著者
土屋 昌明 鈴木 健郎 大形 徹 横手 裕 二階堂 善弘 山下 一夫
出版者
専修大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、地域の道教と洞天思想との関わり、各地の宗教施設のネットワークを考察した。また、その歴史的な経緯を考察した。十大洞天のうち、赤城山・括蒼山・委羽山・終南山・林屋山・句曲山・青城山・王屋山を実地調査し、それぞれの道観の現状、景観や洞窟などの地理的特徴について調査した。その成果の一部は『洞天福地研究』として発行した。以上により、洞天について具体的な叙述が可能となった。
著者
土屋 昌明
出版者
専修大学社会知性開発研究センター
雑誌
専修大学社会知性開発研究センター東アジア世界史研究センター年報
巻号頁・発行日
vol.4, pp.139-165, 2010-03-19

文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業オープン・リサーチ・センター整備事業
著者
拝 根興 土屋 昌明[訳]
出版者
専修大学社会知性開発研究センター
雑誌
専修大学社会知性開発研究センター古代東ユーラシア研究センター年報
巻号頁・発行日
vol.3, pp.63-76, 2017-03

文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業拜根兴「从新见入唐高丽移民墓志看唐代东亚人员流动」の訳
著者
神谷 武志 土屋 昌弘
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.70, no.11, pp.1271-1280, 2001-11-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
110

超短光パルスおよび関連技術の情報通信,計測分野への適用の試みについて展望する.まず,超短光パルスの基本的性質についてまとめた後,パルス発生と制御,超高速光通信システムと関連デバイス,波長分割多重,超高速光計測をレビューする.次いで,筆者らが行ってきた超高速光半導体エレクトロニクスに関する研究について紹介する: (a) 半導体レーザーからのfsパルス発生, (b) チャープ特性評価 (c) 全光スイッチ, (d) モード同期レーザーの安定化, (e) 光プロービング, (f) ミリ波フオトニクス,終わりに今後の展望についてA及する.
著者
関口 和雄 後藤 順久 吉田 直美 生江 明 新谷 司 高橋 紘一 小椋 喜一郎 李 忻 土屋 昌
出版者
日本福祉大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

「介護・福祉の経営学」の構築を目指し、サービスを提供する事業者の経営とマネジメントについて4つの焦点に絞って研究を行った。1つに、制度・政策と地域への環境対応における不確実性と不安定が揺らぎもたらし、経営の基盤の確立と自立が求められている。2つに、質の高いサービスの提供については、介護職をはじめ人材の育成と職場づくりが鍵になっている。3つに、介護・福祉人材の確保では、何よりも高い離転職に対応し定着をはかるため、職場における精神的サポートや学習支援、仕事の達成感や承認、キャリアビジョンの展望が大きく影響していた。4つに、財務・会計面について、会計ルールの確立、行政・監事・外部監査の整備といった基本的な問題が山積していた。
著者
土屋 昌弘
出版者
東京大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1995

将来の高速・高密度光記録用の光源として500nm以下の波長領域で十分な強度を発することのできる素子の模索が行われている。この方法には主として二つの流れがある。一方は禁制帯幅の大きな半導体材料を半導体レーザ構造に用いる方法で、他方は比較的短波長・高出力の半導体レーザと非線形光学結晶とを組み合わせた2次高調波発生(SHG)による方法である。前者はコンパクトで実装等には従来技術との整合性が良いが、半導体材料そのものによって到達可能な波長領域が制限される。後者は系がやや複雑になるものの、半導体よりは困難さの少ない非線形結晶さえあれば、前者の方法で到達した波長の少なくとも2分の1の波長領域まで到達できる。このような観点から、半導体レーザと非線形光学結晶の組み合わせは究極の短波長光源と成り得る。この考え方に対して、従来は非線形結晶の高性能化に重きが置かれた研究が主流であったが、筆者等は半導体レーザの駆動方法に改善の余地があることを見い出しその改善により「半導体レーザ+非線形結晶」からなる複合系の最適化を検討した。本年度は、SHG効率が基本波のパワーに比例することに着目し、励起光源である半導体レーザをパルス駆動させ、光パワーの2乗の平均値が最大となる動作モードを模索した。実験的には、(1)市販の690nmInAlGaP系半導体レーザを利得スイッチ法により駆動し約50psのパルス発生が500MHz繰り返し周波数で可能であることを見い出し、(2)それによって生ずるスペクトル広がりがSHG効率の劣化を招くことを指摘し、(3)その問題点に対して、レーザからの出力光の一部を回折格子により波長を選択しそれをレーザ自体に戻すことにより次のパルスの種としてスペクトルの狭窄化を図るセルフシ-ディング法を適用することによって、スペクトル半値幅を0.12nm以下とすることに成功した。このスペクトル幅は高効率のSHG素子または材料の波長幅と比較しても十分に狭く、簡単な理論的な予測によれば従来のCW光源に対して20培の効率向上が期待できる。