著者
石原 恵子 原田 実穂 石原 茂和
出版者
日本感性工学会
雑誌
感性工学研究論文集 (ISSN:13461958)
巻号頁・発行日
vol.7, no.4, pp.709-716, 2008-06-30 (Released:2010-06-28)
参考文献数
10

Autonomous robots, which are becoming more widespread in Japanese homes and workplaces, perform such diverse functions as cleaning, or security patrolling. As people need to accept and understand these robots with which they may be in contact for extended periods, we studied Kansei in relation to the movements of robots. We observed the behavior of the people who participated in “a simulated workplace with robots experiment.”We developed six small simple robots of similar appearance but exhibited different behaviors in terms of their approaches to people; the combination of three types of movement and two types of wagging of the stick on the back. Each robot was evaluated on autonomism, Kansei, and affectiveness, anthropomorphism, safety and durability. According to the last evaluation after the session in three successive days, we concluded that approaching a person was interpreted as “cleverness”and wagging a “tail”as “charm.”The wag alone did not promote attachment but alleviated the aggression of the autonomous robot.
著者
松原 達郎 松原 行宏 石原 茂和
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18840833)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.107-117, 2015 (Released:2015-02-20)
参考文献数
24

In product development, a method of cost cutting is required for manufacturing prototypes. Based on our recent research, we propose a low-cost prototyping system for subjective evaluation using a virtual environment. We call this method “Virtual prototyping using Kansei evaluation”. We determine the surface roughness and orientation, surface reflectance and transmission of surface-finished papers. Measured data are analyzed using directional statistics and subjective evaluation of surface-finished papers. As a result, we obtain the surface roughness and orientation, as well as the directional intensity of the surface-finished papers. We described the Kansei structures of subjective evaluation “thin”, “weighty”, “airy”, “hard”, and “tender” from kurtosis and luminance of surface reflections and transmissions. Using these techniques, it is possible to create surface appearances for virtual prototyping.
著者
石原 恵子 長町 三生 大崎 紘一 石原 茂和 辻 昭雄
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.9-16, 1998-02-15 (Released:2010-03-12)
参考文献数
14
被引用文献数
2 3

市販の色セロファンを使った75歳相当の透過率をもつ眼鏡を用いて, 高齢化に伴う眼の水晶体の黄変化を模擬体験し, 高齢者の視界が日常生活にどのような影響を及ぼしうるかを調査した. 食事の場面・買い物・道路で調査した結果, (1) 色が変わってみえるだけでなく, (2) 色による区別がつきにくくなる, (3) 液体など不定形のものが知覚しにくい, (4) 立体感や奥行き感が減少する, (5) 光るものがみづらい, ことがわかつた. 具体的には, 食品の鮮度を誤認したり飲み物の種類や量がわかりにくい, 商品の区別が困難, 段差への対処が遅れるなどの生活上の困難があげられた. 色紙を用いた実際の高齢者による色の同異判断実験では, 黄と白, 青と緑, 濃青と黒, 紫と濃赤という, シミュレーションで誤認しそうな色の組み合わせに対して同じように誤認する高齢者がいることが確認され, ヒアリングでもシミュレーションであげられた困難に関連する事柄があげられた.
著者
石原 恵子 石原 茂和 長町 三生 竹林 征三
出版者
日本感性工学会
雑誌
感性工学研究論文集 (ISSN:13461958)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.19-26, 2004-11-30 (Released:2010-06-28)
参考文献数
11
被引用文献数
1

The civil construction in a particular community should be given a name that appropriately reflects the climate and culture of the area (expressed as “fudo”in Japanese) where they are constructed, which will add social and culturalvalue to it. From the view of Fudo Engineering, the namer may well be required to have all the knowledge of the fudo of the area, however, it is not easy to acquire the adequate knowledge. Here, we will propose to use our newly developed computerized consultation system, which uses an electronic encyclopedia, to get the fudo information effectively. When the user inputs a name of the place, this system searches all the descriptions about it from the encyclopedia. The descriptive text includes the nature environment, origin, history and so on. Then, it automatically extracts the nouns and the adjectives from the text, and makes a word list semantically related to the each extracted word. The word list helps the user choose a word or coin a new word conceptually related to the community as a name for the construction
著者
木野 和代 岩城 達也 石原 茂和 出木原 裕順
出版者
Japan Society of Kansei Engineering
雑誌
感性工学研究論文集 (ISSN:13461958)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.33-38, 2006
被引用文献数
1

