著者
近藤 直司 小林 真理子 宮沢 久江 宇留賀 正二 小宮山 さとみ 中嶋 真人 中嶋 彩 岩崎 弘子 境 泉洋 今村 亨 萩原 和子
出版者
全国障害者問題研究会
雑誌
障害者問題研究 (ISSN:03884155)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.21-29, 2009-05

近年,青年期におけるひきこもりケースの中に発達障害を背景とするものが少なくないことが明らかになってきており,個々の発達特性や精神・心理状態を踏まえた支援のあり方が問われている.また,ひきこもりに至る以前の予防的な早期支援のあり方を検討することも重要な課題である.本稿では,まず,ひきこもり問題に占める発達障害の割合や,ひきこもり状態にある広汎性発達障害ケースの特徴について述べ,ひきこもりの発現を未然に防ぐことを目的とした予防的早期支援と不登校・ひきこもりケースへの支援における家族支援の要点について検討する.
著者
萩原 和
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画報告集 (ISSN:24364460)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.317-323, 2018-12-07 (Released:2022-06-08)
参考文献数
6

本研究では、自治体主導で継続実施している地域人材育成プログラムの受講者および卒業生の特性を把握するとともに、その違いを生じさせた要因を分析する中で、今後のプログラムづくりの基礎的データを得ることを目的とした。具体的は、対象者に対してアンケート調査を実施し、そこで得られたデータを階層クラスター分析によって、4つの所属クラスターに分類した。次いで、提供カリキュラムの時期(全8期分は、大きく3つのタームに分類)と所属クラスターとの連関を分析した。この結果、同プログラムのコンテンツは、3つのタームごとに大きく異なることが示された。加えて、卒業生・受講生の地域活動に対する振舞いや反応は、タームによって異なることも示唆された。
著者
手墳 正二 森奎 郎 岡部 鈴子 萩原 和男 久保 宗人 岩沢 敬 来馬 真一 高島 敬忠 黒森 信治 林 明
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.26, no.6, pp.497-502, 1972 (Released:2011-10-19)
参考文献数
5

Epidermal ridges on hands and feet develop during the first trimester of gestation and remain unchanged thereafter for life.Dermatoglyphic aberrations associated with chromosomal defects are sometimes recognized according to the dermatoglyphics of cerebral palsy and severe mental retardations.The purpose of this study is to investigate certain features of dermatoglyphics in Japanese afflicted with cerebral palsy and severe mental retardations.The materials used in the present survey were composed of 330 Japanese with cerebral palsy (295) and severe mental retardations (71). The “Foot-printer” of the Hollister Company were applied to records of finger, palm and sole patterns. The analysis of dermal patterns were cogfarmed to the Cummins and Midlo's method and the Walker's method.As a result of analysis, abnormal frequencies were observed on dermatoglyphics of these individuals as compared normal controls. Abnormal findings were recognized on finger prints, atd angles, axial triradius, interdigital patterns, simian lines and hallucal patterns. Especially, these characteristics were found on cerebral palsy with severe mental retardation and severe mental retarded groups more than cerebral palsy.
著者
萩原 和 星野 敏 橋本 禅 九鬼 康彰
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 Vol.26(第26回環境情報科学学術研究論文発表会)
巻号頁・発行日
pp.125-130, 2012 (Released:2014-09-20)
参考文献数
9

本研究では,「テーマ型」活動を対象とし,チームワーク行動尺度の適用によって,どのように既存組織の知識・経験の有効感を規定するのかを明らかにすることを目的とした。具体的には,チーム協調性,チームメンテナンス,外部との調整・サポートの3因子が規定しており,特にチーム協調性の項目が,チームワーク行動の起点となり,既存組織の経験・知識の有効感を規定していた。