著者
関 良明 千葉 直子 橋元 良明
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J97-D, no.12, pp.1709-1713, 2014-12-01

手軽な情報発信手段であるTwitter経由の情報漏えいを企業は危惧している.本論文では,従業員のTwitter投稿者を対象にインターネットを使った質問紙調査を行い,業務に関する投稿経験と投稿意識について,職種,雇用形態・勤続年数,性別による傾向分析と,情報漏えい予備群の抽出を試みる.
著者
千葉 直子 関 良明 橋元 良明
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J97-D, no.12, pp.1714-1718, 2014-12-01

Twitter上で企業の未発表情報や,有名人等の顧客情報が投稿され,問題となる事件が頻発している.本論文では,民間企業に勤務するTwitter投稿者を対象に調査を行い,企業のリスク管理策の有効性について考察・提言した.
著者
山本 太郎 千葉 直子 植田 広樹 高橋 克巳 平田 真一 小笠原 盛浩 関谷 直也 中村 功 橋元 良明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 : IEICE technical report (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.124, pp.41-47, 2011-07-05

我々はインターネットの利用における安心について研究を行っている.初期グループインタビューの結果により,我々は「安心」そのものではなく,より認識し易い「不安」にまずは着目することとし,不安発生モデル仮説を立てた上で,東京都における訪問留置方式による質問紙調査,10ヵ国における国際電話比較調査,在日外国人グループインタビューを実施してきた.また,具体的なネットサービスに関するWebアンケート調査についても実施・分析中である.本論文では,これまでの取り組みのまとめとして,それらの概要について紹介する.
著者
千葉 直子 関 良明 堀川 裕介 橋元 良明
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.311-324, 2014-01-15

スマートフォンの急速な普及にともない,ネットワークサービスの利用環境はいっそう進展し,青少年の安全なインターネット利用は喫緊の課題となっている.本稿では,青少年にインターネット接続端末を利用させる保護者と家庭の状況に焦点をあて,子どものインターネット利用によるリスクに影響を与える要素を定性的調査によって整理し,家庭における対策レベルの向上施策を議論するためのフレームを与える仮説モデルを構築する.さらにスマートフォンを利用する中高生とその母親300組に対する定量的調査によって仮説モデルを検証する.その結果,子どものインターネット利用における主要なリスクである「プライバシー情報の露呈」「有害情報閲覧」「ネットでの出会い」それぞれのリスクに対する家庭内要素の相関モデルを示した.「プライバシー情報の露呈」「有害情報閲覧」に影響を与える家庭の要素として,規範意識や育児観に代表される保護者の考え方,家族関係,家庭内のルールや対策が存在することを明らかにし,「ネットでの出会い」については,家庭でのルールや対策との相関がなく,家族関係が寄与していることを明らかにした.また家庭内のルールや対策は,保護者の考え方に加えて,保護者のリスク学習経験および家族関係と相関関係があることを明らかにした.With the spread of smartphones, the degree of Internet usage has increased even more, and Internet safety is an urgent problem facing young people. Our research focuses on parents and the home situation of young Internet users. We construct a hypothetical model that provides a framework for discussing how to lessen the risk for young people using the Internet at home based on our qualitative analysis. Furthermore, we tested the hypothetical model based on a quantitative investigation of 300 smartphone-using junior and senior high school students and their mothers. The investigation results clarify the correlation model considering such factors as parenting concepts, family relations, in-home rules and measures as domestic elements that control the risk when children use the Internet. In addition, we clarify that home measures are related to family relations, the parents' learning experience regarding the risk of Internet use, and the implemented parenting concepts.
著者
山本 太郎 千葉 直子 間形 文彦 高橋 克巳 関谷 直也 中村 功 小笠原 盛浩 橋元 良明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 : IEICE technical report (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.231, pp.25-30, 2010-10-08
被引用文献数
4

我々は,インターネットにおける安心の研究の一環として,東京23区在住者500名を対象として,インターネット利用時の不安をテーマとした,訪問留置方式により質問紙調査を実施した.本論文では,その調査及び我々の研究の概要を述べるとともに,調査結果から得られたCGM利用者と非利用者の傾向の違いについて述べる.一例を挙げると,CGM利用者であるかどうかと個人情報書き込み等の不安の大きさとの間に有意な相関が見られ,CGM非利用者の方がより強く不安を感じていることが判明した.
著者
千葉 直子 藤村 明子 高橋 克巳
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.20, pp.115-120, 2009-02-26

インターネット上の違法有害情報問題に関して、そのなかでも特に社会問題化や国際動向により、喫緊の対策が求められている分野を取り上げる。具体的には、出会い系サイト、自殺誘引サイト、児童ポルノ、ネットいじめ、ネット上の犯行予告について、近年の状況や対策動向をとりまとめ、今後の方向性について述べる。Recently, illegal and harmful information on the Internet has become one of the important social problems in terms of public policy and child protection. In this paper, we focus on some problems requiring the urgent countermeasures because of international trend and social environment, such as dating sites, suicide sites, child porno distribution, cyber bullying and notice of crime on the Internet. We survey the recent circumstance, the trend of countermeasures and the future trend.
著者
千葉 直子 藤村 明子 高橋 克巳
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.20, pp.115-120, 2009-02-26

インターネット上の違法有害情報問題に関して、そのなかでも特に社会問題化や国際動向により、喫緊の対策が求められている分野を取り上げる。具体的には、出会い系サイト、自殺誘引サイト、児童ポルノ、ネットいじめ、ネット上の犯行予告について、近年の状況や対策動向をとりまとめ、今後の方向性について述べる。Recently, illegal and harmful information on the Internet has become one of the important social problems in terms of public policy and child protection. In this paper, we focus on some problems requiring the urgent countermeasures because of international trend and social environment, such as dating sites, suicide sites, child porno distribution, cyber bullying and notice of crime on the Internet. We survey the recent circumstance, the trend of countermeasures and the future trend.