著者
味香 修 堀内 知一 岩井 一 平田 雄志 真田 秀夫
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学 (ISSN:03759253)
巻号頁・発行日
vol.32, no.10, pp.954-962, 1968-10-05 (Released:2010-10-07)

化学機械メーカーは, エンジニアリング会社, 単一機器メーカー, コンストラクター (建設会社) の三種に大別できる。現在, 化学工業の広い分野に対応するために専門化が非常に進みつつあるが, 一方コストダウンのため装置がintegrationしつつある。この専門化とintegradonとをいかに両立させるかということが, 工業プラントを経済的に有利に建設する鍵になっている。技術資料を収集し消化して, 経済的なプラントの設計を目的とするエンジニアリング会社で化工出身者に必要なことは, 基本としては, 安全, 経済, 運転を考えた設計能力を有することである。最近, 経済性を要求されることが多くなって来たので, 設計の手法としてコンピューターが頻繁に利用されており, また, コンピューター制御の方式も徐々に取入れられつつある。一方, 工場全体のintegrationになると, 電気, 土木, 建築の分野の人によってプロジェクトシステムがとられるが, プラントを経済的に使い易いものとするために中心となるのは, 化工出身者である。
著者
尚 〓善 今駒 博信 岡崎 守男 国友 猛
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.52-59, 1989-01-10 (Released:2009-10-21)
参考文献数
8

本研究は繊維質断熱材中のふく射伝熱量の推定法に関するものである.3種類のアルミナ-シリカ系繊維質断熱材の293K, 723Kにおける1.5~27μmの波長範囲に対する反射率および透過率をそれぞれ分光実験より求め, 4流束モデルを用いて単色減衰係数および散乱アルベドを算出した.ふく射に対する拡散近似が成立する場合に対してこれらの値を用いて350K~800Kのふく射伝熱の減衰係数を推定した.これとは別に, 373K~773Kの範囲の定常法伝熱実験結果より得た有効熱伝導度と既に著者らが報告している伝導伝熱モデルを用いてふく射の減衰係数を求め, 両者を比較したところ一致は良好であった.
著者
H. C. Hottel
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学 (ISSN:03759253)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.77-88, 1962-01-05 (Released:2010-10-07)
参考文献数
13
被引用文献数
1