著者
岩宮 眞一郎 柳原 麻衣子
出版者
The Institutew of Noise Control Engineering of Japan
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.267-273, 1999-08-01 (Released:2009-10-06)
参考文献数
11

外国人が日本の音環境をどのように認識しているのかを明らかにするために, 福岡市内の大学に通うアジア系の留学生を対象とした音環境調査を行った。日本で聞こえ本国では聞くことのない音として,「暴走族の音」「飛行機の音」「カラスの鳴き声」「盲人用音響信号」などの回答を得た。これらは,「お寺の鐘の音」「山笠の音」といったステレオタイプの日本の音, 福岡の音ではない。日常ひんぱんに聞く音である。これらの音が, 外国人にとっての日本の音風景を特徴づけているのである。本国で聞こえ日本ではあまり聞くことのない音としては,「自動車の警笛」「会話」などがあげられた。日本の音環境の全般的な印象は, おおむね, 良好であった。
著者
宮川 雅充 中司 智之 青野 正二
出版者
The Institutew of Noise Control Engineering of Japan
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.53-59, 2002-02-01 (Released:2009-10-06)
参考文献数
24

本研究では, 視覚情報と聴覚情報が音環境の印象に及ぼす影響について検討した。刺激として5グループ30種類の音環境 (音と映像) を用意した。最初に音のみを, 次に映像のみを, 最後に音と映像を同時に被験者20名に呈示し, それらの印象をSD尺度上で評価してもらった。因子分析の結果, 水に関するグループでは, 聴覚情報よりも視覚情報が音環境の印象に強い影響を与えることが分かった。また, その他のグループでは, 視覚情報と聴覚情報が音環境の印象を緩衝させるように働いているものが見られた。
著者
岩宮 眞一郎 柳原 麻衣子
出版者
社団法人 日本騒音制御工学会
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.267-273, 1999

外国人が日本の音環境をどのように認識しているのかを明らかにするために, 福岡市内の大学に通うアジア系の留学生を対象とした音環境調査を行った。日本で聞こえ本国では聞くことのない音として,「暴走族の音」「飛行機の音」「カラスの鳴き声」「盲人用音響信号」などの回答を得た。これらは,「お寺の鐘の音」「山笠の音」といったステレオタイプの日本の音, 福岡の音ではない。日常ひんぱんに聞く音である。これらの音が, 外国人にとっての日本の音風景を特徴づけているのである。本国で聞こえ日本ではあまり聞くことのない音としては,「自動車の警笛」「会話」などがあげられた。日本の音環境の全般的な印象は, おおむね, 良好であった。
著者
山田 一郎 月岡 秀文
出版者
社団法人 日本騒音制御工学会
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.178-182, 2000-06-01
参考文献数
12
著者
半坂 征則 御船 直人
出版者
社団法人 日本騒音制御工学会
雑誌
騒音制御
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.189-197, 1997

近年, 鉄道において列車走行の高速化や環境基準適用の広範化, 厳格化に伴い騒音制御の必要性が増大している。鉄道騒音低減に寄与する高性能吸音材としてケイ砂等の無機質粒子を少量のエポキシ樹脂で結合した無機質粒子吸音材 (オトメイト) を開発した。無機質粒子吸音材の吸音メカニズムを詳細に検討するため, 粒子の形状因子と吸音特性の関係を評価した。その結果, 粒子結合型吸音材の吸音性能は大きな粒径依存性を有するがそれは主に流れ抵抗の粒径依存性に起因すること, 最大の吸音性能を与える最適粒径分布は約0.5mm~0.9mmの範囲にあること, 小さな粒径範囲において粒子形状の影響が顕著になる等の知見が得られた。
著者
藪木 智子 宮内 大輝 宮川 雅充 青野 正二 高木 興一
出版者
The Institute of Noise Control Engineering of Japan
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.101-109, 2001-04-01 (Released:2009-10-06)
参考文献数
25
被引用文献数
2

本研究では, 環境音に対する印象が年代によりどのように異なっているかを検討した。まずアンケート調査により, 6つの年代 (10代~60代) に音の好みを尋ねた。その結果, 6つの年代を2つに分ける場合, 青年 (40歳未満) と壮年 (40歳以上) で分けた時に, 好みに違いが表れる音が最も多くなった。次に, 各年代の人を対象に音と映像を用いて印象評価実験を行った。被験者には音のみを呈示した場合と映像を付加して呈示した場合について, 音の印象をSD法により評価してもらった。因子分析の結果, 視覚情報が与える印象の変化は青年の方が壮年より大きいことが示された。
著者
張 謹 上口 博司 北村 敏也 山田 伸志
出版者
The Institute of Noise Control Engineering of Japan
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.50-54, 1997-02-01 (Released:2009-10-06)
参考文献数
2

本研究では主に射出成形によって製造されたプラスチック歯車及び切削によって製造されたプラスチック歯車を使用し, 歯車試験装置を用いて, 歯車の軸間距離, トルク, 回転数, 潤滑剤の充填等が騒音に及ぼす影響について実験を行い, 平歯車の騒音特性を求めた。