著者
大中 浩行
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.30, pp.37-42, 2001-03-22

2000年5月から7月にかけて発生した、rh-AB型血液患者の手術に対して献血による協力を呼びかけるメールが転送される現象を事例に、インターネットにおけるチェーンメールの社会的影響について調査を行った。Web上のBBS(掲示板)に転載されたメールを収集し、内容を分析することによって、伝播過程の分析を行った。今回の事例は「善意のチェーンメール」として社会問題化したが、短期間に多数に情報を伝達する行動は、善意・悪意を問わず社会問題化するリスクを孕んでおり、転送者の社会的地位なども考慮にいれた研究が課題となっている。This paper is case study on social influence of chain letters calling for blood donation. A lot of Japanese Internet users joined forwarding this chain letters from May 2000 to July. This study appears process of forwarding chain letters through collecting chain letters contributed to Bulletin Board System(BBS) in World Wide Web(WWW). This case had become social problem regarded as "No harm chain letters", but communicating to large members and short term is high risk action. It is important to research on Information transmitting considering social position of players.
著者
刀川眞
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.27(2006-IS-095), pp.59-62, 2006-03-16

サマータイム制の導入による情報システムへの影響について事前に検討すべきであるという問題提起を受け、研究会が中心となり予備的検討を行った。具体的には、サマータイムの開始と終了に応じて情報システムが認識するタイマを変更する場合と変更しない場合とに分け、航空機運行システムの影響や食品衛生法との関係など、幾つかの想定事象を抽出した。結論として、情報システムへの影響は多岐に渡ると考えられ、対応策を提示するには現場で生じる具体的事象をより多く収集しなければならないが、サマータイム制導入の動きは、それほど高まっているとは言いがたい。このため現時点で十分な情報を入手することは困難なため、社会的にサマータイム導入の機運が高まってきた時点で、再度、検討の継続を判断するものとした。
著者
渡辺 敏雄 庄司正成 鳥山 剛 古保 静男 加藤 忠
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.116(2003-IS-086), pp.1-8, 2003-11-19

花粉センサと花粉予報を用いた花粉情報システムを開発し、インターネットにおいて高精細花粉情報配信の実験サービスを実施した。開発したシステムは最新の花粉の飛散状況や、時間毎に最大48時間先までの飛散予報を提供する。本講演では2003年春の実験サービスの内容を紹介し、サービスログ解析やアンケート結果を基に、ユーザの利用動向や花粉情報に対する意識を考察する。
著者
加藤誠巳
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.1986, no.56(1986-IS-012), pp.1-10, 1986-09-16

近年首都圏の電車網は都市規模の巨大化、都市構造の変化等に伴い、複雑化・多様化しつつある。そのため電車網に関する情報の中から利用者が必要な情報を選択し、適切な電車路線を利用して目的地まで効率的に移動することが困難な状況となっている。このような公共交通機関利用者の時間的・経済的損失を防ぎ、利用し易さの向上により公共交通機関の利用の促進を図るため複数の大量交通手段を乗り継いで利用する際の最適ルートに関する情報を提供するシステムが望まれている。このような背景のもとで筆者らは東京駅を中心として約50kmの範囲にある1053の駅を含む首都圏電車網において駅名、ランドマークあるいは23区内の町下目名で出発地および目的地を指定することにより、乗り換え時間並びに運行時間間隔を考慮に入れた第k番目までの最短時間経路をパーソナル・コンピュータを用いてリアルタイムで探索するシステムを開発したので御報告する。尚、本システムは運輸省のメディア・ターミナル実験の一環として現在渋谷駅において一般の利用に供されている。
著者
増澤 晃 南野 謙一 渡邊 慶和
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.25, pp.19-26, 2007-03-14
被引用文献数
1

