著者
土谷 信高 柴田 知之 芳川 雅子 足立 達朗 中野 伸彦 小山内 康人
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2014, 2014

オマーンオフィオライト中の珪長質岩類は,海嶺期のもの,後期火成岩類に伴われるもの(衝上開始期),オフィオライト層序の下部に貫入する花崗岩質小貫入岩類(大陸衝上期)の3種類に区分できる.本報告では,これらのうちワジ・フィズ上流ザイミ付近のマントルかんらん岩中に貫入するものと,南部のハイレイン・ブロックのワジ・ハイミリアのマントルかんらん岩に貫入する大陸衝上期の花崗岩質小貫入岩体について,年代と岩石化学的特徴を述べる.これらの珪長質岩類の年代は,これまでに得られていた海嶺期および衝上開始期のものとほぼ同じかやや若い.また全岩化学組成は,海嶺期および衝上開始期のものと著しく異なることから,これらとは全く起源物質が異なることが分かる.詳細な検討から,ザイミのものは基底部変成岩類の白雲母を含むものの脱水分解溶融で,またワジ・ハイミリヤのホルンブレンドを含む岩石は角閃岩の部分溶融で説明可能である.
著者
芳川 雅子 荒井 章司 柴田 知之 石丸 聡子
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集 2011年度日本地球化学会第58回年会講演要旨集
巻号頁・発行日
pp.374, 2011 (Released:2011-09-01)

スラブや堆積物由来成分によるマントルウェッジのより詳細な改変過程を明らかにするため、西南日本弧背弧域福岡県玄界島沖の黒瀬に産するマントルかんらん岩捕獲岩6試料の鉱物の主要元素組成および単斜輝石のSr-Nd同位体・微量元素組成を求めた。その結果、フラットからV型のコンドライト規格化微量元素組成パターンを示し相対的に低いNd同位体比を示すタイプ2(Yoshikawa et al., 2010)の捕獲岩が多く認められることがわかった。これらの捕獲岩試料中の単斜輝石は様々な程度の負のZr・Ti異常を示し、単斜輝石のCeN/YbN比とスピネルのCr#(100xCr/Cr+Al値)に相関がなく、さらに非常に肥沃したSr-Nd同位体組成を示すものが含まれ、起源マントルが部分溶融した後に沈み込むスラブや堆積物由来の成分による交代作用を被った可能性が高いことを示唆している。
著者
丸田 頼一 支倉 紳 柴田 知之
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.48, no.5, pp.19-24, 1985-03-30
被引用文献数
1 1

適要 1864年に,カリフォルニア州政府が設置したヨセミテ公園は,広域な原生地域を対象とした全米で最初のものてあった。その後,この公園は国立公園に吸収合併されたか,1902年,レッドウフドパークの設置以後,カリフォルニア州政府は州営公園系統の整備を着実に進め,現在ては,260ヵ所にものぽる多種多様な公園を設置している。本論においては,このような州営公園の発展の史的事実及び背景等を明白にしようとするものである。
著者
柴田 知之 三好 雅也
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2010年年会
巻号頁・発行日
pp.7, 2010 (Released:2011-04-06)

国東半島中心部に位置する両子山火山の主要元素・微量元素組成とSr・Nd・Pb同位体組成の分析を行った。その結果,両子山の初生的なマグマは,沈み込むスラブが部分溶融してできた珪長質なマグマであと考えることが可能であることが分かった。