著者
早川 裕子
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.196-201, 2019-06-30 (Released:2020-07-06)
参考文献数
9

遂行機能障害は生活に直結する障害である。脳内ネットワークから考えると, 体内環境と外部環境の情報処理の仕組みが関係した障害で, 傍辺縁領域と様式横断性 (高次) 連合野の障害として捉えることができる。行動の特徴から考えると, 意志のある目標設定, 計画立案, 計画の実行, 効果的な行為が困難で, 環境や役割など社会的な要因によって変化する相対的な障害である。生活に結びついた遂行機能障害のリハビリテーションには, 具体的で適切な目標を設定すること, 対象者自身と共有できる評価尺度を持つこと, 十分な時間をかけて取り組むことが不可欠である。遂行機能障害者は認知機能や知識は保たれ, 巧みな言葉も使うことができる一方で, 効果的な作業の遂行が困難である。そのために社会から孤立した存在になりやすい。孤立を防ぎ, 安心して生活できる環境を作るためにも, 生活を中心に据えたリハビリテーションが必要である。
著者
高橋 一男 堀田 泰司 芦沢 真五 北村 友人 黒田 一雄 廣里 恭史 小幡 浩司 新田 功 太田 浩 関山 健 花田 真吾 小早川 裕子 田中 祐輔
出版者
東洋大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2017-04-01

平成29年度の研究はNAFSA年次大会(アメリカ)、EAIE年次大会(スペイン)、第6回APEC高等教育協力会議(ロシア)、AIEC年次大会(オーストラリア)、CBIE(カナダ)、APAIE(シンガポール)などに出席し、UMAPを中心としたアジア太平洋地域における学生交流に関する発表を行うとともに、国際会議・大会に出席している政府関係者及び、大学関係者に対するヒアリングを行い、国の政策と大学の国際戦略の関係について分析を行った。その中でも、特に英語圏であるカナダとアメリカが、UMAPへの参加を表明するなど、学生交流に関する新たな関心と問題意識が生まれていることが確認できた。8月18、19日にはUMAP国際事務局を担当する東洋大学、留学生教育学会と連携し、カナダ、アメリカ、オーストラリアから学生交流に関する専門家を招聘し、国際フォーラムとワークショップを開催した。アジア太平洋諸国の大学がどのような大学間連携を模索しているか、というニーズ調査を推進するための意見交換をおこなった。また、オーストラリア、カナダ、米国など発足当初のUMAPには参加していた英語圏諸国から関係機関の代表に参加を得て、今後、これらの国からUMAPへの参加を得ていくための課題検証について意見交換をおこなった。本フォーラムとワークショップには国内外の大学教員、大学職員、政府関係者等の150人を超える参加を得られた。2月15日、19日、3月26日にUMAPタスクフォース会議を開催し、本科研メンバーと各国国内委員会の代表が意見交換を行った。その中で、UMAPに実際に係る専門家に対し行ったSWOT分析や、日本国内のUMAP参加大学、非参加大学に対するUMAPに関するアンケート調査の分析を行い、今後のUMAPプログラムの発展に寄与するいくつかのアクションプランが提言された。
著者
松本 一寿 早川 裕子 山中 章広 永野 護 金子 浩久 成田 健味
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.278, 2010

濃縮度を増加させた9×9燃料により,ウラン燃料炉心での長期サイクル運転が可能になった。ここでは,現行MOX燃料と濃縮度増加9×9燃料の混在炉心においても長期サイクル運転が可能であることの確認を行った。
著者
堤 梨恵 秋元 史恵 早川 裕子 後藤 由紀 榎 悦子 鈴木 昌子 河野 啓子
出版者
東海大学
雑誌
東海大学健康科学部紀要 (ISSN:13474162)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.115-120, 2001

本研究は精神健康調査の一部として得られた自由記載欄の内容を分析することによって具体的なストレッサーを把握し、また看護婦・士が考える対応策を明らかにすることを目的に行った。NIOSH (National Institute for Occupational Safety and Health:米国国立安全保健研究所)の職業性ストレスモデルを用いてT大学病院のストレッサーを分類すると、仕事のストレッサー(226件)、仕事外の要因(14件)、個人要因(148件)であり、仕事のストレッサーが最も多かった。ストレッサーの中では、長時間労働や休日労働の記載が多く、反対に看護技術に関する記載が少なかったことが特徴的であった。また、看護婦・士が考える対応策として、「ストレスを軽減するような病院のサポートシステム」(5件)や「ストレスを軽減するような病院環境」(5件)、「組織運営の改善」(4件)、「仕事に対する評価」(2件)があった。
著者
藤井 敏信 川澄 厚志 小早川 裕子 秋谷 公博
出版者
東洋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

研究計画で対象とした地域において、調査を実施し得られた資料をもとに分析し、次のように結果を取りまとめた。第一に、タイでのスラムコミュニティ地区での自立的な住環境改善の試みについて、コミュニティ内で組織された小規模住民組織に着目し、この組織の活動がコミュニティ全体の開発に果たす役割を分析した。第二に、台北市市街地の用途混合地域について、立体的用途混合の形成メカニズムを都市化の速度、中国の生活文化、法規制等より明らかにした。歴史生成的に形成され活性化された都市環境では、結果として「安全性」「健康性」よりも「利便性」「持続性」を評価している。