著者
上園 一知 大矢 俊夫 片岡 朋子 片岡 裕 小原 啓義
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI,ヒューマンインタフェース研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.70, pp.55-62, 1997-01-16
被引用文献数
2

コンピュータネットワークは国際的な発展を遂げたにも関わらず、コンピュータで同時に扱える文字種は制限されているのが現状である。真の国際化計算機環境を実現するためには、既存の文字コードを超えて全ての文字・言語を同時に混在使用可能であることが必須条件となる。特に出力に関しては、表示される文字図形と文字・文字コードの写像関係が常に言語に依存すると見なされ、更に横書き・縦書きといった文字列の表記方向が混在するために,全世界の文字・言語を全て網羅することは非常に複雑で、一般に不可能と考えられてきた。しかし、世界中の文字・文字コード・正書法を分析した結果、少数の関数で図形決定が可能であり、更にその配置手法が明らかとなった。この関数をハードコーデッドせずに実装することで、全世界の文字廟言語が混在したテキストを単一システムで表示可能となった。
著者
冨田 宣也 片岡 裕雅 郷原 麻衣子 箱崎 正洋 バトバータル 長尾 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.632, pp.121-124, 2006-02-25
被引用文献数
3

コンピュータ教育においてプログラミング学習は大きな要素を占める.しかし,個々の理解度に差が生じやすく,学習意欲が低下しやすいという傾向がある.本研究では,遠隔ペアプログラミングやテストファースト指向の課題演習といった,XP(eXtreme Programming)の手法を取り入れたプログラミング学習支援システムを提案する.本システムの利用によって,相互学習による理解度の向上,学習意欲の改善がみられた.本報告では,学習におけるXPの有用性について調査し,通常のペアプログラミングと遠隔ペアプログラミングとの効率の比較,考察を行う.