著者
山本 太郎 植田 広樹 高橋 克巳 小笠原 盛浩 関谷 直也 小室 広佐子 中村 功 橋元 良明
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2012-GN-84, no.17, pp.1-8, 2012-05-10

我々は,インターネット利用に際する「安心」と「不安」に関する研究の一環として,9ヵ国の出身者を対象としたインターネット利用時の不安に関するグループインタビューを実施した.このインタビューは,日本を含む10ヵ国を対象とした同様の趣旨の国際電話調査結果の有用性の検討並びに各国の文化的・社会的背景を調査するために実施したものである.本稿は,日本との比較を交えつつ,前記グループインタビューの米国事例を報告するとともに,その結果により国際電話調査結果に対する考察を行うものである.
著者
山本 太郎 千葉 直子 植田 広樹 高橋 克巳 平田 真一 小笠原 盛浩 関谷 直也 中村 功 橋元 良明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 : IEICE technical report (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.124, pp.41-47, 2011-07-05

我々はインターネットの利用における安心について研究を行っている.初期グループインタビューの結果により,我々は「安心」そのものではなく,より認識し易い「不安」にまずは着目することとし,不安発生モデル仮説を立てた上で,東京都における訪問留置方式による質問紙調査,10ヵ国における国際電話比較調査,在日外国人グループインタビューを実施してきた.また,具体的なネットサービスに関するWebアンケート調査についても実施・分析中である.本論文では,これまでの取り組みのまとめとして,それらの概要について紹介する.
著者
中村 功
雑誌
第82回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, no.1, pp.319-320, 2020-02-20

本研究は、デルタニュートラル戦略で利益をあげる投資手法を実現することを目的としている。将来のボラティリティの転換点を精度よく予測できれば、デルタニュートラル戦略で確実に収益をあげることができる。 本研究は、日経ボラティリティインデックスおよび、日経225先物出来高に離散ウェーブレット変換を施し解像度変換した後、LSTM-RNNモデルにより、将来のボラティリティの予測を行う手法を取る。予測結果から将来のボラティリティ転換点を求めた後、投資期間を設定し、デルタニュートラル戦略をあてはめ、投資収益を狙う。得られた投資収益と勝率により、手法の精度評価を行う。
著者
中村 功
出版者
一般社団法人 電気設備学会
雑誌
電気設備学会誌 (ISSN:09100350)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.256-259, 2006-04-10 (Released:2015-06-12)
被引用文献数
1
著者
村野 一郎 常岡 英弘 飯野 英親 亀井 敏昭 中村 功 塚原 正人
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.75, no.9, pp.808-811, 2001-09-20 (Released:2011-02-07)
参考文献数
8
被引用文献数
7 7

Two patients were reported as having been infectd with Bartonella henselae after having contact with a dog. Both of the patients owned a dog, but had no contact with cats.One patient was a 10-year-old boy who had experienced a fever of 38-39°C for 11 days, as well as having bilateral cervical lymphadenopathy. The boy's serum IgM antibodies to B. henselae were negative on the 6th and 16th day of his illness, whereas his IgG value, using indirect fluorescence antibody (IFA) method, was found to be elevated from 1: 256 to 1: 1, 024. B. henselae DNA was detected, by PCR method, in swabs from the gingiva and buccal membrane of the dog with which the boy had been in contact. The boy was first treated with cefdinir (300mg daily) for 6 days without beneficial effect. He responded, however, to minocycline (100mg daily) with symptom resolution in four days.The other patient was a 64-year-old man who had experienced a fever of 38-39°C for 27 days, as well as having right inguinal lymphadenopathy. The man's serum IgM antibody to B. henselae was negative, although his IgG value, determined by IFA, was 1: 1, 024. In addition, B. henselae DNA was detected, by PCR method, in parafin-embedded tissue obtained from the biopsied inguinal lymph nodes. The man was treated with cefazolin (2g daily). His fever resolved, but his lymph nodes remained swollen. After a regimen of erythromycin (1, 200mg daily), the swelling in his inguinal lymphnodes gradually disappeared.Careful review of suspected CSD victims' history of contact with animals is important in making a prompt diagnosis of B. henselae infection.
著者
飯高 隆 中村 功 溝上 恵
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大學地震研究所彙報 = Bulletin of the Earthquake Research Institute, University of Tokyo (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.37-50, 1989-06-30