近年,ブログやSNS等が流行している.それらは,新聞や雑誌等の大手メディアと対比し,消費者が自ら情報を発信するメディアとしてCGM(Consumer Generated Media)と呼ばれている.CGMで広く取り上げられている話題は,商品を購入するための有用な情報源となっている.そこで本研究では,アフィリエイト広告を対象とし,CGMから話題を抽出して関連する商品広告の効果的な配信を行う話題連動型広告配信システムを提案する.本システムでは,広告掲載サイトのコンテンツ,CGMの話題,アフィリエイト商品広告とのマッチングを動的に行う.本システムは,利用者の購買履歴等の個人情報を取得しそれをもとに個別に広告を配信するのではなく,CGMから多くの消費者が興味のある話題を取得しそれをもとに広告を配信する.本稿ではシステム開発と評価実験について述べる.Recently, Blog and SNS (Social Network Services) are popular, and are called CGM (Consumer-Generated Media), compared with the mass media (newspaper, magazine, etc.). Hot topics from CGM are useful information for people to purchase goods. We present a Hot topic Match Advertising Delivery System which extract hot topics from CGM and deliver affiliate advertisings matched them dynamically. The system do not acquire personal information such as history of purchasing, but extract hot topics from CGM in which many people are interested. This paper describes the system development and an evaluation experiment of the system.
著者
児玉 公信
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.120, pp.39-46, 2008-11-25

"SSM で使われるリッチピクチャは,多視点から対象システムの問題状況を記述する.リッチピクチャの書き方について明確な規定はなく,できるだけ言葉を使わないように推奨されるだけである.したがって,その図が問題状況を書き切れているかどうかの判断は,その参加者が納得するかだけである.一方,因果ループ図は対象システムの動的性格を記述するが,その重要変数を何にするかが恣意的に決められる.そのため,両図が,同じシステムの異なる側面を記述しているかどうかもわからない.ここで,リッチピクチャに記述した行為者とその間の関わりを計量可能な値の流れを記述し,これを因果ループ図の重要変数として記述することで,システムの問題状況を書く.同時に,相互の書ききれない部分が発見できることで,さらに深い状況の記述が可能になる."Rich-picture and causal-loop diagram are often used to depict the problematic situation of Human Activity Systems. By using a rich-picture, one can depict the relationships and connections among entities but not the dynamism of the system. When using a causal-loop diagram, it is difficult to identify the important variables describing the systems dynamics. This report proposes the use of a rich-picture to describe entities as various actors com-posing the system. The idea allows us to depict the value-flows among actors and identify the important variables for depicting in a causal-loop diagram, to avoid selecting important variables arbitrarily, and to observe the cause-and-effect structure by identifying relationships and value-flows not seen in rich-picture, as well as to depict rich-pictures more vividly.
著者
程 近智
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.1988, no.30(1988-IS-019), pp.1-10, 1988-05-17

今日の情報システムは単に業務の自動化、効率化を目指したものではなく、経営戦略を実践に移す際の有効かつ不可欠な手段である。いかに経営戦略に適応した情報システムを構築するかは、今や企業にとって大きな課題であり、競争優位性を保つための重要なポイントとなっている。METHOD/1はこのような背景を踏まえた高品質な情報シネテムをスケジュール通りに、予算内で構築する方法、手順、技法を明確化したトップダウンアプローチ型の体系的システム化方法論である。本報告では、METHOD/1の構成と主な特徴を概説するとともに、筆者の経験より、システム化方法論を実践に生かすために重要と思われるポイントを述べた。
著者
児玉 公信
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.81, pp.39-44, 2008-08-21

情報システムの機能要求を記述するために,ユースケースが一般的に使われるようになったが,その記述内容や粒度はまちまちであり,その意義も効果も十分に理解された上で使われているとは言えない.本報告では,行為者の仕事を 「もの・こと分析」 でいう 「基本変換」 としてとらえ,ユースケースを 「手段のもの」 として定義することを提案する.これによって,仕事の流れとユースケースおよびユースケース記述の位置づけが明らかになり,記述すべき内容を確定できる.Usecase has recently become a standard method of writing functional requirements for information systems. However, different styles and granularities are being used in dif ferent usecases because of misunderstandings regarding the meanings and benefits of the usecase method. This report proposes to treat the actions of an actor as the basic transftmnation of a "MONO-KOTO" analysis of Nakamura and to write usecase as a "THING of MEANS," a function to support the action. This treatment enables usecase writers to understand the usage of usecase and flow of actions while ensuring the provision of a good description of usecase.
著者
白石 亘
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.25, pp.7-10, 2007-03-14

