著者
小野 邦彦
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2004-03

制度:新 ; 文部省報告番号:乙1876号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2004/3/4 ; 早大学位記番号:新3799
著者
小野 邦彦
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.67, no.551, pp.297-304, 2002-01-30 (Released:2017-02-04)
参考文献数
42

Historical documents on the East Javanese period and beyond reveal the idea of a group of Hinduistic cosmic deities guarding particular astral quarters. These concepts of "directional deities" are embodied in the Sivaistic candis of the Central and East Javanese periods and houseyards in Bali. The genesis of the Hinduistic world guardians of ancient Java is now considered as follows: two different forms of the God Siva, guarding the East and the West, were added to the group of three deities that comprised Siva (center), Visnu (North), and Brahma (South). The resulting group of five deities was then further developed into a group of nine when four other forms of Siva, each of them in charge of one intermediate direction, were added. The group of nine deities thus represented the guardians of the center and the eight directions; later, this concept developed into the Balinese nawa-sanga svstem.
著者
小泉 俊雄 小野 邦彦
出版者
Japan Society of Photogrammetry and Remote Sensing
雑誌
写真測量とリモートセンシング (ISSN:02855844)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.38-43, 1995

本論文は花火が綺麗に見える地域を地図に表した「花火ビューエリアマップ」を作成したものである。<BR>花火ビューエリアマップという用語は, 本論文作成にあたり著者が定めたものである。<BR>地図の作成方法は, 気球に搭載したカメラを花火の打ち上げ場所から花火が到達し開く上空地点まで飛揚させ, 視野角360度にわたって空中写真を撮影する。空中写真に写っている地点は, 地上から花火が見える地点であるとして地図を作成するものである。<BR>本論文では千葉県習志野市の「ふるさと習志野市民花火大会」の花火ビューエリアマップを作成した。<BR>作成した地図を花火大会当日現地に持参し, その精度を確認したところほぼ満足する結果が得られた。<BR>完成した地図は, 大きさ40cm×30cmの多色刷りのものである。
著者
肥塚 隆 深見 純生 淺湫 毅 丸井 雅子 小野 邦彦 橋本 康子 デュルト ユベール 藤岡 穣 デュルト ユベール 藤岡 穣
出版者
大阪人間科学大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2006

研究成果の概要:東南アジアの遺跡や博物館等に遣されているヒンドゥー教や仏教の造形芸術資料を渉猟し、それらを過去の王朝、民族、あるいは現在の国ごとに分類して検討するのではなく、東南アジア全体を一まとまりとする歴史体系の中で総合的に位置づけて考察するための基礎資料の集成に努めた。特筆すべき成果としては、分担者の深見純生が東南アジアのモンスーン航海の確立が4世紀前半にさかのぼることを明らかにした点である。
著者
肥塚 隆 淺湫 毅 橋本 康子 深見 純生 小野 邦彦 上野 邦一 榎本 文雄 渡辺 佳成 丸井 雅子
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

クメール王国の刻文に頻出する devaraja の語は、 「神のような王」を意味し、王の没後にその墓廟として寺院が造営され、神仏と一体化した王像が安置されたと考えられてきた。また東部ジャワでも、同様な信仰があったとされてきた。しかしインドではこの語は「神々の王」の意味で用いられるのが一般的で、王を神格化する信仰が盛行した形跡はない。南インドでは王像が神像と並べて寺院に安置されることは珍しくないが、むしろ王権の神聖さの明示にあったと考えられる。
著者
上北 恭史 花里 利一 稲葉 信子 松井 敏也 小野 邦彦 箕輪 親弘
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

本研究は2006年5月27日に起こった地震によって被災したインドネシア共和国ジャワ島中部の世界遺産プランバナン遺跡群及びその周辺の石造による組積造建造物遺産の破損メカニズムと修復計画策定の手法の開発を行うものである。研究は、1)常時微動測定と亀裂変位測定をシバ祠堂を中心に行い、2)シバ寺院内部構造解明のため、植民地時代に修復された記録をオランダの国立図書館にて調査を行い、3)遺跡公園の観光マネジメントの調査を行った。研究の結果、シバ祠堂は構造的に安定していることが明らかになった。またシバ祠堂に内部構造を示す歴史的資料はオランダにも現存していないことがわかったが、一部の資料からシバ祠堂の内部はコンクリートで補強されていることが想定される。そして遺跡公園を訪れる観光客の多くはプランバナン遺跡の中心であるロロ・ジョングラン寺院に集中して訪れているため、災害時の避難のためのガイドラインが必要なことが明らかになった。