著者
中田 豊久
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

写経プログラミングとは,プログラムの意味を理解していなくても「まず打ってみて実行する」という初学者に対するプログラミングの学習方法である.本研究では,この写経プログラミングがプログラミング学習にどのような効果を与えるのかを考察する.
著者
伊藤 日出男 林 新 中田 豊久 中村 嘉志 西村 拓一 山本 吉伸 國藤 進 中島 秀之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. UBI, [ユビキタスコンピューティングシステム] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.115, pp.105-110, 2003-11-18
参考文献数
21

我々は低消費電力携帯通信情報端末(マイボタン)を用いた,近距離測位通信システムによる情報サービスの研究を進めている.このシステムでは,端末局は反射率変調による低消費電力情報送信を行い,基地局である測位通信装置は,端末の位置や方向を取得し,赤外空間光通信でサービス情報の送受を行う.本報告では,液晶ディスプレイの背面の散乱板を再帰光反射板に交換した小型PDAを用いた,反射率変調による空間光通信の実装について述べる.
著者
坂本 竜基 中田 豊久 伊藤 禎宣 松岡 有希 小暮 潔 武田 英明
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第20回全国大会(2006)
巻号頁・発行日
pp.226, 2006 (Released:2006-12-07)
被引用文献数
2

本稿では、色付き傍線を用いたWeb文章を対象リソースとするイロノミーと名付けたフォークソノミーシステムを提案する。イロノミーは、3種類の色線を用いて文章の一部分をマーキングする一種のアノテーション入力機能とそのマーキングを色別に検索可能な検索機能、及び、社会的フィルタリングによる推薦機能を有する。また、JSAI2005のイベント空間支援の一環として運用した、発表概要を分類対象としたプロトタイプの説明と運用結果を述べる。
著者
中田 豊久 金井 秀明 國藤 進
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:03875806)
巻号頁・発行日
vol.48, no.12, pp.3962-3976, 2007-12-15

部屋の中でテレビのリモコンや携帯電話などをなくすことがある.本論文では,このような屋内での捜し物を手助けするシステムについて提案する.システムは,隠れた位置にある物であっても高い精度で位置を計測するために,超音波方式とActive RFIDからの計測値をパーティクルフィルタによって融合する.また,測定した位置をスポットライトで照らすことによって,ユーザに分かりやすく捜し物の位置を知らせる.このシステムを,構築した実験環境で性能試験を実施した.また,関連システムとの比較実験により,提案システムが捜し物を早く発見できることを明らかにした. : We propose a support system for finding lost objects indoors. The system employs active RFID and ultrasonic position detection to detect the position of a lost object. Even if a lost object is hidden by others, the system enables us to find the position by the two position detection devices. Since the system illuminates the position by using a spot of light, user can find it easily. From an experiment, we made clear ability of the system and the advantage of time to find it over a related system.
著者
伊藤直己 中田 豊久 三浦 元喜 西本 一志 國藤 進
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.30, pp.31-36, 2005-03-17
参考文献数
9
被引用文献数
2

本研究では,共通の興味を持っていながら,時間や場所が異なっているためにコミュニケーションに至らないような,非同期環境におけるインフォーマルコミュニケーションを支援するために,「らくがき」のメタファを拡張したコミュニケーション支援システムを提案する.本システムは,携帯情報端末(PDA)とRFIDシステムを組み合わせ,モノ(実世界オブジェクト)の様々な部分に対して仮想的な「らくがき」を行うことを可能とすることによって,実世界オブジェクトを介したコミュニケーションを実現しようとするシステムである.評価実験の結果,ある特定の実世界オブジェクトについて,部分を特定した書き込みを行うことが効果的であることを確認した.In this study, we propose a communication medium for facilitating informal communications in an asynchronous environment. It is often observed that people who have same interests cannot mutually communicate because they are not be present in a certain place together. To facilitate their having communications, we construct a communication medium that exploits good features of "graffiti." This medium allows people to mutually communicate through virtual scribbles on real-world objects by using PDAs and RFIDs. As a result of experiments, we confirmed that the usefulness of the medium when, in particular, people discuss on specific parts of a certain type of real-world objects.