関東地方においては,これまでに地震波速度構造の不均質性について様々な研究がなされてきた.これらの研究の結果,太平洋プレート,フィリピン海プレートの沈み込みが示された.このように複雑な構造をした地域において,沈み込むプレートの形状を求めることは,大変重要なことである.東京大学地震研究所の日立(HIT)の観測点の地震波記録で,P波とS波の間に立ち上がりのはっきりした後続波が見られた.この研究では,この後続波が,沈み込む太平洋プレート上面でPS変換された波であることを明らかにし,この変換波を用いて沈み込む太平洋プレート上面の深さを求めた.このように変換波を用いる方法は,プレート上面の深さを求めるのに有効であることが知られている.この研究において,関東地方下で求められた太平洋プレート上面は,日立の観測点下で約60kmの深さに求まり,その面は2重深発面の上面にほぼ一致した.また,この深さはS波の反射から求められた結果(小原,1987)と矛盾しない.
著者
山本 太郎 千葉 直子 間形 文彦 高橋 克巳 関谷 直也 中村 功 小笠原 盛浩 橋元 良明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 : IEICE technical report (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.231, pp.25-30, 2010-10-08
被引用文献数
4

我々は,インターネットにおける安心の研究の一環として,東京23区在住者500名を対象として,インターネット利用時の不安をテーマとした,訪問留置方式により質問紙調査を実施した.本論文では,その調査及び我々の研究の概要を述べるとともに,調査結果から得られたCGM利用者と非利用者の傾向の違いについて述べる.一例を挙げると,CGM利用者であるかどうかと個人情報書き込み等の不安の大きさとの間に有意な相関が見られ,CGM非利用者の方がより強く不安を感じていることが判明した.
著者
飯高 隆 中村 功 溝上 恵
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.37-50, 1989-06-30

関東地方においては,これまでに地震波速度構造の不均質性について様々な研究がなされてきた.これらの研究の結果,太平洋プレート,フィリピン海プレートの沈み込みが示された.このように複雑な構造をした地域において,沈み込むプレートの形状を求めることは,大変重要なことである.東京大学地震研究所の日立(HIT)の観測点の地震波記録で,P波とS波の間に立ち上がりのはっきりした後続波が見られた.この研究では,この後続波が,沈み込む太平洋プレート上面でPS変換された波であることを明らかにし,この変換波を用いて沈み込む太平洋プレート上面の深さを求めた.このように変換波を用いる方法は,プレート上面の深さを求めるのに有効であることが知られている.この研究において,関東地方下で求められた太平洋プレート上面は,日立の観測点下で約60kmの深さに求まり,その面は2重深発面の上面にほぼ一致した.また,この深さはS波の反射から求められた結果(小原,1987)と矛盾しない.
著者
勝俣 啓 卜部 卓 森谷 正義 中村 正夫 瀬戸 憲彦 中村 功 溝上 恵
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.499-511, 1990-12-24 (Released:2010-03-11)
参考文献数
4

Explosion seismic refraction experiments were carried out in 1988 for the investigation of the shallow crustal structure in the volcanic island of Nii-jima, northern part of Izu-Bonin island arc, Japan. One hundred and eight seismograms were obtained at 54 temporary stations aligned on the three profiles arranged like a triangle on the island. The main features of the shallow crustal velocity structure revealed by the travel time analysis are as follows:1) Surfaces of high velocity layers are raised beneath volcanos in the island of Nii-jima.2) The structure mostly consists of three layers with P-wave velocities of 1.9km/s, 2.8km/s and 4.5km/s, respectively.3) A layer with a velocity of 1.5km/s exists over the 1.9km/s layer at two explosion sites in shore.4) There is no 1.9km/s layer beneath Mt. Acchi volcano in the northern part of the island.5) The top of the 2.8km/s layer is much shallower beneath Mt. Mineji volcano in the central part of the island and beneath Ajiaiso beach in the northwestern part of the island.6) Both top of the 2.8km/s layer and that of the 4.5km/s layer are much shallower beneath Mt. Acchi volcano in the northern part of the island.7) The 1.9km/s layer is thicker beneath the small plain in the central part of the inland, beneath the place between Mt. Mineji and Ajiaiso beach, and beneath Wakago village in the northern part of the island.