著者
寺田 健太郎 横田 勝一郎 斎藤 義文 北村 成寿 浅村 和史 西野 真木
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2017
巻号頁・発行日
2017-03-10

Oxygen, the most abundant element of Earth and Moon, is a key element to understand the various processes in the Solar system, since it behaves not only as gaseous phase but also as the solid phase (silicates). Here, we report observations from the Japanese spacecraft Kaguya of significant 1-10 keV O+ ions only when the Moon was in the Earth’s plasma sheet. Considering the valence and energy of observed ions, we conclude that terrestrial oxygen has been transported to the Moon from the Earth’s upper atmosphere (at least 2.6 x 104 ions cm-2 sec-1). This new finding could be a clue to understand the complicated fractionation of oxygen isotopic composition of the very surface of lunar regolith (particularly the provenance of a 16O-poor component), which has been a big issue in the Earth and Planetary science.
著者
横田 勝 三船 温尚 清水 克朗
出版者
高岡短期大学
雑誌
高岡短期大学紀要 (ISSN:09157387)
巻号頁・発行日
no.5, pp.19-26, 1994

スズを基としたスズ-銅-アンチモン合金は一般にホワイトメタルと呼ばれ,工業用軸受け材料やピューターと呼ばれる工芸材料に多く利用されている。本実験では工芸材料の立場から金相学および機械的性質について実験と検討を行った。得られた結果は次の通りである ; (1)Sn-CuおよびSn-Sb 2元系合金の冷却過程において熱分析曲線の上で2種類の発熱ピークが観察された。一方,Sn-Cu-Sb 3元系合金では3種類のピークが観察された。これら3種類の合金の60OK付近で現われる第1ピークは平衡状態図中の液相線上の点に相当する。約500Kで現われる第2ピークは,それぞれSn-Cu系ではa/α+η,Sn-Sb系ではα/α+β. Sn-Cu-Sb系ではα+γ/α+β+γの変態温度に相当する。Sn-Cu-Sb 3元合金だけは520K付近で第3のピークが観察された。これは平衡状態図中の固相線温度に相当する。(2)5mass% CuまでのSnへの参加による硬さへの影響はほとんど認められなかった。しかしながら、SnへのSbの添加は硬さを著しく向上させた。SnへのCuとSbの同時添加は3元系合金の硬さを効果的に高めた。(3)本3元系合金の強化機構は時効硬化型であると考えられる。
著者
今淵 純子 横田 勝
出版者
The Surface Finishing Society of Japan
雑誌
表面技術 (ISSN:09151869)
巻号頁・発行日
vol.51, no.10, pp.976-982, 2000-10-01 (Released:2009-10-30)
参考文献数
7
著者
横田 勝一郎
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.198-199, 2011
参考文献数
4

私が中学生の時,すばらしい理科の先生に出会った。30年余り経った今も,楽しく,分かりやすい授業のようすを思い出す。「先生,○○はどうしてですか?」どんな質問にも,その場で分かりやすく教えてくださった。私が理科教員になった理由のひとつにその先生の影響がある。生徒にとって,楽しく分かりやすい授業がしたい。科学の楽しさや有用性を伝えたい。教員になって26年,日々そんな思いで授業に臨んでいる。
著者
井上 誠 東 泰助 小野木 伯薫 横田 勝 村田 安規 中平 敦
出版者
Japan Society of Powder and Powder Metallurgy
雑誌
粉体および粉末冶金 (ISSN:05328799)
巻号頁・発行日
vol.58, no.7, pp.407-411, 2011-07-15
参考文献数
8

We have developed the Ag-Cu-Sn-Ni quaternary brazing filler metal having a low melting point, a high strength and a high ductility. Then, we produced wire saws composed of Ni-coated SUS304 wires, on which diamond abrasives are fixed with this brazing filler metal. We tried to slice the Si ingots using this wire saw. Good results were obtained for the application to the production of silicon wafers for solar cells. Accordingly, we focused on the basic experiments for further performance of the fixed abrasive diamond wire saws, leading to low cost of slicing technique of hard materials such as silicon and sapphire. In particular, we examined wettability, interfacial reaction and joint strength between Ag-Cu-Sn-Ni quaternary brazing filler metal and industrial metal plates such as Cu, Ni or flux coated SUS304.
著者
東 泰助 井上 誠 小野木 伯薫 横田 勝 村田 安規 中平 敦
出版者
The Society of Materials Science, Japan
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.59, no.6, pp.418-422, 2010
被引用文献数
3 1