治郎吉商店(以下、当社と記す)では、学生アルバイトをプログラマとして雇用しているが、一方でインターンシップを受入れている。アルバイトもインターンシップも、当社の仕事に参加しながら、実プロジェクトを体験してもらっている。このことがプログラマ教育に効果的に作用すると考えるに至ったので、その方法について報告する。また、学生のタイプと仕事との組み合わせについて分析したところ、ある程度の方向性が見えてきた。そこで、学生のタイプと仕事のマッチングについて考察する。Some student part time workers and interns has been working on Jirokichi & Company as programmer. Working on real project has been effective measures to improve their programming skill. This article reports the process of job assignments for part time students and interns. Considering student's personalities and characters of job type, I found some hints for proper job assignment.
著者
金田 重郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.52, pp.7-14, 2008-05-26
被引用文献数
1

「情報システムのプロトタイプ開発はジャーナル論文にはならない」と言われる.そして,その原因のひとつとして,情報システムにおける「評価」の困難性が挙げられる.そこで,本稿では,ナイーブな評価例を分析し,情報システムの評価における課題を分析する.評価困難性の大きな原因は,複合的機能をもつ情報システムが複雑な実社会に埋め込まれた時の「価値」について,情報システムの存在以前に仮説生成する「量的研究」アプローチにある.また,実環境における情報システムの価値を,小規模社会的実験だけで評価することも難しい.これら問題を打破するため,「質的研究」アプローチを適用する.具体的には,グラウンデッド・セオリー・アプローチによって評価を行い,これにシステムダイナミクス(SD)を併用する.これは,システムの価値はシステム稼働後にしか評価できないとの立場に立ち,民族誌的アプローチに価値の発見を委ね,規模の限界と定量的評価の弱さを,SD により補完する試みである.It is very hard that a draft concerning an application system is accepted as a journal full paper. Often the referees bring up that the technical originality of the draft is poor and the evaluation is not adequate. To break this situation, some naive evaluation cases are analyzed in this paper. This situation arises from the limitation of conventional quantitative approach to evaluate the "value" of the application system in the real world before the prototype implementation. To resolve the problem, this paper proposes a new approach; the fusion of qualitative approach and system dynamics. The basic stances of the proposed approach are 1) the field research is only feasible after the prototype implementation, 2) the qualitative approach can derive fruitful model/theory, even if the number of the subject persons, 3) the scale limitation of the prototype experiment can be overcome by using system dynamics.
著者
住吉 政英 石井 勉 伊吹 公夫
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.34(1994-IS-053), pp.25-30, 1995-03-22

スター網の頂点に統括プロセッサを設けて、共通データを各プロセッサにコピーする方法で、分散処理の排他制御を簡単にできるが、プロセッサ数の増加に伴う負担を軽減する工夫が必要である。筆者らはデータ転送の局所性に注目し、この負担を軽減する階層網構成と、共通変数の網階層に対応させるUniversal Tree技術を考案した。また、コピー完了待ちをチェックするIF文の氾濫で、応用プログラム構造が複雑になるのを避けるため、Active指向という新しいプログラミングパラダイムを用いて、コピー完了の機能を分散OSに集中することに成功した。その実現法を述べるとともに、3種の試作応用例で、これらの技術の有効性を確認したことを報告する。
著者
川越 敏司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.44, pp.1-9, 1996-05-21
参考文献数
8

本論文では、急速に発展しつつあるInternetを通じた電子取引の時代に向けて、そうした取引の安全性や正当性を保証するための暗号化プロトコルについて、ゲーム理論の立場からその特質と限界を提示し、こうしたプロトコルデザインとゲーム理論との協調作業が重要であることを論じる。プロトコルデザインにおいては、プロトコルを通じて送られる通信中のメッセージの改ざんを防ぐことで、安全性や正当性を保証するプロトコルを考えることを目標としているが、こうしたプロトコルにおいて送られるメッセージがプロトコルに参加するものの真の情報を含んでぃるがについては何の保証も与えられない。ゲーム理論におけるメカニズムデザインでは、そのメカニズムに参加するプレイヤーの送るメッセージが、真の情報を含むものであることを保証するようなメカニズムを構築することを目標としているが、このメカニズムは参加するプレイヤーがすべて合理的であること、すなわち多項式時間Turing Machine以上の計算能力を持っていることを前提としている。本論文では、こうした異なる目的を持つプロトコルデザインとメカニズムデザインの成果を互いに補間しあうことにより、よりよい取り引きメカニズムを開発し得るということを主張する。具体的には、公開鍵交換におけるユーザー認証の問題と、鍵共有プロトコルを用いたマルチパーティプロトコルを取り上げる。We insists that there is a complementary relation between designing secure protocols using cryptgraphy and designing incentive compatible mechanism using game theory when we aim to build secure and incentive compatible protocols. Using the main results of protocol design, we can build secure message transaction protocols in which all players cannot break other person's secret under some computational constraint, but we have no ways of forcing players to reveal their real information by means of these protocols or give players incentive to reveal their real information. On the other hand, using the main result of game theory we can build incentive compatible mechanism in which all players should reveal their real information, but this machanism require all players to be rational or to have computation power more than Turing Machine has. We show that collaborations between protocol design and machanism design in game theory is beneficial for both research field and can build more secure and incentive compatible transaction machanism. In this paper, we consider user authentification problem in exchanging publickey and multiparty protocol using secret sharing to show needs for collaborations between cryptgraphy and game theory.
著者
永田 守男
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.62(2001-IS-077), pp.25-30, 2001-06-26

