著者
後藤 由也 角南 陽子 菅谷 慶三 中根 俊成 高橋 一司
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
pp.cn-001598, (Released:2021-07-17)
参考文献数
30
被引用文献数
2

症例は,経過8年の起立不耐を呈した39歳女性である.Head Up Tilt試験で体位性頻脈症候群(postural tachycardia syndrome,以下POTSと略記)と診断した.抗自律神経節アセチルコリン受容体(ganglionic acetylcholine receptor)抗体が強陽性であり,自己免疫性自律神経節障害(autoimmune autonomic ganglionopathy)の治療に準じて免疫グロブリン大量療法を行ったところ,抗体価の減少とともに起立不耐が改善した.本例はPOTSの病態と治療選択肢のひろがりを考える上で貴重な症例である.
著者
後藤 由也 角南 陽子 菅谷 慶三 中根 俊成 高橋 一司
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.547-551, 2021 (Released:2021-08-30)
参考文献数
30
被引用文献数
2

症例は,経過8年の起立不耐を呈した39歳女性である.Head Up Tilt試験で体位性頻脈症候群(postural tachycardia syndrome,以下POTSと略記)と診断した.抗自律神経節アセチルコリン受容体(ganglionic acetylcholine receptor)抗体が強陽性であり,自己免疫性自律神経節障害(autoimmune autonomic ganglionopathy)の治療に準じて免疫グロブリン大量療法を行ったところ,抗体価の減少とともに起立不耐が改善した.本例はPOTSの病態と治療選択肢のひろがりを考える上で貴重な症例である.
著者
南 陽子
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
pp.1-213, 2013

早大学位記番号:新6407
著者
小南 陽子 相方 浩 平松 憲 田中 未央 苗代 典昭 中原 隆志 本田 洋士 長沖 祐子 村上 英介 宮木 大輔 三木 大樹 河岡 友和 高木 慎太郎 平賀 伸彦 柘植 雅貴 芹川 正浩 今村 道雄 兵庫 秀幸 川上 由育 高橋 祥一 佐々木 民人 茶山 一彰
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.110, no.3, pp.456-464, 2013 (Released:2013-03-05)
参考文献数
24
被引用文献数
1

症例は61歳男性.毎年,検診にて40mm大の肝嚢胞を指摘されていたが,2011年の腹部超音波検査にて肝嚢胞の増大を指摘.造影CT検査などの各種検査を行ったが確定診断に至らず,嚢胞周囲の軽微な胆管拡張の精査目的にてERCPを施行.その際の胆汁細胞診にて多量の肝吸虫卵を認め,肝吸虫症と診断.プラジカンテルの内服により肝嚢胞の縮小と血中肝吸虫抗体価の陰性化が得られ,肝吸虫の駆虫が確認された.
著者
堀田 裕弘 河合 良直 南 陽子 村井 忠邦 中嶋 芳雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.24, pp.31-36, 2000-03-03
被引用文献数
6

立体映像のQoSを考えるためには、符号化されたステレオ画像の品質評価技術が必要不可欠である。本稿では、符号化されたステレオ画像における画質劣化の見え方の相違や視差情報を考慮した画質評価モデルの構築を検討した。左右画像に対する符号化方式の影饗をなくすために、視差補償符号化ではなく、それぞれにJPEG符号化を施した。画質評価モデルとしては、edge部分やそれ以外のsmooth部分に関する歪要因を別々に取り扱い、さらに左画像のTexture特徴量や左右画像間の視差情報を加えることにより、高精度に品質評価の推定が行なえた。To consider the quality of service for stereoscopic image, it is necessary to develop a quality evaluation model for coded stereoscopic image. We propose a quality evaluation model of the coded stereoscopic color image. This evaluation model considers not only the distortions of the edge region and smooth region but also the texture features of the left image. In addition, this model also takes into account the disparity information between left and right images. Instead of the disparity compensated coded image, we employ the JPEG coded image for the subjective assessment test. As the results, the evaluation model is useful for coded stereoscopic image.