The development of low melting temperature coating materials for brazing diamonds was attempted for diamonds wire saw for slicing single crystal silicon.The diamonds wire saw was made by brazing diamonds on SUS-304 wire with high strength for the sawing equipments. Since the degradation of SUS-304 wire was generally generated at higher temperature over 600°C, the high performance coating materials, composed of 47.5 wt.%Ag-25.5 wt.%Cu-27.0 wt.%Sn based materials, was developed by addition of Ni into them to improve the brittleness for SUS-304 wire. These results suggested that the coating material of (47.5 wt.%Ag-25.5 wt.%Cu-27.0 wt.%Sn)-1 wt.%Ni was the suitable brazing of the diamonds SUS-304 wire for sawing equipments.
著者
中村 滝雄 横田 勝 今淵 純子
出版者
富山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

日本における刃物製品は貴重な鉄で製作されてきたと同時に、経済性、機能性や耐久性などが要求されることから、軟鋼に高炭素鋼をつけるツケハガネ(鍛接)といわれる伝統的な製作方法が用いられている。そのことによって鉄に柔軟性と強靭性を与え、優れた刃物製品を製作することができたのである。本研究で取り上げた種子鋏は、伝統的な鍛冶技能を有した刀鍛冶師が多く居住し、良質の砂鉄が豊富に産出していた種子島において製作が始められたツケハガネによる道具である。現在、種子島において全て手打ちで製作している牧瀬氏が製作する種子鋏は、伝統的な鍛冶技術で製作さているのが特徴的であり、優れた切れ味とともに品質も高く美しい形態をしている。本研究および調査結果の概要は次のとおりである。(1)種子鋏製作における作業環境や道具の調査を詳細に行って、牧瀬氏が製作した独特な道具と特徴を持った鋏の形態や機能の関係を考察した。(2)映像によって製作工程の記録を行うと同時に、伝統的なツケハガネ方法で製作された種子鋏の構造と機能的な特徴を解明した。(3)製品おける鋼の組織や硬度など顕微鏡観察によって材料工学的な解析を行うと同時に、他産地の製品と熱処理による硬さの比較検討を行った。その結果、種子鋏独自の性質を出現させていることが分かった。これらは徒弟制度の中で牧瀬氏が勘と経験によって修得したものであり、伝承されてきた種子鋏製作技術や伝統的な鍛冶技術の保存という点で貴重な資料となった。また、種子島における砂鉄の調査や技術の伝承方法の推察も予備的に行った。
著者
小堀 孝之 野瀬 正照 三船 温尚 武笠 朗 清水 克朗 横田 勝 戸津 圭之介
出版者
富山大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2005

江戸末期の武生大仏は胎内に入って調査でき分鋳技法が多用されたことが解明できた。その他の江戸大仏は胎内に入れないことから、外部調査だけでは組み立て法が分鋳か鋳接か断定できず報告書作成が滞った。そのため、平成19年度は内部観察用ファイバースコープを隙間から挿入し、九品寺大仏、瀧泉寺大日如来像の胎内調査を行った。前者は分鋳と鋳接、後者は鋳接で組み上げたことが判明した。また、吉祥寺大仏は垂下した裳先の裏面観察によりその鋳接の具体が解明できた。次に、江戸中期の大型大仏の法華経寺大仏胎内へ入って調査を行った。偶然にも雨天直後に胎内に入り、接合部分から胎内への雨水の染み込みが見られるものの、冬期であっても陽光を受け短時間で乾燥することが分かった。また、蓮台との隙間から風が内部に入り乾燥を速めていた。目視観察ではあるが、青銅内部にまで及ぶ深刻な腐食の進行は無いと判断できた。今年度、背中の扉から胎内へ入れたもの2体、扉から頭を入れられたもの2体(観音寺大仏、芳全寺大仏)、ファイバー観察したもの2体、隙間から覗いたもの2体(駒形大仏、御代の大仏)で、これらによって分鋳、鋳接の外面痕跡が明らかになった。これらの内部観察と結果の援用によって、組み立て法がおおむね確定できるものに、分鋳と鋳接が1体(九品寺大仏)、分鋳が1体(観音寺大仏)、主に分鋳でパーツを作り鋳接で組み上げたものが1体(武生大仏)、鋳接が14体(瀧泉寺大日如来、天王寺大仏、宝龍寺大仏、西迎寺阿弥陀如来、駒形大仏、品川寺地蔵菩薩座像、円福寺大仏、法華経寺大仏、吉祥寺大仏、宇都宮大仏、芳全寺阿弥陀如来、光明寺不動明王、御代の大仏、鎌ヶ谷大仏)であった。胎内調査では内部に及ぶ腐食が認められるものはなかった。首の固定に不安なものがあり、調査によって複数通りの固定方法が解明しており、それを基に今後の修理を的確に行うことができると考えている。