現実的な情報システムに関する研究成果への要望が学会の内外で増している。しかし、学術ジャーナルの査読基準が適合しづらいことと、この分野で仕事をしている人たちが論文の執筆に慣れていないことから、この種の研究論文は相変わらず少ない。ここでは、本研究会の運営委員会で筆者が提案して議論してきた内容の中間報告を行い、いろいろな意見を取り入れて査読基準と論文執筆の指針を具体化していく材料を整えたい。提案の要点は、研究として取り上げるものが、要素技術ではなくシステムとしてまとめるという観点に重点を置くことにある。ただし、これまでの研究論文と同様に、内容の新規性、有効性、信頼性は不可欠であると考える。これらの詳細と、それに合う情報システム論文の書き方について述べる。

2 0 0 0 OA JSD概論

著者
加藤潤三
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.84(2001-IS-078), pp.37-44, 2001-09-08

JSD(Jackson System Development)の概要をモデル化と機能の仕様化を中心に説明する.JSDの特徴はソフトウェアシステムの開発を仕様化とその実現に明確に分離していることである.JSDの成果物という側面から見たときの特徴としてこの分離に適切な仕様書の構成と構造がある. JSDのモデル化で採用しているアプローチは系統的であり 現在でもそのアプローチは有用である.今まであまり述べられなかった仕様書の構成と構造の特徴とモデル化それからJSDの限界と現時点での応用について述べる.
著者
石野 正彦 八巻直一 市川 照久 水野 忠則
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.53, pp.37-42, 2005-05-27

現在、顧客の嗜好にあった商品を推奨するリコメンデーション技術の研究や実用化が進められている。多くの先行研究において、協調フィルタリングやコンテンツ分析による方法が有力である。本研究では、これらに新たな方法を加えて、顧客の属性に対する商品の嗜好と商品の属性の両方からコンジョイント分析と協調フィルタリングにより、嗜好評価値を推定する推奨方法について提案する。Now,the research and utilization of recommendation technology which recommend the goods suitable for a customer`s taste are advanced. In many precedence researches,the method by collaborative filtering or contents analysis is leading. In this research,a new method is added and the recommendation method of presuming the taste evaluation value is proposed by conjoint analysis and collaborative filtering from both a taste of goods to a customer`s attribute,and the attribute of goods.
著者
伊藤 昭博
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.81, pp.5-13, 1992-10-20

日本DECは米国DECの日本支社として、1968年に業務を開始し,1982年に日本法人化を行われた。電子メールについては、当初は海外との通信用にTELEXが使用されてきたが、1982年 VAX導入後は社内メール用に VAXmailを使用開始しました。1987年にVAXでの日本語サポート及び漢字端末の導入を行い、ALL?IN?1による社内のOAシステムが構築された。現在では、全従業員が使用できる環境が提供され、電子メールは社内のコミニケーションツールの一つとして、重要な位置を占めている。Digital Japan has been established as a liaison office in Japan in 1968 and incorporated in 1982. In the first stage, telex has been used as a means of communications with overseas. Then in 1980 after VAX system installed, VAXmail replaced it. In 1985, internal office automation system has been constructed by ALL-IN-1 with Japanese VAX os and Kanji charactor terminals. Nowadays, the electric mail system in ALL-IN-1 is available to use all employees, and has come to take a place in importance in one of communication tools.
著者
菊池 新 加藤誠巳 高木 啓三郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.25, pp.25-32, 1994-03-15
被引用文献数
2

