16 0 0 0 OA 家畜の双口吸虫

著者
茅根 士郎
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.32, no.12, pp.661-670, 1979-12-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
62
被引用文献数
3 4
著者
戸口 昌俊 茅根 士郎
出版者
日本獸医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.247-249, 2005-04-20
参考文献数
8

大井競馬場内厩舎(東京都)および小林分厩舎(千葉県)で飼養されている現役競走馬の寄生虫感染状況を調査するため、1988年6月から9月の期間に149頭の糞便検査を実施した。その結果、寄生虫卵の検出率はきわめて高く、調査した馬の94.0%に蠕虫類の虫卵陽性が認められた。その内訳は円虫類91.9%、葉状条虫31.5%、馬回虫は7.4%であった。しかし、馬蟯虫については73頭について行ったが、その寄生は認められなかった。円虫類のEPG値がきわめて高い値(1001-4000)を示した馬は円虫卵陽性馬の15.3%を占め、年齢別では2歳で28.9%、3歳で13.3%、4歳で9.1%、5歳で5.0%であり、EPG値は若齢馬ほど高い傾向がみられた。
著者
茅根 士郎 板垣 博
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獸醫學雜誌 (ISSN:00215295)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.665-670, 1977-12-25
被引用文献数
1
著者
深瀬 徹 尹 利根 茅根 士郎 秋浜 澄行 板垣 博
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.53, no.5, pp.817-821, 1991-10-15

猫に寄生する猫回虫Toxocara catiおよび猫鉤虫Ancylostoma tu baeformeに対するミルベマイシンDの駆虫効果について検討した. 各々の線虫の自然感染を受けている猫12頭ずつを1群6頭の2群に分け, ミルベマイシンDを0.05mg/kgと0.1mg/kgの用量で経口投与した. その結果, 猫回虫感染猫においては2つの試験群の全例で虫卵が陰転し, 糞便中へ2〜35隻の虫体の排出が認められた. これらの猫を剖検したところ, いずれの群においても, 各4頭には虫体の残存はみられず, 他の2頭から1隻と2隻の幼若虫体が検出された. 一方, 猫鉤虫感染猫では, 投薬群2群の全例において, 虫卵の陰転と糞便中への2〜62隻の虫体の排出が認められ, 剖検時に虫体の残存がみられたものはなかった. 以上の成績から, ミルベマイシンDは猫回虫と猫鉤虫の駆除に有効に用いることができると結論された.