著者
田中 規久雄
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.21(1997-NL-124), pp.1-8, 1998-03-12

本研究は、法律条文における法律効果規定部の意味機能とその条文全体への意味制限について分析するものである。まず、この問題に関して先行研究ではどのような議論がなされていたかを確認し、次に条文の意味機能類型を仮定し、さらに実際の条文から効果規定部を抽出し先に定めた条文の意味機能との対応を見る。以上の分析から最後に効果規定部の扱いと解析処理への提言を行う。
著者
田中 規久雄 川添 一郎 成田 一
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.79(1993-NL-097), pp.79-86, 1993-09-16

法律条文(法文)の構造的特徴に着目し、法知識ベースをはじめとする、機械処理に適するモデルの構築をめざす。本研究では、「要件・効果論」が法律条文の基本的認知構造であるとし、法律条文を、「要件・効果」をあらわす典型的な表面表現(「標準構造」と呼ぶ)に変換することによって形式化する。さらにその意味構造については、「法文概念構造(gal Provision Concept Tree Structure [LP?CTS])」を想定して解析することにより、法律条文の形式的な知識の記述や操作を可能にする。
著者
小野田 正利 小林 正幸 近藤 博之 平沢 安政 藤岡 淳子 山下 晃一 近藤 博之 平沢 安政 藤岡 淳子 志水 宏吉 井村 修 木村 涼子 中村 高康 野田 正人 岩永 定 山下 晃一 田中 規久雄 古川 治
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

学校の教職員と保護者の間に、いま時として鋭い対立関係が生じてしまい、教育活動に大きな影響が出ていることが、わが国の学校問題の一つに急浮上してきた。本研究では、質的調査と量的調査を組み合わせ、同時に教育学の観点からだけでなく、心理学、精神医学、福祉学、法律学などの多様な分野の専門研究者を交えて、これらの問題の原因究明とともに、良好な関係性の構築の方向性を明らかにした。
著者
川添 一郎 牧 隆史 田中 規久雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.52, pp.97-104, 1995-05-26
被引用文献数
3

法律条文は、一見多種多様な形態を持つと思われるが、目的的に運用される一種の制限言語と考えることができ、その構造的特性に着目した操作を行うことで、ある特定の典型構造に変換することが可能となるのである。本研究では、いわゆる「標準構造」を基に、自然言語を用いた法律条文の検索参照システム作成の為の基礎的研究を行う。特に、意味内容の操作面での問題を具体的に検証することにより、より現実的な対処法を目指す。そして、この対処法と「標準構造」との組み合わせを用いた、システム構築例を提示する。It is generally thought that "Legal Provisions" have various surface forms. However, this system of provisions can be understood as a subset of natural language system. Because of this characteristic, it is possible to transfer those provisions into almost one form which has a specific structure. In this study, we depend on this characteristic - the so-called "Standard Structure". And we do basic research for constructing a reference system of "Legal Provisions" through their natural language form. We verify the treatment of each provision in order that we can establish the proper method. Lastly, we propose an example of such a system by using this method and the concept of "Standard Structure".
著者
田中 規久雄 川添 一郎 成田 一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.79, pp.79-86, 1993-09-16
被引用文献数
9

法律条文(法文)の構造的特徴に着目し、法知識ベースをはじめとする、機械処理に適するモデルの構築をめざす。本研究では、「要件・効果論」が法律条文の基本的認知構造であるとし、法律条文を、「要件・効果」をあらわす典型的な表面表現(「標準構造」と呼ぶ)に変換することによって形式化する。さらにその意味構造については、「法文概念構造(gal Provision Concept Tree Structure [LP?CTS])」を想定して解析することにより、法律条文の形式的な知識の記述や操作を可能にする。The purpose of this paper is to construct a model which is suitable for computer processing of legal provisions (law sentences). In this study we suppose the principle of "legal condition-effect" to be the fundamental cognitive structure of legal provisions. We can formalize provisions by translating them to the typical surface expression (we call it "the standard structure") which reflects the "legal condition-effect". We also propose "Legal Provision Concept Tree Structure (LP-CTS)" for the analysis of the semantic structure of legal provisions. This model will be applicable to the description and operation of legal knowledge.
著者
西本 実苗 下倉 雅行 田中 規久雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.210, pp.11-16, 2008-09-13

情報リテラシー科目の受講生を対象にアンケートをおこない,主に各回の授業内容に対する学生の意識(「面白かった度」「難しかった度」「役に立つと思う度」)に焦点を当てた分析をおこなった.その結果,授業内容の難易度を上げると,学生が「面白い」と感じる程度が低下する可能性がある一方,学生にとって有用性・実用性が高い内容を授業に取り入れると,「面白い」と感じられる程度が上昇する可能性があることが分かった,また,授業の早い段階である程度のタイピングの習熟度を確保することが,その後の授業で扱う内容に興味を持たせるために効果的であることが推察された.