著者
吉見 憲二 樋口 清秀
出版者
生活経済学会
雑誌
生活経済学研究 (ISSN:13417347)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.69-81, 2012

In the present study, it paid attention to the word of mouth marketing guideline that The Word of Mouth Japan Marketing Association had announced on March 12, 2010. And, examined how this guideline had effectiveness. Firstly, the definition and the previous work about the word of mouth marketing were confirmed. After that, picked up the guideline and analyzed cases that work or not. As a result, it reached the conclusion that the effect from the viewpoint of the consumer protection is limited. Finally, it paid attention to the case of penny auction. If stealth marketing is suspected, the guideline had not functioned effectively. As the reason, the guideline has stopped at moral regulation, and it was mentioned that things, such as a punitive clause or a research function, do not exist like U.S. regulation.
著者
吉見 憲二 樋口 清秀
出版者
生活経済学会
雑誌
生活経済学研究 (ISSN:13417347)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.69-81, 2012-03-31 (Released:2016-11-30)

In the present study, it paid attention to the word of mouth marketing guideline that The Word of Mouth Japan Marketing Association had announced on March 12, 2010. And, examined how this guideline had effectiveness. Firstly, the definition and the previous work about the word of mouth marketing were confirmed. After that, picked up the guideline and analyzed cases that work or not. As a result, it reached the conclusion that the effect from the viewpoint of the consumer protection is limited. Finally, it paid attention to the case of penny auction. If stealth marketing is suspected, the guideline had not functioned effectively. As the reason, the guideline has stopped at moral regulation, and it was mentioned that things, such as a punitive clause or a research function, do not exist like U.S. regulation.
著者
大江 宏子 樋口 清秀
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.53, pp.29-36, 2005-05-27

本報告では,インターネット上の活動から派生するオフ会に代表されるヒューマンネットワーキング(フォーラム)に参加するメンバーの利用評価の視点から,ネットワークの情報獲得効果について考察を試みるものである.冒頭,情報獲得や発信を目的とするインターネット上での様々な活動とフォーラムの実態をサーベイした上で,人々の信頼,規範,価値を共有することで強化されるとするソーシャルキャピタルにおけるネットワーク概念に着目しつつ先行研究を整理した上で,本報告において検証を行う仮説を立案する.フォーラム活動に参画したことのある者を対象に実施したアンケート結果から,当該仮説の検証を行いつつネットワーク利用者の評価の視座の把握を試みる.This paper analyzes the personal networks to gather information. Factor analysis and multiple regression analysis models are used on the data obtained from a questionnaire administered to 317 people to determine how they acquire information through participating in informal gatherings ("forums") and through internet based activities. The respondents'awareness of the benefits of networking is also paid attention to, as well as the factors leading to satisfaction or dissatisfaction with the outcomes of networking. The qualitative analysis of this data confirms the hypothesis that people recognize the different aspects of information-gathering forms or styles, and use them according to their needs, case by case, and in a complementary manner. Lastly, study points for future research are discussed.
著者
吉見 憲二 樋口 清秀
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第24回全国大会
巻号頁・発行日
pp.148-151, 2009 (Released:2010-02-26)

This study pays attention to embeddedness approach, and considers what "Evaluation from the consumer" influences WAKEARI market. We investigate the evaluation of "Outlet" in Rakuten Ichiba. In this case, it is thought that "Evaluation from the consumer" carries out the function similar to "embeddedness".
著者
三友 仁志 鬼木 甫 樋口 清秀 太田 耕史郎 実積 寿也 田尻 信行
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

本研究の目的は、わが国企業の情報化投資が当該企業あるいは産業のみならず、市場メカニズムを通じて消費者に対して及ぼす影響を理論的に解明し、併せて実証的統計的に分析することにある。平成17年度~19年度の研究期間を通じて、内外の研究動向の把握、専門家との意見交換、分析のための仮説モデルの構築、実証分析に用いるためのデータ収集、実証分析による仮説の検証、実証研究からのインプリケーションの抽出を遂行した。研究の遂行に当たっては、具体的には以下のようなテーマを取り上げた。(1)情報化が企業に与える便益のメカニズムの解明に関する研究の総括(2)情報化が消費者に与える便益のメカニズムの解明に関する実証研究(3)情報化と消費者保護に関する研究(4)通信と放送の融合にともなう市場メカニズムの変化に関する研究(1)については、企業部門における情報化投資メカニズムに関する研究の成果のまとめと総括を行い、情報化が消費者に与える影響の研究との関連を明らかにした。(2)については、情報化が消費者に与える便益のメカニズムの解明について、特に行動経済学から得られる知見を用いてこれまでの伝統的なミクロ経済学では分析しえなかった消費者行動(たとえば定額料金制度に対する選好など)に関する分析を行った。(3)については、情報化時代における消費者保護の問題について、主として個人情報保護法下における情報通信技術の活用とセキュリティ対策について研究を行った。(4)については、2011年に実施されるアナログ放送の停波とそれに伴うデジタルテレビへの移行に関して、企業並びに消費者に与える影響について研究を行った。
著者
三友 仁志 樋口 清秀 太田 耕史郎 実積 寿也 フィリップ 須貝 大塚 時雄 鬼木 甫
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究は、地球環境問題を軽減するための方策として、情報通信ネットワークの活用の可能性への着目し、その方向性を見出すことを目的とする。直接的な規制や経済学的な方法に加え、情報を適切に提供することによって人々を啓蒙し、より環境にやさしい行動をとることが可能となる。他方、これによって環境問題を認知するものの、行動に移らない可能性も指摘される。本研究では以下の3つのプロセスを通じて、かかる課題の解決を試みた:(1)情報通信の普及効果を把握するための評価モデルの確立;(2)情報通信の普及段階に応じた環境対応型産業政策とそれに呼応した企業戦略の明示;(3)従来の経済理論分析の下では十分に探索されてこなかった問題の検討。
著者
山岡 道男 浅野 忠克 阿部 信太郎 高橋 桂子 樋口 清秀 稲葉 敏夫 真野 芳樹 樋口 清秀 稲葉 敏夫 淺野 忠克 阿部 信太郎 高橋 桂子
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

日本の高等学校の経済教育内容と大学のそれとの不連続の現状を明らかにし、大学生の経済学習を効果的かつ効率的に行わせるための課題を、日本の大学のカリキュラムに見られる特徴から指摘した。また高校生と大学生のパーソナル・ファイナンスに関する知識の程度を調査するためのテストを実施して結果を分析した。さらに大学生の経済リテラシーついて、日本・米国・韓国・フィリピン・ニュージーランドで共通問題を使ってテストを実施し、その結果の国際比較から日本の大学生の経済理解の実態を明らかにした。