.105, no.8, pp.492-499, 2010 (Released:2016-01-25)
被引用文献数
1

日本の酒について,現在に至るまでの各時代において酒の果たした役割,人との関わりあるいは飲まれ方などを改めてまとめて戴いた。特に最近の酒類の消費動向を詳細に解析して,日本人の飲酒に対する考え方が大きく変化し,かつその方向性をも見失っている時期に突入している事に警鐘を鳴らすとともに,今まで日本が辿ってきた酒の歴史を再度振り返る事の中に各酒類が低迷から抜け出すヒントがあるのではとのご指摘を戴いた。
著者
千葉 麻由 橋本 直
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:21888914)
巻号頁・発行日
vol.2020-EC-55, no.13, pp.1-6, 2020-03-11

分身という表現はこれまで多くのフィクションの中に登場し,特にゲーム作品においては敵を欺いたり攻撃範囲を広げたりするためのギミックとして用いられている.本研究では,VR における分身の操作を想定し,本体の動作と分身の動作を両立可能な操作手法を提案する.提案手法では,分身を VR 空間中にある基準点に対して本体と常に対称な位置に表示する.本体と分身が互いに逆方向に移動することで,ユーザの行動範囲を拡大できる.本稿では,提案手法の検証のために風船割りゲームを実装し,評価を行った結果について報告する.
著者
平野 祐也 橋本 直
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:21888914)
巻号頁・発行日
vol.2020-EC-55, no.14, pp.1-8, 2020-03-11

本研究では,剣撃体験に主眼を置いた VR アクションゲームにおいてユーザに身体能力の限界以上の速度で行動していると知覚させることを目的に,ユーザの高速な動作に同期した剣の透明化と時間スケール変換を行う手法を提案する.上空から落下するオブジェクトを剣で斬る実験において,剣の透明化の有無,時間スケール変換の有無,効果の発動条件などを比較した結果,発動条件に関わらず時間スケール変換を行うことで,爽快感や剣を速く振っている感覚が向上することが明らかになった.また剣の透明化によって,ユーザが無意識に爽快感や剣の振りやすさを感じる場合があることを確認した.
著者
浅野 日登美 橋本 直
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:21888914)
巻号頁・発行日
vol.2020-EC-55, no.15, pp.1-8, 2020-03-11

アクションゲームでは難易度の高いステージにおいて正確なボタン操作が要求されることがある.正しいボタンを正確なタイミングで入力することは初級者にとって困難となる場合が多く,上級者でもクリアまでに多くの時間を要することもある.本研究では,手本プレイ動画を見ながらゲームコントローラへの模倣入力を行うことでボタン操作を学習するシステムを提案する.提案システムでは,手本プレイ動画の再生と連動した手本のボタン入力状態表示と,手本と学習者のボタン入力の一致度の提示を行う.本稿では,2D アクションゲームを対象に行ったシステムの実装と評価実験の結果について報告する.
著者
橋本 直輔
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空学会誌 (ISSN:00214663)
巻号頁・発行日
vol.9, no.93, pp.309-312, 1961-10-05 (Released:2009-05-25)
参考文献数
3

As a result of some simple experiments on the characteristics of jet-reaction rotor blades, the author found the existence of the pitch angle which makes hovering thrust of rotor maximum regardless of the thrust of tip jet. By some analyses, he then confirmed its existence, and investigated how the lift slope and drag coefficient of wing section affect the value of optimum pitch angle. Comparing the results of analysis with those of experiment, there found some discrepancies, on which the ambiguous characteristics of the blade-root portion seem to have a great influence, and further investigations, especially the Practical method to estimate the effects of this blade-root portion on rotor thrust and torque must be studied.
著者
西川 尚志 橋本 直
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:21888914)
巻号頁・発行日
vol.2020-EC-55, no.27, pp.1-6, 2020-03-11

日常生活の中には行為に付随して音が発生するものがあり,そのような音の聴覚フィードバックが行為のパフォーマンス向上につながることが示唆されている.我々は本来音の発生しない行為であっても,その行為と連動した音を提示することで同様の効果が得られるのではないかと考えた.そこで本研究では読書に着目し,文字表示に同期した効果音を提示することで文章の理解度や物語への没入感にどのような影響があるかを調査した.本稿では実験のために開発した電子書籍リーダーについて説明し,提示方法として,文字数に基づいた効果音提示,音韻数に基づいた効果音提示,無音の 3 条件を比較した結果について報告する.
著者
竹永 正輝 橋本 直
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:21888914)
巻号頁・発行日
vol.2020-EC-55, no.16, pp.1-8, 2020-03-11

ゲーム内でカスタマイズ可能なアバターを作成する機能として,キャラクターメイキングがある.既存 UI では作成できるアバターのバリエーションの増加に伴ってデザインにかかる作業負担も増加する.そこで本研究では,モデルの連続変化映像の推薦からキャラクターメイキングを行う手法「SteerMorph」を提案する.提案手法では,StyleGAN によって生成されたアバター画像をアニメーションとして提示する.ユーザは提示画像に対して気に入った度合いを入力する.システムは一定の評価データ蓄積後に対話型進化計算を行い,ユーザの好みを反映させた出力画像を提示する.これらの処理は繰り返し行われ,ユーザはアニメーションを見ながら 1 軸のスティック操作を行うだけでアバターを作成できる.本稿では,顔画像を対象とした実装を行い,評価実験を行った結果について報告する.

