著者
岡本 渉大 米倉 暁彦 岡崎 成弘 中添 悠介 千葉 恒 樋口 尚浩 尾﨑 誠
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.71, no.2, pp.242-246, 2022-03-25 (Released:2022-05-06)
参考文献数
18

【はじめに】当院で経験したDFOにOWHTOを併用した症例(DLO群)とTCVOを併用した症例(DFOTO群)とで比較検討を行なったので報告する.【対象と方法】2015年から2019年までにDLOまたはDFOTOを施行した17例20膝を対象とし,術前および最終経過観察時のX線計測値,膝関節可動域,JOA score,KOOSを評価した.【結果】膝関節可動域は,DLO群がDFOTO群と比較して術前伸展制限が大きい傾向にあったが有意差はなかった.術後の伸展可動域はDLO群が-5.5°,DFOTO群が-1.6°であり,伸展制限はDLO群が有意に大きかった.両術式間で術前後のX線計測値と臨床スコアに有意差はなかった.DFOTO群において術後%MAとKOOSのPainやSymptomsとの間に相関係数がそれぞれ0.66および0.72の正の相関を,ΔJLCAとKOOSのSymptomsとの間に相関係数-0.75の負の相関を認めた.【結語】DLO群とDFOTO群とで臨床スコアやX線計測値に有意差はなかった.DFOTO群において術後%MAやΔJLCAと臨床スコアの間に相関を認めた.
著者
山崎愛 岡本渉 河原敏宏 大場勝
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.233-234, 2014-03-11

現在のソフトウェア開発は、新規開発よりも既存資産に追加・変更を行う派生開発が多くを占める。開発当初は、特定のモジュール間の依存を禁じる等設計ルールを設定することにより、保守性の高い設計が可能であるが、派生開発を重ねると設計ルールから逸脱した実装が発生し、保守性が低下するといった課題がある。設計書には設計結果だけを記載する場合があり、設計時に設けたルールを必ずしも記載するとは限らない。そこで、ソースコードから、当初の設計において適用されていたと考えられる設計ルールを推測し、設計ルールからの逸脱箇所を検出する手法を提案する。
著者
田村 文隆 岡本 渉 植木 克彦 平山 雅之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.23, pp.163-170, 2002-03-07

探索型デバッグ手法は ユーザが効率良くバグの原因箇所を特定する手助けを行う手法である.これを実現する為に 我々は 特徴値 類似度という二つの量を定義し利用している.本稿では 特徴値を中心に、その意味、利用方法、定め方を述べる。特徴値は、ログ内に含まれる各事象に対し、その発生確率が低いほど大きい値を取るように定められる。多数の事象が同じ特徴値を持つという縮退の問題を持つ。我々は、この縮退を説く方法を考察した。最後に、現在我々が進めている実験の一例を紹介することにより、特徴値の定め方の有効性を示す。We proposed 'Exploratory Debugging Method' which supports users to locate the failures in software. For the quantitative analysis, we defined two values: 'peculiarity' and 'similarity'. In this paper, we focus the former and eexplain its details. Peculiarities are defined for each event in a given program's trace, such that rare events have high values. However, there are high degeneracies in the peculiarities defined above. We studied a method to resolve this degeneracy. To illustrate the adequacy of our method, we show one practical example chosen from our experiments.