著者
松川 洋二 石丸 良平 梅崎 洋二 黒河 周平 土肥 俊郎 河西 敏雄 越山 勇
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.379-380, 2008 (Released:2009-03-01)

回転や動力を伝える方法の中で歯車は最も確実な方法であり、超精密機械から汎用機械部品など、多くの産業分野を支える必須の機械要素部品である。歯車はBC300年頃に考え出され、歯形曲線は17世紀に数学的曲線が論及され、実際にその歯形が用いられたのは19世紀のことである。本報告では、初期の歯車と現在の基準曲線を導入した歯車の起源について調査し、歯車の発展経緯はその時代背景がどのように影響しているかについて考察する。
著者
本田 春彦 植木 章三 岡田 徹 江端 真伍 河西 敏幸 高戸 仁郎 犬塚 剛 荒山 直子 芳賀 博
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, pp.968-976, 2010 (Released:2014-06-12)
参考文献数
35
被引用文献数
12

目的 本研究は,集会所での自主活動への参加状況と心理社会的健康および生活機能との関連を明らかにすることを研究目的とした。方法 対象は,宮城県の農村部に在住の65歳以上高齢者の中から無作為に 1/3 抽出で得られた413人(2007年12月31日現在)である。初回調査が2008年 2 月に,追跡調査が2009年 2 月に行われた。2 回の調査ともに回答が得られた315人のうち,回答に欠損のない218人を分析に用いた。自主活動の参加が心理社会的健康および生活機能の各指標に及ぼす影響については,自主活動参加状況を独立変数,各健康指標を従属変数とするロジスティック回帰分析を用いて分析した。結果 自主活動への参加状況は,1 年間に 6 回以上参加の高頻度参加者が63人(28.9%),6 回未満参加の低頻度参加者が60人(27.5%),1 回も参加しない不参加者が95人(43.6%)であった。 自主活動の不参加者に比べ,高頻度参加者は抑うつ尺度(OR=0.34, 95%CI: 0.13–0.89),社会参加(OR=0.12, 95%CI: 0.05–0.29),老研式活動能力指標(OR=0.26, 95%CI: 0.08–0.78)の項目において有意にその機能低下を抑えていた。結論 高齢者の自主活動への参加は,不参加者に比べ精神的健康度や社会的健康度および高次の生活機能の低下を抑制することが示唆された。
著者
河西 敏雄 米山 友之 西村 一郎 池野 順一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2006年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.849-850, 2006 (Released:2007-03-04)

40年前の漆塗装テーブルの再研磨を試みた。使い古したものであり、表面には傷も多く、光沢もない。研磨については、特に伝統にこだわらず、簡単に入手できる研磨資材を用いて鏡面仕上げを進めた。
著者
河西 敏雄 清宮 紘一 江塚 幸敏 巽 かおり 池野 順一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.847-848, 2008 (Released:2008-09-03)

通称オスカータイプレンズ研磨機は国内外で広く利用されている。この名称の「オスカー」に関する情報を集めてきたがこれまで明確にできなかった。古いテキストの写真にこの研磨機が掲載されており、機械にドイツ製と見られるペンキによるサインがあった。そこで古い独語の専門書を調査し、ドイツのメーカー名であることに行き着いた。また、本学会が設立された頃の会員がドイツを訪問して当社の人と面会した記録も出てきた。
著者
島貫 秀樹 本田 春彦 伊藤 常久 河西 敏幸 高戸 仁郎 坂本 譲 犬塚 剛 伊藤 弓月 荒山 直子 植木 章三 芳賀 博
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.749-759, 2007 (Released:2014-07-03)
参考文献数
35
被引用文献数
11

目的 本研究は,高齢者の介護予防推進ボランティアへの参加による社会・身体的健康および QOL への影響について,1 年間の縦断データをもとに一般の高齢者との比較によって明らかにすることを目的とした。方法 初回調査は,2003年に宮城県の農村部に在住する高齢者(70~84歳)を対象として行われた。初回調査に参加した1,503人の中から介護予防推進ボランティアの募集を行った。その結果,77人がボランティアリーダーに登録した。一年後,ボランティア活動による影響を明らかにするために,追跡調査をした。最終的に,介護予防推進ボランティア参加者69人と一般高齢者1,207人を分析対象者とした。ボランティア活動の社会・身体的健康指標および QOL 指標への影響については,ボランティア活動状況を説明変数,社会・身体的健康指標および QOL 指標を目的変数とするロジスティック回帰分析を用いて分析した。結果 ボランティア参加者に比べ一般高齢者は,知的能動性(OR:4.51,95%CI:1.60-12.74),社会的役割(OR:2.85,95%CI:1.11-7.27),日常生活動作に対する自己効力感(OR:4.58,95%CI:1.11-18.88),経済的ゆとり満足度(OR:2.83,95%CI:1.11-7.21),近所との交流頻度(OR:3.62,95%CI:1.29-10.16)の項目において有意に低下することが示された。結論 高齢者の介護予防推進ボランティア活動への参加は,一般高齢者に比べ高次の生活機能やソーシャルネットワークの低下を抑制することが示唆された。
著者
出口 貴久 鈴木 昌資 河西 敏雄
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2009年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.419-420, 2009 (Released:2010-02-25)

ステンレス鋼SUS304のラッピングと電解研磨を行い、研磨廃液の組成分析を行った。ラッピングではアルミナ砥粒と純水またはオレイン酸ナトリウム水溶液からなるスラリー、電解研磨ではエチレングリコール-塩化ナトリウム溶液、リン酸-硫酸溶液を用いた。その結果、ラッピングの廃液にはステンレス鋼組成の溶解は検出されなかったが、電解研磨では全てが溶解していた。特にリン酸-硫酸溶液の場合に多くの六価クロムが検出された。