The purpose of this study was to explore the relationship between humans and objects they treasure using the analogy of interpersonal relationships. Four hundred and eighteen undergraduates were asked to name objects they were especially fond of. They then rated the likeness or similarity of these things to themselves and others, and they specified the reason they liked the objects. The results showed that certain objects carried with them strong metaphors for the subjects' interpersonal relationships. The study also analyzed the relationship between these metaphors and the reasons given by the subjects for liking the objects named. Although this was an exploratory study, the analysis of the relationship between humans and the objects might be useful for the development of new products that people will treasure.
著者
石原 恵子 石原 茂和 長町 三生 竹林 征三
出版者
Japan Society of Kansei Engineering
雑誌
感性工学研究論文集 (ISSN:13461958)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.19-26, 2004
被引用文献数
1

The civil construction in a particular community should be given a name that appropriately reflects the climate and culture of the area (expressed as "fudo"in Japanese) where they are constructed, which will add social and culturalvalue to it. From the view of Fudo Engineering, the namer may well be required to have all the knowledge of the fudo of the area, however, it is not easy to acquire the adequate knowledge. Here, we will propose to use our newly developed computerized consultation system, which uses an electronic encyclopedia, to get the fudo information effectively. When the user inputs a name of the place, this system searches all the descriptions about it from the encyclopedia. The descriptive text includes the nature environment, origin, history and so on. Then, it automatically extracts the nouns and the adjectives from the text, and makes a word list semantically related to the each extracted word. The word list helps the user choose a word or coin a new word conceptually related to the community as a name for the construction
著者
石原 茂和 石原 恵子 長町 三生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.82, no.1, pp.179-189, 1999-01-25
被引用文献数
6

感性工学では評価対象について質問紙を用いて, 被験者による評価実験を行う. この評価実験で得られるのは数十の言葉による多次元データである. 重回帰ベースの多変量解析では大量のサンプル数が必要となり, 現実の実験・分析ともに難しい点があった. 本論文では, 次元数に対して比較的少数しか現実には得ることのできない感性評価データを解析することを目的として, 自己組織化ニューラルネットワークの学習則を改良し, これを組み合わせることによって階層的クラスタ分析を行う方法であるarboARTを考案した. この方法では一般的な階層的クラスタリング手法に比べると, より少ない計算量で評価対象を感性評定値に従って階層的に分類することができる. また同時に, クラスタのプロトタイプがら, 感性と評価対象との関係を得ることができる. 実際の感性評価実験データを分析した結果, その分類能力は一般的な階層的クラスタリング法と同等であり, 他の多変量解析手法の結果とも共通性があった. 手法の汎用性を検討するために, 標準テストデータを用いて誤分類数と誤差を計測した結果, 良好な結果が得られた.
著者
長町 三生 西野 達夫 石原 茂和 松原 行宏 土屋 敏夫
巻号頁・発行日
2003 (Released:2003-04-01)

