著者
杉山 尚子
出版者
山脇学園短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:03898814)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.1-7, 2006-03-31

This pilot study illustrates that the conceptual analysis of ordinary language helps the development of behavior analysis. There are two major approaches of modern psychology, cognitive psychology and behavior analysis. Each psychology accepts private events as the subject mater of each science, however the way of interpreting private events is completely different. In cognitive psychology, the private events are interpreted with using ordinary language directly and it remains folk psychology as a consequence. On the other hand, in behavior analysis, they are interpreted with redefined technical terms based on three-term contingency as a conceptual framework for analyzing behavior. However, this study shows the possibility of a new folk psychology in order to develop behavior analysis, through the conceptual analysis of the usage of "mind" ("Kokoro" in Japanese) in the Japanese verbal community.
著者
杉山 尚子 鷲見 潤子 佐藤 方哉
出版者
山脇学園短期大学
雑誌
山脇学園短期大学紀要 (ISSN:03898814)
巻号頁・発行日
no.40, pp.1-10, 2002

Twelve male and twelve female students who rarely bake cakes were given instructions on how to beat eggs. The students were divided into three groups according to the type of instructions: verbal instructions only (VI group), verbal instructions plus a videotape of the process (beating eggs) (VI+PC group), and verbal instructions plus a videotape of the product (the beaten eggs) (VI+PD group). The VI+PC group saw a videotape of an expert beating eggs. The VI + PD group saw a videotape of the eggs when they were finished by the same expert. The duration of beating eggs was shortest for the VI+PC group, while the quality of the resulting sponge cake was the best for the VI+PD group. Although videotape is often presented as a convenient modeling tool, behavior analysts need to determine what aspects of the videotaped model are effective in training new behavior.
著者
生駒 哲郎
出版者
山脇学園短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:03898814)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.A1-A19, 2003-12-21
著者
山本 元
出版者
山脇学園短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:03898814)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.51-71, 2007

国際関係における不確実性は,国際社会の無政府構造に起因する不可避的な現象と考えられてきた。しかし,この仮定は「自明」なのであろうか。このような大きな問題意識の下,本研究は以下の二点を明らかにする事によって,その自明性を相対化する。その一つは,国家が敢えて不確実性を作り出す(曖昧戦略を選択する,コミットメント問題を発生させる)ことが政治的に合理的となる局面が存在し,それが現在進行中の在韓米軍撤退事業にも表れていること。もう一つは,敢えて不確実性を作り出すことが,米国の帝国化の手段となりうること,(しかしながら)それが同盟国間においては「不適切な手段」であるため,その実施には同盟国の「同意」を要すること。その上で,その不適切性が無人化技術によって政治的に正当化されうる政治力学を説明する。以上の考察を通じて,米国の「帝国化」が,植民地時代のような明示的な「強制」に頼ることなく,(自覚的あるいは意図的に)不確実性を作り出すことによって,同盟国が積極的に「帝国」に協力(服従)するようになるメカニズムを指摘する。
著者
漆原 徹
出版者
山脇学園短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:03898814)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.1a-15a, 1998-12-21
著者
寺尾 清
出版者
山脇学園短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:03898814)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.33-78, 1998-12-21
著者
高見 昭
出版者
山脇学園短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:03898814)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.35-43, 1985-12-01
著者
シェレン キース A.
出版者
山脇学園短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:03898814)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.46-50, 2007

In a cooperative based classroom, students are taught to take responsibility for their learning and not to just expect to rely on the instructor for all of their learning. Jigsaw activities optimize the student's active participation time during class. A cooperative based classroom using a jigsaw activity can help students become better foreign/second language learners.
著者
木村 靖子 島田 玲子 松田 賢一 宅見 央子
出版者
山脇学園短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:03898814)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.16-26, 2004-03-10

近年,若年女性における食生活の乱れが問題になり,それとともに身体的症状を訴えることも多くなっている。本研究では,身体的症状で訴えの多い便秘と食生活,生活状況との関連性を検討するために,本学短大生47名を対象に連続した1週間の食事調査と生活状況,排便状況の調査を行った。47名のうち,1週間の排便日数が4日以下の22名を便秘傾向群,5日以上の25名を非便秘傾向群として統計的に比較した。その結果,便秘,非便秘にかかわらず本学短大生は食品の総摂取量が少なく,エネルギーおよび各栄養素の充足率がかなり低いのが特徴であり,予想以上に粗末な食事内容であることが示唆された。便秘傾向群と非便秘傾向群を比較すると,便秘傾向群は食品の総摂取量が有意に少なく,その結果としてエネルギー,たんぱく質,脂質,炭水化物,マグネシウム,亜鉛,ビタミン_B1,ビタミンB_6,食物繊維などの充足率が有意に低くなった。また,食事のとり方においても1日の喫食回数が有意に少なく,食事時間も不規則な傾向を示した。生活状況は起床時刻,就寝時刻ともに遅かった。以上の結果より,若年女性の便秘は食事の絶対量の不足と不規則な食事時間,夜型の生活パターンが起因していると考えられる。
著者
小関 正道 中川 敦子 寺尾 清
出版者
山脇学園短期大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

1、目的(1)アルカリイオン水が動物細胞に及ぼす影響を直接検討するために、メダカのえら細胞に与える影響を検討する。(2)アルカリイオン水がラットに与える生理的影響を、飼料条件、アルカリイオン水のpHおよびアルカリイオン水の原水の種類を変動させて検討する。2、方法(1)メダカを35℃のアルカリイオン水中に30分間入れた時と、常温で1ヶ月間アルカリイオン水中で飼育した時のえら細胞の形態学的変化を光学顕微鏡で観察する。(2)ラットを酸化した飼料とイオン交換水を原水としたpH10.5〜10.89のアルカリイオン水、市販固形飼料と水道水を原水としたpH10.5またはpH11のアルカリイオン水、またはAIN93飼料とミネラルウオーターを原水としたpH11のアルカリイオン水のそれぞれで飼育した場合の生理的変化を、血液生化学検査値や臓器重量の変化などにより検討する。3、結果(1)メダカを35℃のアルカリ性の水に入れた場合にはえら細胞が破壊されるが、同一pHのアルカリイオン水ではえら細胞は膨張するものの破壊されることはなく、アルカリ性の水に比べ影響が穏やかであった。常温で1ヶ月間飼育した場合にはアルカリイオン水による影響は認められなかった。(2)ラットにアルカリイオン水を摂取させると脾臓重量や胸腺重量が低下することがあり、免疫系への影響が考えられたが、ミネラルウオーターを用いた実験では結果が再現されず、また血清免疫グロブリン値にも変化がなく結論は得られなかったが、更に検討することが必要である。アルカリイオン水を摂取したラットの血清鉄濃度の低下は今回も観察されたが、常に再現される結果とはならなかった。アルカリイオン水摂取による血清脂質レベルの低下はしばしば観察され、特に中性脂肪レベルの低下は有意差にはならないもののほとんどの実験で観察されている。また精巣周辺重量がアルカリイオン水摂取群で低下傾向にあることからも、体内脂肪レベルの低下効果はアルカリイオン水摂取による生理効果として充分に考えられるものといえるので、この点を明白にする研究を早急に実施する必要がある。