著者
山澤 正勝 村瀬 誠 志賀 一三
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.191-195, 1980
被引用文献数
1 2

As the first step to improve the off-flavor in retorted Kamaboko, the relationship between the quality of raw fish-meat and the production of hydrogen sulfide in retorted Kamaboko, the relationshop between the quality of raw fish-meat and the production of hydrogen sulfide in retorted Kamaboko was investigated. Lizard fish, <i>Saurida undosquamis</i>, white croaker, <i>Argyrosomus argentatus</i>, and frozen Surimi (frozen meat paste made from Alaska pollack, <i>Theragra charcogramma</i>) were popular raw fish for Kamaboko manufacturers and were used as the experimental raw fish.<br> The amount of hydrogen sulfide in retorted Kamaboko increased with an increase in the pH of the washed meat, prepared from raw fish-meat (white croaker) during the ice storage. Irrespective of the species of raw fish, the amount of hydrogen sulfide produced was directly related to the pH of raw fish-meat and increased with the rise of pH, when the pH of raw fish-meat was adjusted with 0.2<sub>N</sub> HCI or NaOH.Therefore, it was revealed that the manufacturing condition which reduces the pH of raw fish-meat was effective in inhibiting the pro-duction of hydrogen sulfide in retorted Kamaboko. In addition, it was estimated that for-maldehyde generated from trimethylamine oxide in Alaska pollack and lizard fish played a significant role in inhibiting the production of hydrogen sulfide in retorted Kamaboko.
著者
山澤 正
出版者
THE TOHOKU GEOGRAPHICAL ASSOCIATION
雑誌
東北地理 (ISSN:03872777)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.292-305, 1986-12-25 (Released:2010-04-30)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

横浜駅地区では, 昭和30年代から急速な開発が計画的に行われ, その一環として, 地下空間が地下街を核として隣接ビルと連担しながら, 駅前東西両地区に建設された。本研究はこの地下空間に関して, 店舗の業種構成, 配置, 来街者通行量などを検討し, その特性を把握することを目的とする。駅の東西地下空間を個別に検討した結果, 共通した性格が多い。地下空間においては, 一般に各店舗は比較的同業種ごとに配置されており, 管理会社の主体的な運営が反映されている。業種構成では, 婦人服や宝石, アクセサリーなどの女性向けファッション関係の店舗が多いのが特徴である。また, 飲食関係の店舗も多く, 隣接ピルでの地下空間の主要な構成要素となっている。地下空間内の来街者通行量は, 東西地下空間とも, 地下街の正面階段入口から中央通路を通って各街区に分散する単線形の流れを基調とする。しかし, 西口地下空間では, 百貨店の地階を囲むような回遊形の流れが新たに生じている。これは, 主に交通機関による乗降口の配置が影響していると思われる。つまり, 西口地下空間の場合, この回遊形の流れの線上に交通機関の乗降口が配置しているからである。総じて横浜駅地区では, 地下空間が小売商業地域として位置付けられ, 地上空間は百貨店などの商業ビル以外は業務機能, あるいは交通施設として利用されている。
著者
佐藤 生一 中島 千枝 山澤 正勝
出版者
名古屋文理大学
雑誌
名古屋文理大学紀要 (ISSN:13461982)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.19-26, 2011-03-31

現在市販されているういろうに使用されている原料粉は,米粉,小麦粉,小麦デンプンおよびそれらを組み合わせた混合物などが使用され,非常に多種多様である.ういろうの品質は,米粉の粒度分布,原料粉の種類,加熱条件などによって影響されることが知られている. 著者らは先に,各種原料粉の特性と得られたういろうの物性および官能評価との関係と,ういろうの物性に及ぼす各種原料粉配合比(1:1)の影響について検討し,それぞれのういろうは著しく物性が異なることを報告した.本研究ではういろうの品質に及ぼすグルテンの影響について検討した. まず,RVAによる最高粘度は,小麦デンプンをグルテンに置換すると,置換量が多くなるほど低下する傾向を示した.一方,これら原料粉で調製したういろうの物性の特徴は,小麦デンプンういろうは破断強度が最も強く,グルテン置換量が増加するほど低下する傾向を示した.色調においてはグルテン置換量に比例してb*値が高く,黄色みが強くなる傾向を示した.官能検査では,強力粉ういろうとグルテン15%置換ういろうが有意に好まれた.