著者
山中 啓司 菊池 務
出版者
一般社団法人 日本高圧力技術協会
雑誌
圧力技術 (ISSN:03870154)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.136-141, 2018-05-25 (Released:2018-06-28)
参考文献数
14

After tightening a bolt, technical knowledge on how far the thread of the bolt should protrude from the nut is not organized. Therefore, in addition to the surveys of existing standards, surveys were conducted in consideration of thread strength at bolt tightening, sealing performance of flange joints, and corrosion. As a result, it was found that the protruding length of the screw thread of the bolt had little influence on the strength of the screw and the sealing performance of the flange joint. However, if it is below flush with nut face, there is a possibility of promoting corrosion by dust and moisture, so one or more protrusion lengths may be required.
著者
山中 啓義 立花 義浩 堀口 憲一 栗田 紹子 櫻井 高太郎 嶋中 昭二 浅野 裕
出版者
市立室蘭総合病院
巻号頁・発行日
2004

市立室蘭総合病院(以下当院)は一般病床429床、精神科病床180床の計609床の総合病院であり、年平均600名の癌患者が入院している。1998年4月1日~2003年3月31日までの過去5年間で入院した癌患者の総計は3231名であった。この中で身体科から精神科神経科(以下当科)へコンサルトされた新来患者126名(男性88名、女性38名)を対象とした。方法は癌原発巣、転移の有無、告知の有無、癌治療、精神科依頼理由、精神科受診までの期間、精神科診断、精神科治療、精神科診察期間、患者の転帰の10項目について後方視的に調査した。結果は(1)入院癌患者の精神科受診率は3.9%であった。(2)診断はせん妄、痴呆などの脳器質性精神障害の割合が多かったが、不安、抑うつ気分を主訴としたコンサルトが増加傾向にあった。(3)癌告知後に不安障害、気分障害を呈する症例を多く認めた。以上より当院における入院癌患者のQOL向上のためにも、今後は癌告知後のコンサルテーション・リエゾン活動の充実とともに、身体科からのコンサルトを待つ立場から、身体科治療の一員として当科が積極的に関与していく立場への変化が必要とおもわれた。
著者
山田 淳 櫻井 高太郎 栗田 紹子 山中 啓義 賀古 勇輝 嶋中 昭二 浅野 裕
出版者
市立室蘭総合病院
雑誌
市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital (ISSN:02892774)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.15-20, 2003-03

統合失調症は、患者の社会生活にも大きな影響を与えてしまうことの多い疾患であるが、その具体的な状況に関して調査した報告は少ない。今回は、平成14年6月の時点で当科で治療中の統合失調症患者の病状・経過・生活状況などについて調査した。協力が得られたのは474人で、男性242人、女性が232人であった.治療形態としては外来が376人、入院が98人であった.調査結果からは、統合失調症は10歳代半ばから30歳代半ばまでに好発して就学の妨げとなり、その後も再発を繰り返して複数回、長期の入院を必要とし、そして病状が落ち着いたとしても残遺症状を残し、就労、結婚の大きな障壁になっていることが改めて確認された。このような状況を改善する為には、退院や就労を支援する社会的資源の充実など、行政レベルでなければ解決できないと思われる面も多かった。平成14年12月24日に障害者基本計画が閣議決定され、それに沿って障害者施策推進本部が定めた重点施策実施5カ年計画では、精神障害者に対するホームヘルパー、共同住居、授産施設などを充実させていく事がもりこまれている。今回の、当院にて治療中の統合失調症患者の調査結果から導き出された課題に合致する点も多く、これらの計画が実行されることにより、統合失調症患者のハンディキャップが少しでも緩和されることを期待したい。
著者
伏田 享平 渡辺 絢子 今井 二郎 山中 啓之 藤貫 美佐 戸村 元久
雑誌
ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2015論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.57-62, 2015-08-31

ITシステム開発においてプロジェクトが失敗する原因の一つとして,計画時やプロジェクトの早期に開発対象システムの仕様を十分に把握できていなかったことが挙げられる.開発対象の規模に応じた十分なプロジェクト体制を構築できていない場合,開発要員がシステム全体の仕様を十分把握することができず,結果としてプロジェクトの問題化につながる可能性がある.本稿では開発計画時の規模とプロジェクト体制に着目する.開発要員1 人あたりが把握すべきシステムの規模を「仕様把握規模」と定義し,この規模とプロジェクトの成否との関係を定量的に分析した.分析にあたっては,要件定義工程での体制と開発規模との関係に着目した.分析の結果,仕様把握規模が50KS/人以上であったプロジェクトは失敗する可能性があることがわかった.仕様把握規模を導入することで,開発体制の観点からプロジェクト計画の妥当性をチェックできる可能性がある.
著者
山中啓一 著
出版者
山中啓一
巻号頁・発行日
vol.上, 1891
著者
藤垣 元治 森本 吉春 米山 聡 西岡 明彦 山中 啓司
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集 : JSME annual meeting
巻号頁・発行日
vol.2003, no.7, pp.351-352, 2003-08-05

A profile inspection method which can measure the height distribution of a roadbed from a high-speed vehicle is required for a health monitoring of the roadbed. A light-section method is often used for this purpose. The analysis time is, however, long because this method analyzes a 2-D image to obtain a height distribution along a line. An intensity ratio method was proposed as a profile measurement method. This method can be realized with simple equipments. We are developing a high-speed profile measurement method of a moving object using three linear sensors set in parallel. In this paper, we propose a profile inspection method with three linear sensors by the intensity ratio method.
著者
山中 啓
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.123-130, 1972-09-20 (Released:2013-04-26)
参考文献数
38
著者
山中 啓祐 大西 雅宏 高田 秀志
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.18, pp.1-8, 2010-05-13
参考文献数
9

システム開発に導入されている知識共有のためのシステムは,開発作業以外に行わなければならない作業が多いために,継続して利用されないことが問題として指摘されている.本稿では,このようなシステムが継続して利用されるようにするために,開発者にとって負担の少ない知識共有環境について述べ,また,開発者の行動から,開発者の作業内容に関連のある知識を自動的に抽出する手法を提案する.本手法では,開発者の作業状況を考慮した協調フィルタリングを行うことによって,開発者の作業内容に関連のある知識を抽出する.また,提案する環境を用いることによって,仕様や設計の変更に対して迅速な対応が必要となるアジャイル開発においても,効率的な知識共有が可能になる.Knowledge sharing systems that have been introduced into system development can not be utilized continuously because such systems require developers to perform other tasks besides development work. This paper describes a knowledge sharing environment that requires a few developer's task and proposes a knowledge extraction method that can extract knowledge related to developer's tasks by utilizing the information from developer's activities. This method enables knowledge extraction related to developer's task by applying collaborative filtering in consideration with the developer's context. Furthermore, this environment enables developers to effectively share knowledge on Agile Development where the developers need to work on specification changes or design changes quickly.