著者
田中寛一 著
出版者
世界社
巻号頁・発行日
1947

1 0 0 0 心理学要説

著者
田中寛一 等著
出版者
日本文化科学社
巻号頁・発行日
1955

1 0 0 0 OA 最新教育学

著者
田中寛一 著
出版者
松邑三松堂
巻号頁・発行日
1939

1 0 0 0 OA 心理学

著者
田中寛一 著
出版者
松邑三松堂
巻号頁・発行日
1937

1 0 0 0 OA 人間工学

著者
田中寛一 著
出版者
右文館
巻号頁・発行日
1921
著者
田中 寛
出版者
東京工業大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本年度の研究では、主にシゾンにおけるアブシジン酸(ABA)の作用について解析を行なった。これまでの研究で、シゾン細胞から内生ABAが検出されること。暗所で増殖停止したシゾン培養にABAを添加することでオルガネラDNA合成(ODR)が阻害されることを見いだしていた。しかし、ABAによる抑制効果は長期には持続しないことから実験的な問題が残されていた。今回、ABAを数時間ごとに再添加したところ継続的な抑制効果が見られたことから、ABAがシゾンの酸性培地中で急速に失活することが効果低下の原因であると考えられた。また、ABAの光学異性体((+)型、(-)型)を用いた実験より、+型のみが抑制活性を示したことから、植物ホルモンとしての機能と同様に、特異的レセプターを介した生理活性であることが強く示唆された。ABAの作用機作を明らかにする目的で、その添加によりODR促進効果がみられるHemeとの、培地への共添加実験を行なった。その結果、Hemeの添加によりABAのODR抑制効果が解消することを見いだした。従って、ABAはHemeシグナルを抑制することによりODRを抑制していることが示唆される。ABAとHemeの関係性については、シロイヌナズナにおいて、Heme結合性をもつTSPOタンパク質がABAにより誘導されることで、フリーのHemeによる細胞障害を抑制する機構が提唱されている。そこでシゾンゲノムを検索したところ、シゾンにもTSPOタンパク質が存在することが判った。さらに、この遺伝子がABAで発現誘導されることが判明したことから、TSPOによるHemeシグナルの吸着が、ABAによるODR抑制効果の分子機構であることが考えられた。ABAによるTSPO遺伝子の発現誘導機構について、現在解析中である。
著者
田中 寛一
出版者
The Japanese Psychological Association
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.9, no.5, pp.923-951, 1934
被引用文献数
1

(一) 此の稿は東洋諸民族の智能を比較する用具として問題の解釋及び解答に國語の力を必要としない團體智能檢査に關する一試案の報告である。<br>(二) 被驗者は東京市内の尋常小學校三校、高等女學校一校、中學校一校、高等女學校一校の兒童生徒で、男子一五八〇名、女子一五七一名で合計三一五一名である。<br>(三) テストとして選定したものは十種類であるが、小學校等に於て使用する場合を考慮して所要時間短縮の目的で八個のテストの成績について整理した。而して、十個のテストを全部用ひた場合と八個を用ひた場合とでは小學校兒童六學級のものについて調査した所によれば、綜合成績に於て〇・九七五の相關のあることを發見した。それ故に十個のテストを全部用ひても八個だけを用ひても智能檢査としては效果の上に大差はない。<br>(四) 各テスト相互の相關係數は餘り大でない。<br>(五) 同一の組の兒童に四ケ月の間隔を隔てゝ二回行つた綜合成績間の相關係數は八個のテストの場合の平均〇・八七七、十個の場合の平均〇・八七九である。<br>(六) 各年齡級の成績の分配状態から見れば個人差を辨別するに十分な脱逸度を示し、又分配曲線の形状から見ると正常な曲線に近い。<br>(七) 國民智能檢査の成績とこのテストの成績とを相關せしめると、八個を利用した場合に〇・七〇一、十個を利用した場合は〇・七三六である。<br>(八) 前記 (四) (五) (六) (七) の事實から、此のテストは一般智能の測定用具として、かなり信頼してよからうとおもはれる。<br>(九) 此の檢査法によつて兒童及び生徒の智能を測定した場合に、各個人の成績を判定する場合の基準として、八歳から十六歳までの各年齡級に於ける各滿月毎に代表値及び標準錯差を示す假標準表 (第十三表) を設定して置いた。此の標準表は近い將來に於て被驗者を増すことによつて改訂するつもりである。
著者
西沢 祐介 田中 寛人 吉田 勝俊 佐藤 啓仁
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
Dynamics & Design Conference
巻号頁・発行日
vol.2006, pp."108-1"-"108-5", 2006-08-06

