著者
加藤 司 石原 武政 石井 淳蔵 崔 相鐵 高室 裕史 田村 晃二 横山 斉理 柳 到亨
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究では、商業者の利潤動機と社会的貢献の二側面を包摂する「商人精神」という観点から、(1) 関連する「家業」、「のれん」など過去の研究蓄積を整理し、(2) 国内において商 業者と地域コミュニティの関係を東日本大震災によって被災した商店街などのケース・スタディを通じて明らかにし、(3) 東アジアにおける韓国、中国を中心に商業者、商店街組織の実態について 比較調査を実施 した。その成果として、 商業者と地域社会ならびに政策とが複雑に絡み合う関係を明らかにする枠組みが構築された。
著者
横山 斉理
出版者
日本大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

研究成果は、大きくは以下の4点にまとめられる。第1は、スーパー業態のマクロ指標の整理により、日本の流通構造における中小商業者の位置づけを確認することができた。第2は、事例研究により、小売業の店頭従業員においては、店頭従業員特有の知識構造プロセスが存在することを確認した。第3は、小売店舗への来店客から得られたデータを顧客満足度モデルを用いて分析した結果、一見不利に思われる価格において優位性がみられることが確認された。第4は、小売店頭の従業員から得られたデータの分析結果から、店頭従業員の能力獲得には外部環境のプレッシャーがポジティブに働く場合とネガティブに働く場合があることが確認された。
著者
加護野 忠男 石井 淳蔵 猶本 良夫 川上 智子 松嶋 登 坂田 隆文 水越 康介 横山 斉理 日高 優一郎
出版者
甲南大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

本研究は、医療経営のマネジメントに関する研究を行うことを目的とする。具体的には、医療分野の固有性をふまえつつ、研究上の方法論整備を行い、トヨタ生産方式を中心としたマネジメントノウハウの意義についての研究がすすめられた。研究の結果、方法論として、制度論や実践論に基づく研究の可能性が示された。また、具体的な対象については、トヨタ生産方式はもとより、より包括的に次章を捉える為にも、ITの意義や、ガバナンスの必要性などが確認された。