4 0 0 0 OA 6. 貧血領域

著者
倉賀野 隆裕 土谷 健
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.50, no.12, pp.758-760, 2017 (Released:2017-12-28)
参考文献数
8
著者
深澤 瑞也 竜崎 崇和 亀井 大悟 川合 徹 川西 秀樹 菅野 義彦 篠田 俊雄 田倉 智之 土谷 健 友利 浩司 長谷川 毅 本間 崇 矢内 充 脇野 修 村上 淳 米川 元樹 中元 秀友
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.57-60, 2021 (Released:2021-03-03)
参考文献数
3

透析患者の高齢化および長期間化によりシャント系アクセスの作製困難症例が増加しており,カテーテルでの透析を余儀なくされる患者も多い.一方,透析用カテーテル挿入手技は現在の診療報酬上,注射コードに分類されており保険点数はついているもののDPC施設ではその期間内,消耗品であるカテーテル代も含めて保険請求ができない.一方,中心静脈へのカテーテル挿入手技においては体表超音波装置やX線透視装置などの周辺機器の使用や,医師・看護師・技師も含めた人的な負担を要すること,また血管損傷などによる死亡例も含めた重篤な合併症を呈することもあり,改善が必要と考える.そこで保険委員会として今般,手技のタイムスタディーを含めた現状把握を行い,診療報酬改定への足掛かりとなるべく実態調査を行った.本結果を基に,外科系学会社会保険委員会連合を通して改定の要望を提出する方向である.
著者
糖尿病性腎症合同委員会・糖尿病性腎症病期分類改訂ワーキンググループ 馬場園 哲也 金崎 啓造 宇都宮 一典 古家 大祐 綿田 裕孝 繪本 正憲 川浪 大治 深水 圭 久米 真司 鈴木 芳樹 和田 淳 和田 隆志 岡田 浩一 成田 一衛 小岩 文彦 阿部 雅紀 土谷 健 加藤 明彦 市川 和子 北谷 直美
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.11, pp.797-805, 2023-11-30 (Released:2023-11-30)
参考文献数
20

わが国では2014年に改訂された糖尿病性腎症病期分類が広く用いられてきた.最近では,高齢化や肥満者の増加,糖尿病や高血圧症に対する新規治療薬の開発などを背景に,糖尿病患者に合併した腎臓病が多様化していることが指摘されている.そこで糖尿病性腎症合同委員会では,腎症病期分類を再度改訂する必要性を検討した.現時点では,アルブミン尿や推算糸球体濾過量に基づく2014年分類を変更する必要性を示唆する新たなエビデンスが発出されていないことから,今回の改訂では2014年分類の基本的な枠組みは変更しないこととした.ただし,日本腎臓学会のCKD重症度分類や国際的な表記との整合性を重視し,病期名を「正常アルブミン尿期(第1期)」,「微量アルブミン尿期(第2期)」,「顕性アルブミン尿期(第3期)」,「GFR高度低下・末期腎不全期(第4期)」,「腎代替療法期(第5期)」へ変更した.
著者
志熊 聡美 花房 規男 髙橋 郁太 吉嶺 朝陽 土谷 健
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.53, no.9, pp.453-459, 2020 (Released:2020-09-28)
参考文献数
27

【目的】経皮的血管拡張術 (PTA) の間隔を延ばすことで, 患者のQOL向上, 最終的には医療費の削減につなげられる可能性を考慮し, PTA後, 再PTAに至るまでの期間に影響する要因を検討した. 【方法】2017年1月1日~2019年12月31日にPTA施行歴 (初回PTAを除く) のある142名 (女性43名, 男性99名) を対象に, ① PTAで使用するバルーンの種類や径などのPTA因子, ② 原疾患や透析間体重増加量や血圧, 検査値などの患者因子, ③ 透析条件, 内服薬・注射薬の治療因子が, それぞれPTA施行間隔に影響するかを, 性別ごとの層別解析も含めて検討した. 【結果】PTA時の拡張圧が高いほどPTA間隔が有意に短かった (ハザード比1.05 (95%信頼区間1.01-1.10), p=0.012). また, ワルファリン内服群でPTA間隔が有意に短かった (ハザード比2.25 (1.27-3.97), p=0.005). 一方, 性別はPTA間隔との間に有意な関連はみられなかった. 【結語】PTA間隔に影響する独立因子として, 拡張圧とワルファリンが抽出された. もともとの血管の状況と関連している可能性が示唆されるが, PTA時には血管を愛護的に扱うよう心掛けたい. 一方で, 患者自身の努力でPTA間隔を改善しうる要因は検出されなかった.