非線形振動系とその複製に共通の不規則外乱を与えると,両者の応答が同期する現象が知られている.任意の初期値から同期状態へ到達するまでの収束時間は,パラメータ条件の選び方に大きく依存するが,未検討である.そこで本報では,このような収束時間のパラメータ依存性を,統計的等価線形化法によって定量評価してみる.具体例として,ランダム調和入力を受ける系(式(Al))と,狭帯域ランダム入力を受ける系(式(A2))を取り上げる.x+cx+kG(x_0+x;μ)=Q+P_<cos>(ωt)+sw(t) (A1) {x+cx+kG(X_0+x;μ)=Q+F(t) F+2ζω_nF+ω^2_nF=sw(t) (A2) G(x_0+x;μ)={x_0+x+μ (x_0+x&le;-μ) 0 (-μ<x_0+x<μ) x_0+x-μ (x_0+x&ge;μ)以下の数値例では,式(A1)に対してc=0.04, k=1,0, Q=0.3, P=0.2,μ=0.7, s=0.02とする.図A1は,式(A1)から求めた同期誤差の見本過程の一例を表わす.ω=1.07に対する図A1の(a)の結果では同期までの収束時間はT=195程度だが,ω=0.81に対する図A1の(b)では, T=18973程度を要する.このように,同期に至る収束時間にはパラメータ依存性がある.同期可能なパラメータを推定する常套手段として,式(A1)の系の最大リアプノフ指数を入力周波数ωの関数としてプロットしたのが図A2である.先ほどの条件ω=1.07,0.81に対する最大リアプノフ指数はそれぞれλ&ap;-0.102,-0.101となり,収束時間の変化は捉えられない.そこで,積率微分方程式を用いて式(A1)の分散応答を求めた結果を図A3の上段に示す.ω=0.77,0.92を跳躍点とする跳躍履歴現象が見られる.図A1の収束時間と比較すると,収束時間が短い条件ω=1.07は跳躍履歴現象の外部に位置し,収束時間が長い条件ω=0.81では内部に位置している.すなわち,積率微分方程式の跳躍履歴現象の有無によって,同期への収束時間を評価できる可能性が明らかになった.この仮説を確かめるため,図A3の下段に,サンプルiの初期値x_kに対する収束時間をT_i(x_k)とするときの平均収束時間〈T>= 1/(MN)Σ^M_<i=1>Σ^N_<k=1> T_i(x_k)を示す..M=100, N=5×5とした.収束時間が長い条件ω=0.81は,積率微分方程式の跳躍履歴現象の発生領域に含まれており,式(A1)の積率微分方程式の跳躍履歴現象は,同期の収束性が悪化するための十分条件を与えている.なお,式(A2)の場合には逆に必要条件を与える.
著者
田中 寛 佐藤 直樹 野崎 久義 河村 富士夫
出版者
東京大学
雑誌
学術創成研究費
巻号頁・発行日
2004

真核細胞の基本的な作動原理を、その成立に深く関わったミトコンドリア・葉緑体の進化や機能に注目して研究した。動物・菌類を除く多くの真核細胞系統が一旦は葉緑体を持っていたとする'超植物界仮説'を提唱すると共に、共生由来オルガネラである葉緑体からのシグナルが、植物細胞周期の開始に必須であることを示した。さらに、細胞内に共存する3種ゲノムにおける遺伝情報の発現協調機構の解析などを通じ、原始的な真核細胞シゾンをモデル系とした細胞生物学の新分野を切拓いた。
著者
田中 寛
出版者
早稲田大学
雑誌
早稲田大学日本語研究教育センター紀要 (ISSN:0915440X)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.41-62, 1998-03-31

