- 著者
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龍村 あや子
- 出版者
- 京都市立芸術大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 1999
3年間に渡って次の研究活動を行った。1)当該期間中に出版された著書・論文:アドルノの『マーラー』の単独訳出版(法政大学出版局)、アドルノの『音楽社会学』(平凡社)の解説執筆、「音楽と時間-世界化の時代の音楽時間論」(『民族芸術』)、ドイツで独語単行本に執筆"Wie die Zeit vergeht. Musikalische Zeit in West und Ost angesichts der Globalisierung."Musik in der Zeit. Zeit in der Musik(Velbruck Verl.)、「ワーグナー論における一つの流れ」(京都市立芸術大学音楽学部研究紀要)、「アドルノ理論と民族音楽学」『民族音楽学の課題と方法』(世界思想社)、「音楽社会学の課題と展望-近代化とグロバリゼーションをめぐって」『音楽(音文化)研究の課題と方法』(中部高等学術研究所)2)平成14年度に出版される予定の著書・論文:「グローバル化時代のアドルノ理論-音楽と自然の問題を中心に」『アドルノ論集』(仮題、平凡社)「パン・アフリカン・ミュージックと現代の音楽文化」民族音楽学を学ぶ人のために』(世界思想社)「ベートーヴェンの後期様式をめぐるアドルノの思索とその源湶」『角倉一朗先生退官記念論文集』(仮題、音楽之友社)3)研究発表 平成11年度:音楽学会大会シンポジウムでダールハウスのベートーヴェン論について発表。民俗音楽学会大会のシンポジウムでヨサコイ・ソーラン祭りについて発表。平成12年度:音楽学会大会でのシンポジウム「ドイツと日本1930 45」の企画・司会。東京ゲーティンステイテュート主催のシンポジウムでドィツと日本の音楽批評について発表。中部高等学術研究所で<近代化>と<グロバリゼーション>について音楽社会学的観点から発表。4)アジアの音楽文化の現状に関する予備調査を中国の西安市・寧夏回族自治区(11年)、インドのムンバイ・アグラ・ジャイプール・デリー(11年)において行った。5)研究資料収集をドイツ・イタリア・フランス・トリニダードトバゴで行った。