著者
江頭 満正
出版者
尚美学園大学
雑誌
尚美学園大学芸術情報研究 (ISSN:18825370)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.1-16, 2016-03-31

日本では年間150以上のロックフェスティバルが開催され、 数日の開催期間で多くの観客を集め、 地域活性化にも、 ビジネス面でも成功する傾向にある。 本研究では、 2つのタイプのロックフェスティバルの違いを、 経済波及効果の視点で分析した。 郊外型の事例として 「MONSTER baSH2015」、 都市型の事例として 「VIVA LA ROCK2015」 の経済波及効果を算出。 その結果から、 地域に与える影響を考察し、 郊外型がより高額であることを明らかにし、 観客の来場意図へも言及した。
著者
江頭 満正
出版者
尚美学園大学芸術情報学部
雑誌
尚美学園大学芸術情報研究 = Journal of Informatics for Arts, Shobi University (ISSN:18825370)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.17-29, 2018-10

本稿では、FUJI ROCK FESTIVAL 2015の経済的影響について考察した。現在、日本の音楽業界は大きな変化を遂げている。CDの販売量は減少しているが、音楽祭は250カ所以上で開催されている。音楽祭は盛んになり、音楽業界だけでなく地域の発展のためにも重要な位置を占めるようになった。フジロック2015の会場で、来訪者の居住地域と来訪者の購買行動について調査アンケート調査を実施し、221の有効回答を得た。経済波及効果金額は、主催者消費および、交通費、宿泊費などの来訪者消費から算出し、フジロック2015の経済波及効果は約150億円であった。これらの結果から、フジロック投資利益率は高く投資効率の良いイベントであること、来訪者消費行動に関しては初心者の訪問者よりも多額の消費傾向があることが明らかになった。また、ロックフェスティバルの構成要素を分析し、フジロックの優れた部分を明らかにした。今後、観光学の枠組みで、ロックフェスティバルを研究する必要があり、さらなる成長の為には地方自治体の関与が重要となるだろう。
著者
江頭 満正
出版者
尚美学園大学芸術情報学部
雑誌
尚美学園大学芸術情報研究 = Journal of informatics for arts, Shobi University (ISSN:18825370)
巻号頁・発行日
no.30, pp.1-16, 2019-03

ミュージックフェスティバルへの参加は、多くの社会の人々にとって重要かつますます一般的な経験となっているが、出席の結果として訪問者が得る利益の種類についてはほとんど知られてない。本研究は、日本の新潟県で開催されるフジロックフェスティバルに参加した人々の特徴と、反応を調べることによって前者の側面に焦点を当て、消費者マーケティングの考察への洞察を提供することを目的としている。音楽フェスティバルへの参加、消費行動、および満足度に影響を与える動機付けの調査を実施した。 調査結果に基づいて、参加者の芸術的、音楽的、社会的および心理的なニーズによりよく応えるために、フェスティバルのデザインを改善し、それによって体験のインパクトと深みを増すために、音楽フェスティバルマネジメントを提案した。
著者
江頭 満正
出版者
尚美学園大学芸術情報学部
雑誌
尚美学園大学芸術情報研究 = Journal of informatics for arts, Shobi University (ISSN:18825370)
巻号頁・発行日
no.29, pp.17-29, 2018-10

本稿では、FUJI ROCK FESTIVAL 2015の経済的影響について考察した。現在、日本の音楽業界は大きな変化を遂げている。CDの販売量は減少しているが、音楽祭は250カ所以上で開催されている。音楽祭は盛んになり、音楽業界だけでなく地域の発展のためにも重要な位置を占めるようになった。フジロック2015の会場で、来訪者の居住地域と来訪者の購買行動について調査アンケート調査を実施し、221の有効回答を得た。経済波及効果金額は、主催者消費および、交通費、宿泊費などの来訪者消費から算出し、フジロック2015の経済波及効果は約150億円であった。これらの結果から、フジロック投資利益率は高く投資効率の良いイベントであること、来訪者消費行動に関しては初心者の訪問者よりも多額の消費傾向があることが明らかになった。また、ロックフェスティバルの構成要素を分析し、フジロックの優れた部分を明らかにした。今後、観光学の枠組みで、ロックフェスティバルを研究する必要があり、さらなる成長の為には地方自治体の関与が重要となるだろう。
著者
江頭 満正
出版者
尚美学園大学総合政策学部
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 = Bulletin of policy and management, Shobi-Gakuen University (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
no.35, pp.1-16, 2020-03

音楽フェスティバルの市場は拡大し、様々な理由で観客を引き付けることができる、ユニークで特別なイベントである。しかし、日本では音楽フェスティバルに関する研究は殆ど存在しない。本論の目的は、ロックフェスティバルの初回訪問者とリピーターによる行動の相違点を発見することである。その結果、参加回数による参加動機の違いが明らかになった。初回来場者は音楽を中心とした興味関心が強いが、リピーターは音楽フェスティバル特有の価値を重視していた。この調査の結果から、主催者が大勢の観客を引きつけるために、特定のアーティストだけに頼ることは危険であることが示された。
著者
江頭 満正
雑誌
尚美学園大学芸術情報研究 = Journal of Informatics for Arts, Shobi University (ISSN:18825370)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.1-16, 2016-03-31

日本では年間150以上のロックフェスティバルが開催され、 数日の開催期間で多くの観客を集め、 地域活性化にも、 ビジネス面でも成功する傾向にある。 本研究では、 2つのタイプのロックフェスティバルの違いを、 経済波及効果の視点で分析した。 郊外型の事例として 「MONSTER baSH2015」、 都市型の事例として 「VIVA LA ROCK2015」 の経済波及効果を算出。 その結果から、 地域に与える影響を考察し、 郊外型がより高額であることを明らかにし、 観客の来場意図へも言及した。
著者
江頭 満正
出版者
尚美学園大学芸術情報学部
雑誌
尚美学園大学芸術情報研究 = Journal of Informatics for Arts, Shobi University (ISSN:18825370)
巻号頁・発行日
no.32, pp.1-25, 2020-03