「テモ」構文はこれまで「ノニ」との比較もふ<めて多岐に考察されてきたが, 意志性とのかかわりで出現する「テデモ」などの周辺的な形式についての意味特徴は明らかにされていない.本稿では「テデモ」, 「ナイマデモ」, 「テマデ」の用法をとりあげ, それらの関連性について考察した.まず「テデモ」では, 手段行為を最大許容範囲として, 他の想定しうる複数の条件から唯一行為を取り立てる構成において, 「テモ」の譲歩, 逆接条件とはちがった局面をあらわしている.「ナイマデモ」は「テデモ」の前接否定の形態として, 「ナイニシテモ」と等しく最大許容範囲の打ち消し表現となっている.「ナイマデモ」と隣接する「マデモナク」, ならびに文末の限定表現「マデダ」の用法との関係においても考察した.さらに, 「テマデ」の用法をみると, 「テデモ」と一部重なりを見せながら, 主としての主文における否定をみちび<形式としてあらわれる傾向がある.このように, 「テデモ」形式の否定形式は前件においては, 「ナイマデモ〜スル」の形式に, 後件においては「テマデ(モ)〜ナイ」の形式にという相互に連続した特徴がみとめられる.またこれらの形式には「デモ」「マデ(モ)」という取り立て助詞がともない, 話し手の意志性をコントロールする機能を有している.以上の比較考察から, これらの形式が「テミモ」構文のもつ譲歩, 逆条件文という特徴から, 意志的な行為手段をみちびく注釈的な機能へと連続していることを明らかにした.
著者
田中 寛 加藤 禎一 柿木 宏介 西尾 正一 前川 正信 辻田 正昭 西島 高明 柏原 昇 甲野 三郎 早原 信行
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.p95-103, 1983-01

Cefmenoxime (CMX)について,基礎的ならびに臨床的検討を行った.1.健康成人4名に対しCMX250 mgをcross over法を用いて,筋注,静注および1時間の点滴静注の3方法で投与した.各投与法における最高血中濃度(時間),血中半減期はそれぞれ,筋注5.9±0.1 μg/ml(30分),1.41時間,静注11.1±1.2 μg/ml(15分),1.26時間,1時間の点滴静注12.4±1.4(点滴静注終了時)0.94時間であった(いずれもMean±S.E.).またCMXの投与後6時間までの尿中排泄率は,いずれも60~70%であった.2.急性単純性膀胱炎4例に対するCMXの有効率は100%であった.3.複雑性尿路感染症10例に対する有効率は70%であった.無効例はいずれもカテーテル留置例でPseudomonasが存続もしくは菌交代として出現したものであった.なお従来のcephalosporin系抗生剤に耐性のSerratiaが陰性化した.4. CMX投与による自覚的副作用は認められなかった.しかし一過性に軽度のtransaminaseの上昇が1例にみられたBasic and clinical studies were made on Cefmenoxime (CMX), a new cephalosporin antibiotic, and the following results were obtained. The serum concentration of CMX was examined in four healthy adults after administration of 250 mg of CMX by intramuscular injection, intravenous injection and one-hour intravenous drip infusion (cross over). In the case of intramuscular injection, the peak value of 5.9 micrograms/ml was obtained 30 minutes after administration, and the half-life in serum was 1.41 hours. In the case of intravenous drip infusion, injection, a concentration value of 11.1 micrograms/ml on the average was obtained after 15 minutes of administration, and the half-life in serum was 1.26 hours. In the case of intravenous drip infusion, the concentration was 12.4 micrograms/ml upon completion of drip infusion, and CMX disappeared from serum at a half-life of 0.94 hour. The urinary recovery up to 6 hours was from 60 to 70% in each The efficacy rate of this preparation was 100% for 4 cases of acute simple cystitis. The efficacy rate of CMX was 70% for 10 cases of complicated urinary tract infection; the 3 cases in which CMX was not effective were patients with a residual catheter and Pseudomonas persisting or appearing as superinfection. It was noted that Serratia, which was resistant to the conventional cephalosporin antibiotics, became negative. No subjective side effects due to the administration of this preparation were observed. As for abnormal laboratory findings, a slight and transient rise in transaminases was observed in one case. On the basis of the above-mentioned results, it was concluded that CMX is an effective preparation for the treatment of urinary tract infections.