著者
小澤 いぶき 宮崎 健祐 田中 哲 市川 宏伸 黒田 安計
出版者
一般社団法人 日本総合病院精神医学会
雑誌
総合病院精神医学 (ISSN:09155872)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.222-229, 2012-07-15 (Released:2016-05-29)
参考文献数
10

背景:東京都立小児総合医療センタ-児童・思春期精神科(以下当科)は,2010年3月の開院後より小児精神科救急を導入している。今回,診療開始から1年間に当科へ緊急入院した患者の統計および,そのなかで身体合併症治療目的に緊急入院となった患者の統計を集計したので報告する。対象と方法:2010年3月から2011年3月までの1年間に,当科へ緊急入院した患者について診療録に基づき統計をとり,そのなかから身体合併症目的に入院した患者について検討した。診断にはICD-10を用いた。結果:開院後1年間で当科に緊急入院した患者総数は122名で,診断としては統合失調症が最も多く,次いで多かったのが発達障害圏であった。このうち,身体合併症治療目的での緊急入院は6名であった。考察:統合失調症に次いで多かった発達障害圏の患者の入院治療は,その特性理解と,それをふまえた対応が求められる。小児精神科の緊急入院が可能な医療機関が限られているなか,そのような患者の身体合併症治療における当科の役割および,他科,他院や関係機関との連携についての検討を行った。
著者
北原 圭 宮崎 健太郎
出版者
北海道大学
雑誌
挑戦的研究(開拓)
巻号頁・発行日
2017-06-30

生物の際立った特徴の1つは、外部環境から取り込んだ栄養素を元に自己増殖を行う能力(システム)を有することである。この自己増殖能を最大限に発揮しているのは対数増殖期のバクテリアであり、たとえば大腸菌は至適条件下ではわずか20分おきに分裂増殖することが可能である。本研究では、バクテリアの自己増殖能をひとつの化学システムとして捉え、生命現象の根幹である自己増殖システムの効率(最大増殖速度)を極限まで高めることを目的とした実験を行うことを通して、効率的な化学システムとして完成された生物の姿を探求する。
著者
能勢朝次 宮崎健三共著
出版者
博文堂
巻号頁・発行日
1951
著者
能勢朝次 宮崎健三著
出版者
博文堂
巻号頁・発行日
1952
著者
末永 光 宮崎 健太郎
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.100-106, 2010-02-01 (Released:2011-08-12)
参考文献数
21
被引用文献数
1 1

1970~80年代に様々な難分解性化合物を分解する微生物が発見されて以来,分解菌の分離と分解特性の評価が精力的になされてきた.1990年代に入ると,遺伝子の構造と機能の解析や新規化合物出現に対する微生物の適応・進化に関する機構解明,環境浄化への応用へと研究内容も多角化・深化してきた.今また,メタゲノム解析手法の登場により,個による分解から環境システムによる分解の理解へと,大きな転換期を迎えようとしている.
著者
宮崎 健 水町 光徳 二矢田 勝行
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.265, pp.47-52, 2008-10-16

我々の目的は,高齢者音声の様々な聴覚的特徴に対応する音響的特徴を体系的に明らかにする事である.本稿では,その前段階として高齢者音声の聴覚的特徴を体系的に示すために,高齢者音声の特徴を形容する語を選定した.最初に辞書等の情報を基に声の特徴を表す様々な語301語を列挙した後,アンケートと聴取実験を実施し,その結果を統計的手法により解析する事で,高齢者音声の特徴形容語を男性の場合10語,女性の場合11語選定した.次に考察として,高齢者音声らしさを端的に表す聴覚的特徴を,聴取実験結果に基づく因子分析及び重回帰分析を実施して調べたところ,「しゃがれ声(雑音系)」,「不明瞭さ(減り張りの無さ)」,「発話の遅さ」の3因子が男女共に抽出され,「しゃがれ声(雑音系)」が高齢者音声の知覚に最も関係が深いという結果を得た.
著者
武井 明 目良 和彦 宮崎 健祐
出版者
医学書院
雑誌
精神医学 (ISSN:04881281)
巻号頁・発行日
vol.48, no.9, pp.1009-1017, 2006-09
被引用文献数
2