近年、我国の公共交通網は一段と整備されて来ているが、それに伴い時刻表を考慮に入れて任意の出発地から任意の目的地に至る最適な経路を求めることは困難になりつつある。筆者らは従来からパーソナルコンピュータを用いて、新幹線特急と航空便の時刻表を考慮して最適な乗継系列を探索するシステムを作成したが、出発地、目的地は新幹線の駅または空港に限定されており、最寄りに新幹線の駅あるいは空港がないところが出発地または目的地である場合にはどこの新幹線の駅あるいは空港にアクセスするのが適当であるか分からない欠点があった。本論文では、日本全国の私鉄を含む9,015の鉄道駅ならびに空港を出発地あるいは目的地として指定したとき、航空機、新幹線特急、JR在来線特急の時刻表を考慮に入れて、第k最適乗継系列 (=1,2,・・・) を探索する方法ならびに実際に最適乗継系列をパーソナルコンピュータPC?9821を用いてWindows3.1の下で探索した結果について述べている。In recent year, the public transportation networks of Japan have made remarkable progress, so that one cannot easily find the optimal route from his origin to his destination. The authors already developed a system which provides the optimal transfer sequence of the Shinkansen limited expresses and the airplanes with the timetables taken into account. The defect of this system is that only the Shinkansen stations and the airports can be designated as an origin or a destination. As a result, a person whose nearest access point is the local station does not know where to go in order to take the limited expresses or the airplanes. In this paper, an optimal transfer sequence searching method and system is presented, in which any one of 9,015 stations and airports can be chosen as an origin or a destination. This system treats not only the airplanes and the Shinaknsen limited expresses but also the limited expresses of the conventional JR lines. The time require to obtain the optimal transfer sequences is quite reasonable, which reveals that the system running on a personal computer under Windows 3.1 is of practical use.
著者
澤田 芳郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.61, pp.55-62, 1994-07-19

人は環境との相互作用を通して成長をとげるが、現代社会ではその過程にコンピュータ技術が深く関与している。しかし、学校へのコンピュータ導入は必ずしも効果をあげなかった。情報システムの社会学の観点から分析すると、リソース問題、ポリティックス問題、教育観問題が指摘できる。システム開発は「問題解決」としてのシステム設計と、「制度化」としてのシステム構築からなる。システムエンジニアはシステム設計の社会的背景自体を設計し、成立させなければならない。教育へのコンピュータ導入の負の側面はとくに後者の不適切から生じている。「システムエンジニアとしての教師」概念を検討した。Human grows up through the interaction with environments which are penetrated with computer technology. But, the introduction of computers into school was not necessarily effective. From the view point of sociological approach to information systems, it was caused by resource problem, politics problem, and value position problem about education. System development is consist of system design as "problem solving" and system implementation as "institutionalization". System engineers should design social background of the information system. Negative aspects of IT in education is derived from the unre1evance of system engineering. The author discussed the concept of "teacher as a system engineer".
著者
永田 守男
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.62, pp.25-30, 2001-06-26
被引用文献数
9 2

現実的な情報システムに関する研究成果への要望が学会の内外で増している。しかし、学術ジャーナルの査読基準が適合しづらいことと、この分野で仕事をしている人たちが論文の執筆に慣れていないことから、この種の研究論文は相変わらず少ない。ここでは、本研究会の運営委員会で筆者が提案して議論してきた内容の中間報告を行い、いろいろな意見を取り入れて査読基準と論文執筆の指針を具体化していく材料を整えたい。提案の要点は、研究として取り上げるものが、要素技術ではなくシステムとしてまとめるという観点に重点を置くことにある。ただし、これまでの研究論文と同様に、内容の新規性、有効性、信頼性は不可欠であると考える。これらの詳細と、それに合う情報システム論文の書き方について述べる。There have been few research papers on practical information systems in traditional academic journals. Based on discussions of writing and reviewing such papers at the operational committee of the special interset group Information Systems and Social Environments in IPSJ, this article proposes criteria of reviewing papers on information systems. Moreover, we show guidelines of writing papers on information systems. Different from traditional scientific or technological papers, the papers of this type concentrate the ways to integrate the technological elements. All papers should satisfy those originality, effectiveness and reliability.