著者
和田 正信 坂本 誠 杉山 美奈子 松永 智
出版者
一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.399-408, 2006 (Released:2008-01-25)
参考文献数
51
被引用文献数
6 4

Skeletal muscles induced to contract repeatedly respond with a progressive loss in their ability to generate a target force or power. This decline in function, referred to as muscle fatigue, has a complex etiology that can involve various metabolic and ionic factors. Of these, intracellular acidosis due to lactic acid accumulation has been regarded as one of the important causes of muscle fatigue that occurs with intense exercise. Recent surveys, however, have demonstrated little direct effect of acidosis on muscle function at physiological temperatures, and in fact several putative mechanisms by which intracellular changes can attenuate contractile function have been proposed. The most likely mechanisms to explain muscle fatigue include elevated inorganic phosphate concentrations that result from phosphocreatine breakdown, compartmentalized depletion of endogenous muscle glycogen and/or modification by reactive oxygen species that are produced extensively in contracting muscle fibers. This brief review seeks to examine how these three alterations contribute to muscular fatigue processes.
著者
坂本 誠 宇野 哲史 中島 定男 細谷 朋央 桑本 雄平 末吉 駿太郎 神部 敦司 黒崎 雅道
出版者
一般社団法人 日本脳卒中の外科学会
雑誌
脳卒中の外科 (ISSN:09145508)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.482-491, 2022 (Released:2022-12-28)
参考文献数
31

内頚動脈および中大脳動脈M1部の緊急大血管閉塞(emergency large vessel occlusion:ELVO)に対する機械的血栓除去術(mechanical thrombectomy:MT)は,内科的治療単独よりも患者の予後を改善することが示されている.ステントリトリーバー(stent retriever:SR)や吸引カテーテル(aspiration catheter:AC)を用いたMTでは,90%前後の高い再開通率が報告されているが,実臨床では,解剖学的な要因や病変の複雑さから通常のMTでは再開通が困難な複雑な症例を経験することがある.本稿では,臨床で遭遇する可能性が高い以下の6つの典型的な複雑な条件下でのMT症例を提示し,治療戦略と手技を文献的に考察した.①蛇行した血管走行による病変部へのアクセス困難症例,②頚動脈と頭蓋内のタンデム病変,③中大脳動脈 M2 セグメントより遠位部の病変,④椎骨脳底動脈閉塞,⑤頭蓋内動脈硬化性狭窄症(intracranial atherosclerotic stenosis:ICAS),⑥脳動脈解離.当院では,MT手技は主にSRとACのcombined technique を第一選択としている.combined techniqueの利点は以下の点である.①SRとACの両方で血栓を強固に把持することで,遠位塞栓(embolization in new territory:ENT)を減少させる.②遠位にSRを留置して,ACをSR内の血栓部位まで先進させることでSR展開長が短縮しかつSRとACの長軸方向が一致することで,SRの牽引時の血管直線化が減少し穿通枝引き抜き損傷が減少する.③SRを展開し遠位固定することで,SRに追従させてのACの遠位誘導が容易になる.予後を改善するためには,状況に応じてさまざまな治療戦略や技術を駆使し,常に1回のデバイス通過での完全な再開通(first pass effect:FPE)を目指すべきである.
著者
山田 崇史 三島 隆章 坂本 誠 和田 正信
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.32 Suppl. No.2 (第40回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.A0423, 2005 (Released:2005-04-27)