現在音楽業界で収益を生み出すには音楽フェスティバルが非常に重要です。しかし、音楽フェスティバルを成功させる要因に関する研究は極めて少ない。この研究の目的は、音楽フェスティバルのマーケティング戦略を検討することだ。この調査は、日本で最も成功している音楽フェスティバルの1つ、京都大作戦で観客を対象に、アンケート調査を実施した。その結果、アーティストパフォーマンス、チケットは毎年完売し、優れたビジネスモデルの3点が明らかになった。この調査結果は、競争が激化する音楽フェスティバルにおいて、運営サイドが重要視すべき点を示唆することが出来た。Nowadays, music festivals are very important for generating revenue streams in the music industry. However, there have been very few studies performed about factors to make music festivals successful. The purpose of this study is to examine marketing strategies. This study focuses on one of the most successful festivals in Japan, "Mission Impossible Kyoto". A questionnaire was utilized to survey the festival audience, and the investigation revealed three critical factors that could influence the success of the festival.•Artist Performance •Ticket Sales •Business Best Practices These findings are important for diversity of music festivals and choice of the audience, which may be at risk due to intensifying competition.
著者
江頭 満正
雑誌
尚美学園大学総合政策論集 = Shobi journal of policy studies, Shobi University (ISSN:13497049)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-14, 2015-12-25

プロスポーツイベントに於ける、集客要因については幾つもの議論が存在している。本研究ではアメリカマイナーリーグに於けるスタジアム築年齢と、新築スタジアムによる集客効果を議論した。2005年から2015年シーズンの年間観客数データ6641を使用した。既存研究によって提唱されている集客要因、人口、所得、チーム成績との関係性は希薄であり、スタジアム築年齢との相関が認められた。研究対象期間に新築された49スタジアムにおける観客数動向を分析した結果、1年目から20年目まで平均106%の増加が認められ、22年目から改築前観客数を下回ることが明らかになった。
著者
江頭 満正
出版者
尚美学園大学総合政策学部
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 = Bulletin of policy and management, Shobi-Gakuen University (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
no.33, pp.1-16, 2019-03

日本において音楽フェスティバルへの参加は一般的になり、音楽産業として見過ごせなくなった。しかしその参加動機については、ほとんど知られてない。本研究はVIVA LAROCK(埼玉)を事例に、参加動機を探るものである。訪問者を再来場回数で分け、探索的因子分析を行った。 その結果再来場回数が増えるにつれて、出演アーティストではなく、フェスティバル要素が評価されていることが明らかになった。この結果は、音楽フェスティバルの競合は、ディズニーランドである可能性を示唆している。
著者
江頭 満正
出版者
尚美学園大学芸術情報学部
雑誌
尚美学園大学芸術情報研究 = Journal of Informatics for Arts, Shobi University (ISSN:18825370)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.1-16, 2019-03

ミュージックフェスティバルへの参加は、多くの社会の人々にとって重要かつますます一般的な経験となっているが、出席の結果として訪問者が得る利益の種類についてはほとんど知られてない。本研究は、日本の新潟県で開催されるフジロックフェスティバルに参加した人々の特徴と、反応を調べることによって前者の側面に焦点を当て、消費者マーケティングの考察への洞察を提供することを目的としている。音楽フェスティバルへの参加、消費行動、および満足度に影響を与える動機付けの調査を実施した。 調査結果に基づいて、参加者の芸術的、音楽的、社会的および心理的なニーズによりよく応えるために、フェスティバルのデザインを改善し、それによって体験のインパクトと深みを増すために、音楽フェスティバルマネジメントを提案した。
著者
江頭 満正
出版者
尚美学園大学総合政策学部
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 = Bulletin of policy and management, Shobi University (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.1-16, 2019-03

日本において音楽フェスティバルへの参加は一般的になり、音楽産業として見過ごせなくなった。しかしその参加動機については、ほとんど知られてない。本研究はVIVA LAROCK(埼玉)を事例に、参加動機を探るものである。訪問者を再来場回数で分け、探索的因子分析を行った。 その結果再来場回数が増えるにつれて、出演アーティストではなく、フェスティバル要素が評価されていることが明らかになった。この結果は、音楽フェスティバルの競合は、ディズニーランドである可能性を示唆している。
著者
中村 英仁 岡本 純也 江頭 満正 金子 史弥
出版者
日本スポーツ産業学会
雑誌
スポーツ産業学研究 (ISSN:13430688)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.173-189, 2010 (Released:2010-11-22)
参考文献数
34

The purpose of this paper is to explain why the number of participants in the Tour de Okinawa has been increasing during the past twenty years, focusing on the supply-side. Previous research has mainly analyzed participants’ incentives and judgments about the event product’ s overall excellence from the demand-side perspective, which does not clearly explain the marketing effectiveness of the Tour de Okinawa. Because the Tour de Okinawa organizer was not a profit organization, its marketing activities confronted resource constraints that indicated we should consider the effects of the situation. Therefore, we focused upon the marketing activities and methods to overcome the resource constraints. The result shows that the organizer incorporated their organization as a nonprofit corporation, which stabilized their finances so that marketing mixes were improved. The improvement of the marketing mix was also aided by accumulated marketing know-how about the event, which occurred after hiring experts because of the financial stability. These activities by the organizer explain the reason why the number of participants in the event has been increasing.