著者
橋本 謙一
出版者
公益社団法人 日本セラミックス協会
雑誌
窯業協會誌 (ISSN:00090255)
巻号頁・発行日
vol.70, no.798, pp.C225-C233, 1962-06-01 (Released:2010-04-30)
参考文献数
53
著者
橋本 謙二
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
日本生物学的精神医学会誌 (ISSN:21866619)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.188-191, 2016 (Released:2018-07-20)
参考文献数
28

近年,精神疾患の病態に酸化的ストレスや炎症がかかわっていることがわかってきた。例えば,統合失調症患者やうつ病患者の血液中の炎症性サイトカイン濃度が,健常者と比較して有意に高い事が報告されている。以上のことから,抗酸化作用や抗炎症作用を有する化合物は,これらの精神疾患の予防薬・治療薬になりうる可能性がある。本稿では,統合失調症やうつ病の発症予防の可能性としてのブロッコリースプラウト等の野菜に含まれているスルフォラファンについて考察する。
著者
橋本 謙二
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
日本生物学的精神医学会誌 (ISSN:21866619)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.153-156, 2013 (Released:2017-02-16)
参考文献数
34

グルタミン酸受容体のサブタイプの一つであるNMDA受容体拮抗薬ケタミンが,治療抵抗性のうつ病患者や双極性障害患者のうつ症状に対して即効性の抗うつ効果を示すことが報告された。現在,うつ病の新規治療ターゲットとしてグルタミン酸神経系が注目されている。特に,NMDA受容体のチャンネル部位,グリシン調節部位,GluN2Bサブタイプに作用する薬剤が開発されている。本稿では,うつ病の病態におけるグルタミン酸神経系の役割と新規治療ターゲットとしてのNMDA受容体の可能性について考察したい。
著者
橋本 謙
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
日本生物学的精神医学会誌 (ISSN:21866619)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.97-101, 2012 (Released:2017-02-16)
参考文献数
38

近年,統合失調症のグルタミン酸仮説に基づいた多くの新規治療薬の開発が進められている。特に,代謝型グルタミン酸受容体mGluR2/3作動薬,グルタミン酸受容体のサブタイプの1つであるNMDA受容体を活性化するような薬剤,たとえばD型セリンおよびD型アミノ酸酸化酵素阻害薬の併用,NMDA受容体近傍のグリア細胞に存在するグリシントランスポーター1(GlyT-1)阻害薬などが注目されている。また,第二世代抗生物質ミノサイクリンは神経突起促進作用を有し,精神疾患の動物モデルでの治療効果も報告されており,統合失調症を含む多くの精神神経疾患の治療薬としての可能性が指摘されている。本稿では,NMDA受容体低下仮説に基づいた統合失調症の新しい治療薬の開発状況およびミノサイクリンの治療薬としての可能性について考察したい。
著者
橋本 謙
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.389-396, 1991

植物抽出液, プラセンタエキス, 酢酸トコフェロール, センブリエキス, サリチル酸の他にエチニルエストラジオールが配合された女性用育毛剤コラージュリッチを女性脱毛患者10例に使用した。<BR>その結果, 著効4例, 有効3例, 無効3例で, 有効以上が70.0%であった。また有用度は, かなり有用以上の有用率として70.0%の結果を得た。<BR>概括安全度では, 全例に副作用を認めなかった。<BR>以上より, コラージュリッチは脱毛症の女性患者に対し安全かつ効果に期待の持てる育毛剤と考えられた。
著者
新津 富央 伊豫 雅臣 橋本 謙二 橋本 佐 佐々木 剛 小田 靖典 木村 敦史 畑 達記 井手本 啓太
出版者
千葉大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

注意障害を伴う精神疾患(気分障害、注意欠如/多動性障害:ADHD)患者を対象に、生体サンプル採取と注意機能測定とを行い、血液中のグリア細胞株由来神経栄養因子(GDNF)濃度と注意機能との関連を探索した。その結果、血清中GDNFは成人ADHDにおける注意障害の病態に関連している可能性が示唆された。また、血清中GDNFはうつ病と双極性障害における臨床的重症度と関連していた。血清中GDNFは、ADHDや気分障害のバイオマーカーになる可能性が示唆された。
著者
橋本 謙二
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学会年会要旨集 第95回日本薬理学会年会 (ISSN:24354953)
巻号頁・発行日
pp.1-EL01, 2022 (Released:2022-03-21)

近年、麻酔薬ケタミンがうつ病の画期的な治療薬として注目されている。ケタミンは治療抵抗性うつ病患者に投与して数時間後に抗うつ効果を示し、その効果は1週間以上持続する。さらに、ケタミンはうつ病患者の自殺願望、希死念慮も劇的に改善し、自殺予防という点からも注目されている。ケタミンは、不斉炭素を有しているので、二つの光学異性体を有する。わが国で使用されている麻酔薬ケタミンはラセミ体である。米国Johnson &#x26; Johnson社は、NMDA受容体への親和性が強いエスケタミンを開発し、2019年に治療抵抗性うつ病の治療薬として、米国と欧州で承認された。一方、演者らはNMDA受容体への親和性が弱いアールケタミンの方が、エスケタミンより抗うつ作用が強く、副作用が少ないことを発見した。現在、米国企業がアールケタミンの第二相臨床治験を海外で実施中であり、わが国では大塚製薬株式会社が第一相臨床治験を準備中である。本教育講演では、千葉大学で開発した新規抗うつ薬アールケタミンの最新知見について議論したい。
著者
橋本 謙二
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.127, no.3, pp.201-204, 2006 (Released:2006-05-01)
参考文献数
27
被引用文献数
7 6

近年,自殺の増加が社会問題になってきており,年間3万人以上の方が,自ら命を絶っている.自殺の原因の一つが,代表的な精神疾患のうつ病であるといわれている.うつ病の治療には,選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)等の抗うつ薬が使用されている.SSRIの急性の薬理作用は前シナプスに存在するセロトニントランスポーターを阻害することにより,シナプス間隙のセロトニン量を増加させることであるが,治療効果の発現には数週間を要することが知られている.一方,SSRIのセロトニン神経系における作用は投与直後に認められることから,セロトニン神経系に直接に作用するだけでなく,細胞内の様々なシグナル伝達系に関わる転写因子制御の分子メカニズムが注目されている.本稿では,うつ病の病態および抗うつ薬の作用メカニズムにおける脳由来神経栄養因子(BDNF)の役割に焦点を当て,最新の知見について解説する.

1 0 0 0 OA 史前の窯業

著者
橋本 謙一
出版者
公益社団法人 日本セラミックス協会
雑誌
窯業協會誌 (ISSN:00090255)
巻号頁・発行日
vol.62, no.695, pp.351-355, 1954-05-01 (Released:2010-04-30)
参考文献数
19
著者
橋本 謙二
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
脳と精神の医学 (ISSN:09157328)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.55-60, 2009-03-25 (Released:2010-04-27)
参考文献数
44