著者
平田 晃正 藤原 修
出版者
社団法人プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌 (ISSN:09187928)
巻号頁・発行日
vol.88, no.8, pp.420-424, 2012-08-25
参考文献数
21

本章では,電磁波の基本的性質について述べた後,非電離放射線に焦点を絞り,電磁界の何が反応の刺激になるかを説明する.この際,電磁界にさらされると人体にはどういう反応が現れるかではなく,電磁界の何が反応の刺激になるかについて概説する.また,電磁界の人体影響と電波防護に関するガイドラインにおいて,数値ドシメトリが果たす役割について説明する.
著者
平田 晃正 大西 輝夫 渡辺 聡一
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.312-320, 2012
被引用文献数
3

ユビキタスネットワーク社会の到来により,電波が一般生活の至るところで利用される一方,電波の安全性に対する関心が高まってきている.しかしながら,電磁波の人体への作用は周波数により異なる.本論文では,電磁波の生体への作用を述べ,電波に対する防護ガイドラインの根拠について概説するとともに,現在の研究動向について述べる.また,電波防護ガイドラインに基づく,無線通信機器に対する防護ガイドラインの適合性評価法の標準化動向についても示し,今後の研究課題について紹介する.
著者
平田 晃正 丸田 章博 加藤 正史 江龍 修
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌) (ISSN:03854205)
巻号頁・発行日
vol.132, no.12, pp.1124-1125, 2012-12-01 (Released:2012-12-01)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1

The School of Engineering of Osaka University and the Department of electrical and electronic engineering, Nagoya Institute of Technology, coordinated and conducted survey for university students, students and teachers of high schools in order to realize effective activities of enlightenment for high school students. From the results of survey, it was suggested that the high-school teachers the most influential to high-school students. One of the promising contents in open lecture for high school students was the recent advanced technology allowing for the content of the science subjects in high school.
著者
平田 晃正 塩沢 俊之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.97, no.497, pp.7-12, 1998-01-22

解析のモデルとして, 方形導波管の下部導体に誘電体薄膜を装荷し, そこから一定距離離れたところを有限幅の電子ビームがドリフトしているチェレンコフレーザの3次元モデルを考える. 粒子シミュレーションの手法を用いて, 電子ビームの非線形性を考慮に入れ, 上記モデルにおける電磁波の増幅特性および電子ビームの運動エネルギーから電磁波へのエネルギー変換効率について論じている. 更に, 2次元モデルのチェレンコフレーザにおける解析結果と比較し, その相違について検討している.
著者
上山 博也 前野 剛 平田 晃正 王 建青 藤原 修
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.371, pp.1-6, 2007-11-30
被引用文献数
21

車載電子機器のプリント回路基板(PCB)からワイヤハーネスへ流出する伝導雑音電流は,車載ラジオの妨害源となる.ワイヤハーネスへの伝導雑音電流を流出させにくいPCBグラウンド層のスリット効果の解明を目的として,スリットの入ったグラウンド層を共通とする直交配線パターンの簡易PCBを作成し,配線パターン間のクロストークのFDTD計算と測定を,FM周波数帯を含む300kHz〜1GHzの周波数範囲でスリット数との関係において行った.その結果,計算結果は測定結果を概ね表すこと,2スリットのクロメトークレベルは1スリットのそれに比して必ずしも大きいわけではなく,スリットの配置によってはクロストークレベルを低減し得ること,などが確認できた.