【目的】これまでに我々は,甲状腺機能亢進症ラットのヒラメ筋において,興奮収縮連関の機能を検討し,筋原線維レベルにおける機能の変化が,筋力低下の原因の1つであることを報告した.しかしながら,本症では筋原線維タンパク質の総量に変化が認められないことから,筋原線維において何らかの質的変化が生じているものと推察される.近年,筋の発揮張力は,興奮収縮連関に関与するタンパク質の酸化還元動態に影響を受けることが示されている.したがって本研究の目的は,甲状腺機能亢進症において,発揮張力と筋原線維タンパク質の酸化還元動態との関連性を明らかにし,本症に伴う筋力低下の機序について検討することである.【方法】9週齢のWistar系雄性ラット34匹を対象とし,これらを対照群および実験群に分けた.実験群のラットには,甲状腺ホルモンを毎日300 μg/kgずつ21日間投与した後,麻酔下でヒラメ筋を採取した.その後,直ちにリンガー液中で単収縮張力および強縮張力を測定し,筋重量および筋長から単位断面積あたりの張力を算出した.また,ヒラメ筋全体の酸化還元動態を明らかにするために,筋に含まれる還元型グルタチオン(GSH)の量を,また,筋原線維タンパク質の酸化的修飾の有無を検討するために,高濃度K+溶液により抽出した筋ホモジネイトにおけるカルボニル基の量を測定した.【結果および考察】21日間の甲状腺ホルモンの投与により,ラットヒラメ筋における単収縮張力および強縮張力は有意な低値を示した.また,対照群に比べ実験群において,GSHの量は有意な低値を,また,カルボニル基の量は有意な高値を示した.細胞内において,GSHは抗酸化物質として作用していることから,甲状腺機能亢進症では,筋線維が酸化ストレスを受けると考えられる.一方,カルボニル基は,タンパク質が不可逆的な酸化的修飾を受けると形成されることが示されている.本研究で用いた高濃度K+溶液による抽出法では,溶液に含まれるタンパク質のほとんどが筋原線維であり,これらのタンパク質が酸化的修飾を受けていると考えられる.本症では基礎代謝の亢進に伴い,ミトコンドリア呼吸が増大し,正常なものと比べ活性酸素種がより多く発生することが報告されており,これらが筋原線維タンパク質の酸化に関与している可能性が高い.また,筋原線維タンパク質のなかでも,アクチンおよびミオシンは特に酸化的修飾を受けやすいことが示されている.これらのことから,甲状腺機能亢進症を発症している個体の筋では,酸化ストレスによってこれら2つのタンパク質の機能が低下し,そのことが筋力の低下を誘起していると推察される.
著者
坂本 誠 米山 和良 田丸 修 鳥澤 眞介 高木 力
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
pp.17-00071, (Released:2018-07-20)
参考文献数
42
被引用文献数
2

実験水槽を遊泳するマサバ1個体の3次元行動軌跡を,ステレオ画像記録から自動的に計測するために状態空間モデルであるパーティクルフィルタを適用した。画像処理でセグメント化したステレオ画像に映るマサバをパーティクルフィルタで自動追跡し,DLT法で3次元位置を計算した。計算した3次元遊泳軌跡をカルマンフィルタで平滑化し,尤もらしい遊泳軌跡を推定できた。海中での計測では波浪による動揺の影響があるためすぐには適用できないが,陸上水槽では問題なく使用できる。
著者
坂本 誠 岡崎 吾哉 岡本 直子 川口 晴之 永野 学 瀬戸 洋一
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.52-60, 2016-01-15

個人情報影響評価(PIA:Personal information Impact Assessment)は,個人情報の収集を伴う情報システムの導入,改修の際に,個人情報漏洩問題の回避あるいは低減を目的として個人情報に関するリスクを「事前」に評価するリスク管理手法である.海外ではPIAの実施例は多いが,その有効性を客観的に評価した事例はない.日本で普及させるには,有効性の検証が必要である.評価対象システムの個人情報に関するリスクを構築前に可視化することができるか,システムを適正に構築運用するためにPIA実施依頼組織の個人情報保護意識を向上させることができるかという観点からPIAの評価を行った.個人情報保護意識が約10% 改善するなど,有効性があるという結果を得た.
著者
坂本 誠一郎 山崎 剛
出版者
東海大学
雑誌
東海大学紀要. 開発工学部 (ISSN:09177612)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.139-145, 2011-03-31

米のブランド名の食味評価に与える影響について,東海大学開発工学部学生20 名をパネルとして試験を行った.ブランド名を表示しない場合の評価はヒノヒカリが最も高得点であったが,表示した場合にはコシヒカリ,ひとめぼれ,ヒノヒカリの順の得点となった.また,ひとめぼれやヒノヒカリをコシヒカリと偽表示した場合は,名実共にコシヒカリの時と同様に高得点になった.このことからブランド名の重要性が示唆された.
著者
坂本 誠馬 長谷川 淳哉 田多 輝洋 鳴尾 丈司 溝田 武人
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
シンポジウム: スポーツ・アンド・ヒューマン・ダイナミクス講演論文集 : symposium on sports and human dynamics
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.532-535, 2011-10-30

The new NPB Ball was adapted to the Japanese NPB from this year. Compared with the old NPB ball and new one, seem height and width became 0.2[mm] lower and 1.0[mm] wider respectively. In this report, aerodynamics characteristics are measured by using wind tunnel tests. Some calculations of flight trajectory for pitcher's throwing ball and batter's hitting one are conducted.