著者
藤野 紗耶 畑中 太一 森 直樹 松本 啓之亮
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

アニメにおける絵コンテは,最終生成物であるアニメとコミックの中間的生成物であり,その理解はコミック工学において重要な課題でありながらこれまでほとんど研究がなされてこなかった.そこで本研究では実際のアニメで用いられた絵コンテを対象として,絵コンテ識別のための深層畳み込みニューラルネットワークを進化型計算に基づき構築する.また,数値実験としてタイトルと絵コンテ担当者に基づく識別結果も示す.
著者
中居 友弘 黄瀬 浩一 岩村 雅一 松本 啓之亮
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.742, pp.103-108, 2005-03-11
被引用文献数
1

本稿では, デジタルカメラを用いた新しい文書画像検索手法を提案する.提案手法は, デジタルカメラで撮影した文書画像の一部あるいは全部を検索質問として, それを含む文書画像をデータベースから検索するものである.これを実現するためには, 撮影時に生じる射影変換歪みに対処しつつ, 部分的な手がかりでも柔軟に照合する必要がある.この問題に対して, 提案手法では, (1)射影変換の不変量である複比を用いたインデックス付け, (2)ハッシュを用いた投票処理の2特徴により対処する.高解像度デジタルカメラと携帯電話付属のデジタルカメラで撮影した画像を用いた実験により, 提案手法の有効性を検証する.
著者
近藤 まなみ 長谷川 拓 森 直樹 松本 啓之亮
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第32回全国大会(2018)
巻号頁・発行日
pp.1N103, 2018 (Released:2018-07-30)

近年,AIの分野で人狼ゲームが注目を集めている.人狼ゲームはコミュニケーションゲームの一種であり,不完全情報ゲームに分類される.人狼ゲームには未知の情報があるため,このゲームを攻略する戦略の一つとして,未知の情報を予測に基づいて判断することが挙げられる.人狼ゲームにおいてプレイヤが知ることができる情報は限られており、その中には虚偽が存在する可能性がある.本論文では限られた情報を学習することで不確実な情報下での予測を試みるため,人狼ゲームの持つ時系列性を考慮し,LSTMを用いた.また,得られた予測モデルを用いてゲーム分析をした.
著者
福田 清人 森 直樹 松本 啓之亮
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回 (2015)
巻号頁・発行日
pp.3O16in, 2015 (Released:2018-07-30)

近年, 絵画や音楽, 小説のような人間の感性に基づく創作物を計算機に自動生成させる試みが, 人工知能研究における重要な課題となっている. その中で小説の自動生成については, 既存の小説のストーリーを利用した研究がほとんどであり, 生成される小説が既存の小説に大きく依存してしまうことが問題点として挙げられる. 本研究では既存の小説に依存しないストーリーを自動生成する手法を提案し、その有効性を示す.
著者
秋元 圭人 森 直樹 松本 啓之亮
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.8, pp.60, 2008

近年,U-Mart と呼ばれる人工市場研究のプロジェクトが注目されている.U-Mart プロジェクトでは 計算機上での実験環境として U-Mart システムを提供しており,多くの公開実験や教育イベントを実施してきた.本研究では,現実のデイトレードに着目し,ヒューマンエージェントを対象とした GUI の拡充及び現実的な挙動を示す市場を再現する板再現エージェントの構築方法について提案する.実市場データを用いた数値実験により提案手法の有効性を示す.
著者
長尾 優 森 直樹 中島 義裕 松本 啓之亮
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会論文誌 (ISSN:13425668)
巻号頁・発行日
vol.21, no.12, pp.400-407, 2008-12-15 (Released:2011-10-13)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1

Recently, the number of trader by internet securities companies has increased rapidly. There have been reported lots of studies on forecast of stock prices based on the closing price. However, there are few researches which utilize real time information such as bid and ask price. In this paper, the authors proposed a novel method of evolving day-trade strategies by means of the genetic programming which utilized only order book information. The performance of the proposed method is shown by means of Day Trade Agent Framework (DTAF).
著者
近藤 まなみ 長谷川 拓 森 直樹 松本 啓之亮
出版者
人工知能学会
雑誌
2018年度人工知能学会全国大会(第32回)
巻号頁・発行日
2018-04-12

近年,AIの分野で人狼ゲームが注目を集めている.人狼ゲームはコミュニケーションゲームの一種であり,不完全情報ゲームに分類される.人狼ゲームには未知の情報があるため,このゲームを攻略する戦略の一つとして,未知の情報を予測に基づいて判断することが挙げられる.人狼ゲームにおいてプレイヤが知ることができる情報は限られており、その中には虚偽が存在する可能性がある.本論文では限られた情報を学習することで不確実な情報下での予測を試みるため,人狼ゲームの持つ時系列性を考慮し,LSTMを用いた.また,得られた予測モデルを用いてゲーム分析をした.
著者
高野 富裕 松本 啓之亮 大木 功 大橋 敏明
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.115, no.7, pp.795-802, 1995-06-20 (Released:2008-12-19)
参考文献数
8

The authors have proposed a new framework of automatic knowledge acquision method and its prototype system has been reported at(6), which has generated switching sequences for substations. This paper will present its application to instruction table generation for local load dispatching offices. In the case of dispatching office the huge number and individual particularity are the points at issue. The office has to deal with hundreds of substations and transmission lines, and make a few hundreds of switching instruction tables a month. Generating tables is one of the most difficult tasks because the uniqueness of substations such as structural differences and particular management rules have prevented us from completing knowledge base which will contain thousands of rules. Our approach concerns the point for easy knowledge acquisition of the expert system, using an original learning algorithm named HCL (Hierarchical Concept based Learning). The HCL generates operational knowledge from cases in the past. This paper will discuss the fundamental problems of instruction table generation for dispatching offices and the solution to it by our approach. The method will be shown to construct and update its knowledge base automatically, using an actual network and operational cases of a dispatching office.