研究内容は以下の3点となる。1.感性工学によるネーミングシステムの構築と応用デザインデータベースの構築の一環として,もののネーミングを支援するシステムを構築した。これは橋やトンネルなど土木建造物の命名を支援することが当初の目的である。風土に関する資料や百科事典での記述をシードとする。日本語の意味概念階層辞書をデータベースに用いて,階層の上下,同一階層内での類似概念を調べ,シードから発想をふくらませた名前を提案するシステムである。これについては,感性工学会論文誌に掲載した。2.感性工学の基礎的デザインデータベースの構築とJavaベースのシステムの作成感性工学データの分析結果をWebで共有できるようにするために,角の丸み,直方体の辺の比率(これはヒューマンインターフェイス学会論文誌に発表),自動車インテリア,ヘアトリートメント容器の分析結果をデータベースにした。さらに,Javaで缶ビールの感性工学システムを作成した。3.デザインコラボレーションの実験とコラボレーションプロセスの分析スウェーデンリンシェピン大学と広島国際大学の学生間で,缶ビールを題材としてデザインのコラボレーションを行ない,そのプロセスを分析した。上で挙げたデータベースを用い,電子掲示板システムによるスケッチやCGデータの共有と意見交換,インターネットビデオフォンを使ったリアルタイムコミュニケーションを用いた。コラボレーションのプロセスを分析した結果,次のことが分かった。A.感性工学システムを使って,デザインと感性との関係をつかむことにより,互いに一度もあったことのない被験者どうしでもデザインの意図が互いに誤解無くやりとりすることができた。感性工学システムをネットでつかうことにより,国際的なデザインプロセスが促進されることが分かった。B.単に感性工学システムにある知識を使うだけでなく,それを土台として発展的にデザインプロセスが進んだ。システムにあるデザインと感性の関係を無批判に使うのではなく(例:もっとふさわしい色は別にないのか,など),議論とアイディアを出しあうことで創造性を引き出す触媒として使用された。C.文化間の差を刺激として創造的な発展を見せた。日本ではあまりないが,北欧では飲料メーカーがさまざまな冬季スポーツを援助している。この意見のやりとりから,"スポーティ"な要素を加味するためのアイディアが双方から活発にだされ,統合されて試作品が完成した。
著者
石原 茂和
出版者
日本感性工学会
雑誌
感性工学 (ISSN:18828930)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.17-23, 2008-12
被引用文献数
1
著者
栗田 雄一 石原 茂和 稲見 昌彦
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.105-111, 2018-09-01 (Released:2018-09-01)
参考文献数
5

本稿では,2016 年10 月にスイスで開催された義手競技,動力義足,エグゾスケルトン,電動車椅子,BCI ゲーム,FES 自転車の各競走から構成されたサイバスロン(Cybathlon)のあらまし,並びに人の身体的運動を支援する身体的ヒューマンロボットインタラクション技術について概説し,人間拡張工学の開く世界を展望する.
著者
宮崎 龍二 石原 茂和 原田 耕一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.93, no.3, pp.190-203, 2010-03-01

本論文では,形態測定学による形状分析のための標識点データを,三次元デジタイザで取得した形状データから自動的に作成する方法を提案する.標識点は対象間で相同と思われる場所に位置する必要があるが,標識点位置の相同性に関しては,完全に先見的に設定できるものではなく,対象に関する事前情報が必要であるため,自動的に標識点データを作成することは困難であり,従来では手動で標識点座標を取得していた.しかし,対象が三次元形状の場合は,必要な点数が多く,また対象間の相同な位置を目視で見つけることも困難な場合がある.本提案法では,車体形状が前・後面,上・底面,左右面の六面体に近い形状をしていることに注目し,計測データから作成されたメッシュモデルを対象間で対応する領域に分割し,分割された対応領域ごとに対応点を計算することで,車体形状を構成する面に関して相同と思われる位置に対応点が配置された標識点データを作成する.本提案法により作成された標識点は車体形状の形状特徴に基づいたものであるため,視覚的な感性評価を行うための形状分析に適している.
著者
石原 茂和 長町 三生
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.359-365, 1994-12-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
57
著者
石原 恵子 長町 三生 大崎 紘一 石原 茂和 辻 昭雄
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.9-16, 1998
被引用文献数
3

市販の色セロファンを使った75歳相当の透過率をもつ眼鏡を用いて, 高齢化に伴う眼の水晶体の黄変化を模擬体験し, 高齢者の視界が日常生活にどのような影響を及ぼしうるかを調査した. 食事の場面・買い物・道路で調査した結果, (1) 色が変わってみえるだけでなく, (2) 色による区別がつきにくくなる, (3) 液体など不定形のものが知覚しにくい, (4) 立体感や奥行き感が減少する, (5) 光るものがみづらい, ことがわかつた. 具体的には, 食品の鮮度を誤認したり飲み物の種類や量がわかりにくい, 商品の区別が困難, 段差への対処が遅れるなどの生活上の困難があげられた. 色紙を用いた実際の高齢者による色の同異判断実験では, 黄と白, 青と緑, 濃青と黒, 紫と濃赤という, シミュレーションで誤認しそうな色の組み合わせに対して同じように誤認する高齢者がいることが確認され, ヒアリングでもシミュレーションであげられた困難に関連する事柄があげられた.