著者
相澤 清晴 小川 誠
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.02, pp.171-175, 2015-01-15

肥満に対する自己管理のために,食事の記録は必須の手段である.健康医療の現場では,依然として一定の様式の紙に記入するという手法が用いられている.ITの進展に伴い,最も身近な情報デバイスとなったスマートフォンでの記録も始まっているが,テキストでの記録であり,ユーザへの負担は多い.我々は,画像検索で支援するスマートフォンベースの食事記録ツールを開発し,2013年7月に一般に利用公開した.その仕組みを述べるとともに,画像利用の有効性についての検証も述べる.また,実利用への展開についても付記する.
著者
宮野 悟 角田 達彦 稲澤 譲治 高橋 隆 石川 俊平 小川 誠司 曽我 朋義
出版者
東京大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2010-04-01

システムがんの円滑な計画研究の遂行と、計画・公募研究間の有機的な連携を推進した。毎年、班会議、総括班会議、及び外部有識者による諮問委員会委員を開催し、研究方針の策定、研究進捗状況の把握と内部評価を行った。情報・データ解析系と実験系との研究マッチングをサイトビジット形式で行い、研究支援を行った。アウトリーチ活動としては、ニュースレターを計12発行し、ホームページ、及び多くの論文のプレスリリースを活用して研究成果を社会へ発信した。一般、中学生、高校生を対処とした公開講演会を7回開催した。また、毎年、ソウル国立大学癌研究所の主催するシンポジウムを通して国際交流を深めた。
著者
林 泰秀 外松 学 朴 明子 大木 健太郎 佐野 弘純 小川 誠司
出版者
群馬県衛生環境研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

ALK遺伝子の解析で神経芽腫(NB)では、部分欠損型ALKも腫瘍化に関与することが示され、ユーイング肉腫では新規のミスセンス変異の4例は活性化変異であることが判明した。横紋筋肉腫50検体の解析では高頻度にALKの高発現を確認した。IDH1/2遺伝子の解析ではNBを含め4種の腫瘍で変異が同定された。さらに次世代シーケンサーのエクソーム解析とALK経路に関連する遺伝子群の解析で新規異常を複数検出し、ALK経路はNBの発症と進展に重要な役割を果しており、治療標的になりうることが示唆された。