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著者
橋本 直樹
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.128-132, 1980-02-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
28
著者
村上 幸乃 橋本 直
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2022論文集
巻号頁・発行日
vol.2022, pp.84-85, 2022-08-25

後ろを振り向くという行為は日常的な行為であるが,周辺環境によってはその行為がためらわれる場合がある.そこで本研究では首を回転させることなく,目の動きだけで周囲360°を視認可能な手法「Neckless」を提案する.提案手法では,アイトラッカによって水平方向の視線の角度を計測し,その3~4倍の角度に対応する方向の映像をヘッドマウントディスプレイ上に提示する.本稿では,バーチャルリアリティ環境でシステムを試作した結果について述べる.
著者
菊子 桃太郎 橋本 直
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2022論文集
巻号頁・発行日
vol.2022, pp.71-74, 2022-08-25

近年,VRの体験を充実させるために,さまざまな触覚提示の手法が提案されている.我々はこれまでの研究で,頭部への物体の侵入感を,ヘッドマッサージャを用いて提示する装置を開発した.この装置を利用した作品において,頭部に植物が根付いていくような感覚を提示できることを確認しているが,その生起メカニズムについては科学的に解明されていない.本研究では,頭部において侵入感が生起する条件について調査するために,刺激の移動距離,移動速度,提示箇所の数について比較する実験を行った結果,刺激の移動距離,提示箇所の数が増加すると,知覚する侵入感が大きくなることが示唆された.
著者
橋本 直己 櫻井 淳一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.J60-J63, 2013 (Released:2013-01-25)
参考文献数
5
被引用文献数
1

We propose an interactive projection mapping that provides ultra-realistic effects by mixing realistic and diverse visual effects with the users interactions. To achieve high quality and real-time generation of the visual effects, we create pre-rendered movies with layered architecture including the target itself, its background, and additional effects. Based on the user's interactions estimated with a depth camera, the movies are superimposed for various visual patterns in real time. These movies are projected on a real space by using common 3D projection mapping techniques, and it feels like the resultant projection is part of the real world. In this research, we implemented a wall breaking game by throwing a virtual and an actual ball at a real wall.
著者
橋本 直樹 園生 遥 牛込 翔平 菊田 宏 永園 弘 廣津 登志夫 新村 正明
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT)
巻号頁・発行日
vol.2014-IOT-24, no.24, pp.1-6, 2014-02-20

Software Defined Networking (SDN) はプログラムによって動的に,かつ抽象化されたネットワーク制御を可能とする技術である.制御を転送機能から分離することでアプリケーションとの融和を可能にするアーキテクチャを持つ.本稿ではアプリケーションと連携したネットワーク制御の一つとして,認証基盤と連携したネットワークレベルでのアクセス制御の手法の実現について述べる.ここではキャンパスネットワークを対象とし,大規模ネットワークで一般的なディレクトリサービスである LDAP を用いてネットワーク自体へのアクセス権限を管理する.アクセス権限に付随する属性情報によって内部ネットワークで提供される Web コンテンツへのアクセスを制限することで,より柔軟かつ簡便な制御を行う仕組みを提供する.
著者
山崎 永尋 尾崎 紘子 谷 耕一 橋本 直樹
出版者
北海道農事試驗場北農會
巻号頁・発行日
vol.79, no.4, pp.419-424, 2012 (Released:2013-07-30)

アスパラガスに発生する条状傷が,再現試験によりツマグロアオカスミカメによる被害であることが確認された。アスパラガスが萌芽する5月中旬から本種の越冬卵が孵化し,同時に被害が始まり,収穫期間が終了する6月中旬頃に成虫になる。その後,株養成のために立茎されたアスパラガスに産卵された2世代目が増殖して越冬卵を産んで翌年の発生源に事が確認された。防除薬剤の検討を行ったところ,散布後時間が経過すると効果は認められず,有効な解決策は見いだせなかった。
著者
梅林 大督 永井 利樹 西井 翔 橋本 直哉
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1211-1223, 2021-11-10

Point・頚椎後方除圧術には複数の手術手技があり,各手術手技においても多くのバリエーションが存在する.また,各術式間の有効性の違いや優位性には未だ議論が残る.・実臨床においては,それぞれの術式の特性を理解して精通している手技を使い分けることが望ましい.・手術手技の詳細においても多様な考察の下にさまざまな工夫が行われているが,基本的な留意点は共通しており,これらを理解して手術を行うことが重要である.