著者
山川 烈 鈴木 倫保 山川 俊貴 粟生 修司 石塚 智 堀尾 恵一 藤井 正美 野村 貞宏 大和田 祐二 グレゴリエビッチ ジミン・レフ 常盤 達司 井上 貴雄 丸田 雄一 藤岡 裕士
出版者
九州工業大学
雑誌
特別推進研究
巻号頁・発行日
2008

抗てんかん薬が全く効かず,いつ発現するかわからない発作の恐怖におびえているてんかん患者が国内外に全人口の約0. 2%いる.これらの患者を救う道は,外科手術である.現在の外科手術では,「てんかん原性域」と呼ばれる発作の震源地の位置を脳波から推定し,それを切除しているが,後遺障害のリスクが大きい.本研究では,その「てんかん原性域」を精度よく推定し,頭蓋骨にあけた小さな穴から凍結プローブやレーザー焼灼プローブを刺入し,「てんかん原性域」を限定して破壊する後遺障害リスクの少ない外科手術法を考案した.
著者
村山 未来 永澤 美保 片山 真希 池田 和司 久保 孝富 山川 俊貴 藤原 幸一 菊水 健史
出版者
日本動物心理学会
雑誌
動物心理学研究 (ISSN:09168419)
巻号頁・発行日
vol.70, no.1, pp.15-18, 2020
被引用文献数
1

<p>Heart rate variability (HRV) is a physical and noninvasive index of the autonomic nervous system and has been used in a wide range of fields such as human medicine, veterinary and animal behavior. Measuring devices have been improved miniaturization and light-weighting and they make it possible to measure a dog's electrocardiogram (ECG) under a free moving condition. HRV has been known as an index not only of physical activity but also to evaluate an animal's emotional status. One concern is a difficulty in dissociating physical activity and emotional status in HRV parameters. In this study, we examined how the physical activity component and the emotional component affect in HRV. We measured HRV and acceleration of the dogs under two conditions, the physical activity (motion) condition and the reward condition where food treats were emotional stimuli and under the motion condition. As a result, a dog's HRV values were linearly regressed on the acceleration data. SDNN (Standard Deviation of NN intervals) affected by the composite acceleration in reward condition while rMSSD (root Mean Square of Successive Differences) affected in motion condition. These suggested that the physical activity and HRV indices distribute on regression lines and emotional stimuli influences each HRV indices differently.</p>
著者
青木 徹 山川 俊貴 森井 久史 小池 昭史
出版者
産業開発機構
雑誌
映像情報Medical
巻号頁・発行日
vol.44, no.8増刊, pp.168-174, 2012-08
著者
藤原 幸一 坂根 史弥 宮島 美穂 山川 俊貴 加納 学 前原 健寿
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第32回全国大会(2018)
巻号頁・発行日
pp.4C1OS27a05, 2018 (Released:2018-07-30)

京都市祇園で起きた軽ワゴン車の暴走により,多数の死傷者が出た痛ましい事故は記憶に新しい.事故原因としてドライバのてんかん発作が挙げられている.てんかんとは脳細胞のネットワークに起きる異常な神経活動のため,けいれんや意識障害などのてんかん発作を来す疾患である.てんかん治療の第一選択は抗てんかん薬であるが,3割の患者は薬剤では発作を抑制できない.しかし,数十秒前に発作を予知できれば,患者は発作までに身の安全を確保し,生活の質を改善できる.我々はこれまでに心拍変動(HRV)と異常検知アルゴリズムを組み合わせたてんかん発作予知技術を開発した.オフライン解析によると,感度90%以上,擬陽性率0.7回/hが達成されている.発作予知技術が実用化できれば,発作起始の前に即効性抗てんかん薬の服薬することなどにより,発作を抑制または軽減できると期待される.このような治療法をClosed-Loopてんかんケアと呼ぶ.現在,AMED先端計測プログラムにて,Closed-Loopてんかんケアの実現に向けた研究開発を行っている.本発表ではてんかん発作予知システム開発の現状と今後の見通しについて発表する.
著者
藤原 幸一 坂根 史弥 宮島 美穂 山川 俊貴 加納 学 前原 健寿
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.4C1OS27a05, 2018

<p>京都市祇園で起きた軽ワゴン車の暴走により,多数の死傷者が出た痛ましい事故は記憶に新しい.事故原因としてドライバのてんかん発作が挙げられている.てんかんとは脳細胞のネットワークに起きる異常な神経活動のため,けいれんや意識障害などのてんかん発作を来す疾患である.てんかん治療の第一選択は抗てんかん薬であるが,3割の患者は薬剤では発作を抑制できない.しかし,数十秒前に発作を予知できれば,患者は発作までに身の安全を確保し,生活の質を改善できる.我々はこれまでに心拍変動(HRV)と異常検知アルゴリズムを組み合わせたてんかん発作予知技術を開発した.オフライン解析によると,感度90%以上,擬陽性率0.7回/hが達成されている.発作予知技術が実用化できれば,発作起始の前に即効性抗てんかん薬の服薬することなどにより,発作を抑制または軽減できると期待される.このような治療法をClosed-Loopてんかんケアと呼ぶ.現在,AMED先端計測プログラムにて,Closed-Loopてんかんケアの実現に向けた研究開発を行っている.本発表ではてんかん発作予知システム開発の現状と今後の見通しについて発表する.</p>
著者
山村 頼子 久保 孝富 山川 俊貴 池田 和司
雑誌
研究報告バイオ情報学(BIO)
巻号頁・発行日
vol.2013-BIO-34, no.23, pp.1-6, 2013-06-20

局所脳冷却には,てんかん発作を抑制する効果があることが知られている.このことから,局所脳冷却の埋め込み型てんかん抑制装置への応用が期待されている.しかし,局所脳冷却がてんかん発作を抑制するメカニズムは未だ明らかになっていない.本研究では,温度依存的に反応速度が変化する Hodgkin-HuxIey 型イオンチャネルモデルを用いて新皮質の神経ネットワークのシミュレーションを構築し,冷却に伴うイオンチャネルの反応速度の低下がてんかん発作に与える影響を検討した.
著者
木村 学人 山川 俊貴 井上 貴雄 藤井 正美 鈴木 倫保 庭山 雅嗣
雑誌
研究報告バイオ情報学(BIO)
巻号頁・発行日
vol.2013-BIO-34, no.6, pp.1-4, 2013-06-20

皮質脳波計測プローブに NIRS を組み合させた埋め込み型多機能脳活動計測フレキシブルプローブを開発した.これは脳の電気的活動と血液動態の変化を同時計測することが可能なデバイスであり,頭皮上にプローブを設置して測定する EEG や頭皮上 NIRS と比較して低ノイズで高空間分解能な計測が可能である.また fMRI,SPECT,PET と比較して高時間分解かつ簡便な計測が実現できる.本報告では,計測原理と構造を簡単に述べ,近赤外光の平均光路長ならびに浸透深さに関するモンテカルロシミュレーションの結果を示す.また試作デバイスのフレキシブル回路技術を用いた製造方法について述べる.提案デバイスにより,てんかん焦点位置のより高精度な特定や脳科学研究の発展へ寄与することが期待できる.