著者
佐藤 和則 井上 正之
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.66, no.7, pp.356-359, 2018-07-20 (Released:2019-07-01)
参考文献数
5

加圧を伴わないサリチル酸の合成(コルベ法)の実験教材化を検討した。ナトリウムメトキシドを塩基としてセライト中でナトリウムフェノキシドを調製することで,中和における水の生成を回避しながら二酸化炭素との反応を円滑に進行させた。またセライト中でサリチル酸を遊離させて昇華することで,サリチル酸と残留フェノールとを分離した。得られたサリチル酸は,塩化鉄(Ⅲ)水溶液および炭酸水素ナトリウム水溶液との反応で検出した。
著者
柴田 考典 木住野 義信 鬼谷 信美 米津 博文 高野 直久 佐藤 和則 関 泰忠 重松 知寛 高橋 庄二郎
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.752-767, 1988
被引用文献数
4 2

The efficacy of Amfenac Sodium (Fenazox<SUP>&reg;</SUP>), nonsteroid anti-inflammatory agent on temporomandibular joint pain was clinically evaluated in 28 temporomandibular arthrosis patients. Amfenac Sodium dosage of 200 mg was given orally in 4 times daily for two weeks.<BR>The results were as follows:<BR>1) Temporomandibular joint pain and limitation of mouth opening because of pain improved remarkedly.<BR>2) Effectiveness of Amfenac Sodium was &ldquo;Excellent&rdquo; in 5 cases (17.9%), &ldquo;Good&rdquo; in 12 cases (42.9%) and &ldquo;Fair&rdquo; in 10 cases (35.7%).<BR>3) Side effects were observed in 8 of the 28 cases. Most of those 3 cases had slight gastrointestinal disorders and only two cases were dropped.<BR>4) The usefulness of Amfenac Sodium was in 3 cases (10.7%) &ldquo;Excellent&rdquo;, 13 cases (46.4%) &ldquo;Good&rdquo; and 10 cases (35.7%) &ldquo;Fair&rdquo;.<BR>It is suggested that Amfenac Sodium is useful for relief from temporomandibular joint pain in temporomandibular arthrosis patients.
著者
粂川 一也 小久保 温 佐藤 和則 川島 隆太 山田 健嗣 福田 寛
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.83, no.3, pp.308-313, 2000-03-25
被引用文献数
9

病院間における高速データ通信の需要には, コンピュータトモグラフィー(CT)等の画像データの転送や, ビデオ会議システムにより診断, 研究の議論を行うことなどがある.本論文では, 仙台市内の病院間に, 空間光伝送を利用した155Mbps ATM無線LANを構築し, 天候による影響を長期にわたって観測した.測定期間中, 霧及び降雪による回線断が発生したが, 降雨による回線断は観測されなかった.霧による回線断は早朝及び日没以降に発生しているので, 主な回線利用時間帯での影響は少ない.また, 全体を通して回線断の頻度は低く, 10Mbps以上での回線稼働率は99.4%であり, 空間光伝送によるLANの有用性が示された.