著者
山口 敏之 花村 徹 高田 学 小松 信男 橋本 晋一 小山 正道
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.69, no.7, pp.1611-1614, 2008-07-25
被引用文献数
2 2

症例は66歳,男性.39歳時,左乳房のしこりに気付き外来受診.生検により乳癌と診断され胸筋合併乳房切除術(Br+Mj+Mn+Ax)を受けた.病理学的にはScirrhous carcinoma,T1cn0M0 StageIであった.術後8年間の外来通院後診察は中断されていたが,術後12年目(51歳時)に久しぶりに外来受診したところ右乳頭直下に腫瘤が触知され穿刺吸引細胞診によりclassVと診断され,胸筋温存乳房切除術(Br+Ax)を受けた.病理学的にはSolid-tubular carcinoma,T1bn0M0 StageI,ER(+),PgR(+)であった.第1回目の手術から27年,第2回目の手術から15年経過した現在(66歳)も再発の徴候は認めていない.
著者
山口 敏之 花村 徹 高田 学 小松 信男 橋本 晋一 小山 正道
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.69, no.7, pp.1611-1614, 2008-07-25
参考文献数
22
被引用文献数
2 2

症例は66歳,男性.39歳時,左乳房のしこりに気付き外来受診.生検により乳癌と診断され胸筋合併乳房切除術(Br+Mj+Mn+Ax)を受けた.病理学的にはScirrhous carcinoma,T1cn0M0 StageIであった.術後8年間の外来通院後診察は中断されていたが,術後12年目(51歳時)に久しぶりに外来受診したところ右乳頭直下に腫瘤が触知され穿刺吸引細胞診によりclassVと診断され,胸筋温存乳房切除術(Br+Ax)を受けた.病理学的にはSolid-tubular carcinoma,T1bn0M0 StageI,ER(+),PgR(+)であった.第1回目の手術から27年,第2回目の手術から15年経過した現在(66歳)も再発の徴候は認めていない.
著者
黒瀬 真之輔 佐々木 邦雄 角田 信昭 大屋 国益 小山 正信 池本 和人 東 良輝 内藤 正俊
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.527-531, 1980-01-10 (Released:2010-02-25)
参考文献数
10

Injuries to the thoracic and lumbar spine may result in severe instability with progressive neurologic defecit. Attention must be directed not only to restoring or improving neurologic function where possible, but also to promoting bony stability.We have carried out one stage decompression-stabilization procedure consisted of Harrington and anterior spinal fusion with anterior decompression in a total of 6 patients. All 6 of these with thoraco-lumbar spinal injuries had a neurogic defecit.The results have shown to be beneficial in restoring spinal alignment, allowing early mobilization of the patients, shortening rehabilitation, preventing the late complications of increasing deformity in all patients and recovering neurologic function in 4 cases with incomplete neurologic defecit.
著者
川畑 隆夫 小山 正人 玉井 伸三 藤井 俊行 打田 良平
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.113, no.7, pp.865-873, 1993
被引用文献数
6 12

A new PWM method of the three-level inverter using a digital signal processor, which is useful for large capacity instantaneous current controlled GTO inverters is presented.<br>In case of the three-level inverter, short pulses are always necessary to output medium voltage vectors. The output waveform deteriorates from the ideal PWM waveform by the influence of the minimum pulse width limit of the GTO thyristors.<br>In this PWM method, firstly, the switching sequences of voltage vectors which enable the neutral voltage balance control are selected.<br>And then, from these sequences of voltage vectors, sequences which are not affected by the minimum pulse width limit of GTO are selected.<br>Using these switching sequences, the voltage vector mean value control PWM method based on the space-vector control is proposed.
著者
前田 一誠 小山 正孝 松浦 武人 宮崎 理恵 見浦 佳葉
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
雑誌
学部・附属学校共同研究紀要 (ISSN:13465104)
巻号頁・発行日
no.39, pp.335-340, 2010

本研究は, 授業において算数を学習していく際の創造性に焦点を当て, その育成のあり方を理論的・実践的に解明しようとするものである。本研究では, 複数の事柄を関連づけて新しいものつくりだすはたらきを創造性ととらえる。そして, とりわけ, 算数学習において, 子どもたちにとって新しく, 妥当性や普遍性をもつものがつくられていく思考過程に着目している。そのため本研究は, 子どもの思考過程を, 個人的側面と対話活動を中心とした社会的側面の両面を視野に入れて研究し, これからの算数教育における創造性の育成のあり方に対する示唆を導出しようとするものである。本年度は, 理論的研究を主とし, 算数教育における創造性に関する文献研究を行った。また, 実践的研究としては, 算数学習において子どもの創造性がどのように育まれていくかを, 授業記録をもとに, 明らかにしようとした。
著者
小山 正
出版者
人間環境大学
雑誌
こころとことば (ISSN:13472895)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.43-50, 2002-03-31

本稿では、初期の子どもの象徴遊びの発達と言語獲得について、象徴機能、表象機能の発達という観点から考察を加えた。特に、ふり遊びなどにみられる表象・象徴化能力の発達が子どもの遊びやことばの生産性と密接に関係していることを強調した。遊びを通して象徴機能・表象機能の発達を支えていくことは、また学童期の子どもの良き自己感や自我形成を考えるうえにおいても重要であることを指摘した。