著者
丹野 皓三
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科學. 生物篇 (ISSN:04393546)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.41-53, 1963-12-10

1 0 0 0 OA EPR法

著者
三野 広幸
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.67, pp.473-481, 2009-03-31

本稿では,はじめにEPR法の原理を紹介し,次に,X-band汎用EPR機による測定法の使用を想定し,光合成研究への応用例を紹介している.また,最近のより進んだEPR測定法についても簡単に紹介している.
著者
近藤 雅典
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.11-17, 2011

ギンガショウジョウバエ属は, 頭部から胸部にかけて特徴的な銀白色縦条を持っており, そのため, 同様に銀白色縦条を持つトゲアシショウジョウバエ属との分類の混乱が見られた. そこで, 本稿では, まずギンガショウジョウバエ属の分類変遷について概観し, トゲアシショウジョウバエ属との分類の混乱の実態を明らかにした. 次に, これまでのショウジョウバエ科のいくつかの系統仮説を紹介し, 本属および, これまでに類縁が示唆された属との系統関係について考察した. さらに, 銀白色縦条が非相同形質であることを明らかにしたYassin et al.(2010)の研究を紹介し, 最後に, ギンガショウジョウバエ属の今後の研究の方向性を示した.生物進化研究のモデル生物群としてのショウジョウバエ. 北海道大学低温科学研究所編
著者
荒川 政彦
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.113-121, 2008-03-31

氷衛星上の衝突クレーターや外惑星領域における惑星・衛星の衝突集積過程に関連して,氷を用いた高速度衝突実験が行われている.氷の衝突実験は融けやすい氷の取り扱いに問題が生じ精度の高い実験をすることが難しかったが,衝突実験装置自体を大型の低温室に設置することによりその問題が解 決され,研究が飛躍的に進歩した.特に氷中を伝播する衝撃波や破壊素過程の理解が進み,さらに弾丸にも氷を用いた高速度衝突実験が衝突速度700m/sまで可能となった.その結果,氷クレーターの形態変化やスケール則及び氷の衝突破壊強度が明らかになった.
著者
小島 賢治
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科學. 物理篇 (ISSN:04393538)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.115-129, 1970-03-31
著者
石田 完
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科學. 物理篇 (ISSN:04393538)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.157-169, 1959-11-20
著者
石田 完
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科學. 物理篇 (ISSN:04393538)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.141-149, 1963-03-10
著者
福田 正己 矢作 裕
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科學. 物理篇 (ISSN:04393538)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.325-327, 1978-03-25
著者
中塚 武
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.65, pp.49-56, 2007-03-23

近年、分析技術の発達により、樹木年輪に含まれるセルロースの酸素同位体比を古気候復元に利用する取り組みが進められている。酸素同位体比は、年輪幅や年輪の炭素同位体比と異なり、樹木自身の生理生態学因子の影響をほとんど受けず、もっぱら降水の酸素同位体比と相対湿度のみに依存して変化するため、日本のように降水量が多く森林内の樹木密度が高い地域においても、過去の水循環変動の復元等に利用できる。また、年層内の酸素同位体比の季節変動を詳細に測定することで、樹木から過去の月単位の古気候情報を取得することも可能になりつつある。
著者
前野 紀一 黒岩 大助
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科學. 物理篇 (ISSN:04393538)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.81-89, 1966-03-22
著者
岩渕 弘信
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.151-157, 2014-03-31

不均質な雲場における放射フラックスの空間分布は, 平行平板大気の放射フラックスの分布とは大きく異なる. 不均質雲場の放射の分布は, 雲が水平不均質であることによる影響と, 不均質媒体中での3次元放射伝達の影響を受ける. 本稿では, これらの効果について, これまでの研究からわかったことを概説する. 50~200kmの水平スケールの領域平均放射フラックスについては, 水平不均質性の効果を考えることで精度よく計算が可能となる. より小さい水平スケールでは放射の水平収束・発散が顕著になり, 局所的な放射フラックスは, 近傍の雲水の配置に強く影響されることが示される.