著者
永幡 幸司 大門 信也
出版者
The Institutew of Noise Control Engineering of Japan
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.128-136, 2003-04-01 (Released:2009-10-06)
参考文献数
13

福島県下の全自治体を対象としたアンケート調査より, 各自治体における防災無線の設置状況, 及び, その運用状況を明らかにし, それらと, 各自治体の特徴を表す指標である市町村勢との関係について検討した。その結果, 防災無線の有無と市町村勢の間には直接的な関係がないこと, 防災無線を用いて放送される内容の間には, 防災情報, 行政情報, 農林水産情報, 学校情報, 選挙結果の順に社会的に容認されやすいという構造関係があり, 都市化の進んだ自治体であるほど, 社会的に容認される放送内容が少ないことが明らかとなった。

2 0 0 0 OA 乳牛と音

著者
吉本 正
出版者
The Institutew of Noise Control Engineering of Japan
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.84-89, 1989-04-01 (Released:2009-10-06)
参考文献数
26
著者
播摩 敏雄 曽根 敏夫
出版者
The Institute of Noise Control Engineering of Japan
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, pp.365-372, 2003-10-01

バイク用ヘルメットの装着が, バイク運転者による警笛音, 車輌の接近音などの到来方向に対する判断にどのような影響を及ぼすかを聴取実験によって調べた。ヘルメットは, 両耳を覆い, 音を遮断し, ヘルメット全体の振動を通して内部に音を伝えるため, 音源の認識や方向を誤らせる要因となる。聴取実験の結果は, 音源が被験者の前方にある場合に判定がやや良く, 側方や後方にある場合は判定が困難になる。また, ヘルメット装着時の方向判断は, 低い周波数帯域 (0.25, 0.5kHz) の音では, 遮音の影響よりもヘルメット内での反射や共振が方向定位に影響を与える。高い周波数帯域 (4, 8kHz) では, ヘルメット自体の遮音量が大きいことから, ラウドネスの低下が方向定位に強く関与していることが示された。
著者
吉久 光一 岡田 恭明 龍田 建次
出版者
The Institute of Noise Control Engineering of Japan
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.256-263, 2004-08-01 (Released:2009-10-06)
参考文献数
12
被引用文献数
2 1

本研究では, 大気の温度と湿度に依存する空気吸収による減衰の年間の変動特性を明らかにするため, 1時間間隔で観測された現実の気象データを用いたシミュレーション計算により, 空気の音響吸収による減衰を周波数ごとに求め, 種々の検討を行った。その結果, 1) 空気吸収による減衰は1年間の気象の変動に伴って大きく変化すること, 2) 夏季の空気吸収による減衰は冬季に比べて低音域と高音域で小さく, 中音域は逆に大きいこと, 3) 雨天の日の空気吸収による減衰は, 晴天の日よりも全体的には小さいが周波数によってその程度が異なること, 4) 夜間の空気吸収による減衰は昼間よりも小さいこと, などが判明した。
著者
村田 香 栗田 健
出版者
The Institutew of Noise Control Engineering of Japan
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, pp.337-342, 2003-10-01 (Released:2009-10-06)
参考文献数
5
被引用文献数
3