著者
瀧 知惠美 須永 剛司
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.494-495, 2018 (Released:2018-06-21)

デザインリフレクションとは、チームメンバーで実践知を共有し、メンバー同士のより良い関係性構築につなげる活動である。良い関係性のチームになることで、よりユーザーに利用されるサービス開発につなげることがこの研究の目的である。デザインリフレクションでは主に以下の項目を語り合う。1)苦労を語り合う。2)工夫を語り合う。3)ものごとを判断するときに大事にしている考え方を語り合う。4)やってみてわかったことを語り合う。本研究で扱う実践知とは、サービス開発をするメンバーが開発を展開するために無意識に方略としている行為とその行為の背景にある感情である。本稿では、Yahoo!天気・災害サービスの「避難場所マップ」を開発したチームで行ったデザインリフレクションについて考察する。この事例から、デザインリフレクションを実施する意味を3点見出した。1)自分たちの実践知の素材を見出す。2)実践知の共有によってメンバーの相互理解が深まる。3)チームメンバーとのより良い関わり合い方がわかる。
著者
樊 汝之 須永 剛司
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.65, pp.460-461, 2018

この研究は主に子どもが表現したくなるツール(「どうぶつカチャ」・スマホカメラアプリ)のデザインに着目する。「どうぶつカチャ」の使い方は、画面中動物の透明な顔を通して、現実世界の色や柄を用い、動物の顔を作りだすこと。「どうぶつカチャ」のデザインの振り返りから、子どもが表現したくなるツールデザインの原理を見つけようとしていた。
著者
瀧 知惠美 須永 剛司
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.65, pp.494-495, 2018

デザインリフレクションとは、チームメンバーで実践知を共有し、メンバー同士のより良い関係性構築につなげる活動である。良い関係性のチームになることで、よりユーザーに利用されるサービス開発につなげることがこの研究の目的である。デザインリフレクションでは主に以下の項目を語り合う。1)苦労を語り合う。2)工夫を語り合う。3)ものごとを判断するときに大事にしている考え方を語り合う。4)やってみてわかったことを語り合う。本研究で扱う実践知とは、サービス開発をするメンバーが開発を展開するために無意識に方略としている行為とその行為の背景にある感情である。本稿では、Yahoo!天気・災害サービスの「避難場所マップ」を開発したチームで行ったデザインリフレクションについて考察する。この事例から、デザインリフレクションを実施する意味を3点見出した。1)自分たちの実践知の素材を見出す。2)実践知の共有によってメンバーの相互理解が深まる。3)チームメンバーとのより良い関わり合い方がわかる。
著者
鈴木 英怜那 須永 剛司
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.63, 2016

本稿では、観光学や観光人類学において重要なテーマとされる「真正性」(本物らしさ:authenticity)をもとに、食品系観光みやげのパッケージに頻出するデザイン的要素を分析した。観光土産の真正性を担保する要素として「非近代性」「ものがたり性」「贈答性」があることを明らかにし、観光土産において頻繁に用いられる視覚的要素との関連性を論じた。観光土産のパッケージについて観光学的視点を用いて検討することで、新たな観点からのパッケージデザインの考察を試みる。
著者
鷹取 万里子 須永 剛司
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.62, 2015

「mini-cam」とは、旅行やお出かけのシーンで、風景や料理といった撮影対象と一緒に自分の「mini」が写り込んだ写真が撮れるカメラアプリである。「mini」とは、自分の顔写真から生成したアバターのことで、ファッションやメイクなど詳細な設定ができる。「mini」はカメラのファインダの中を自由に動きまわっていて、他にも「性格設定」によって様々な振る舞いをする。「mini-cam」の特徴的な良さは大きく3つある。1つは「mini」が旅の写真に映り込んでくれること。2つめは「mini」の姿や振る舞いが可愛いこと。3つめは旅ごとに「mini」の「かわり映え」を楽しめることである。<br>
著者
平野 友規 丸山 素直 小早川 真衣子 山田 クリス孝介 須永 剛司
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

本稿は表現ワークショップによる仕事のRe-Designについて述べる。「表現ワークショップ」とは、コミュニティメンバーが自分の仕事をふり返り、共に表現し、それらを共有することで、自分の仕事の意味と価値を改めて確認する参加体験型の活動である。この表現・省察・再認の活動がコミュニティメンバーの頑張る原動力となっていることを看護情報システム設計研究を事例に示す。
著者
須永 剛司
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第22回全国大会(2008)
巻号頁・発行日
pp.41, 2008 (Released:2009-07-31)

ここで紹介するプロジェクトは、市民のメディア表現をより豊に、持続的に育むことを目指した、情報デザインの学際的な共同研究である。研究の目的は、プロの芸術家ではなく、一般市民が日常生活の中で展開するメディア表現活動を支援する基盤をつくることにある。デジタルメディアを活用したさまざまな表現の創造・共有・交換ための、文化的プログラムと技術的システムを複合的に研究開発ししている。文理を横断する4つの研究グループによる学際的な協働と展開を報告する。
著者
永井 由美子 野島 久雄 小早川 真衣子 須永 剛司
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.A12-A12, 2010

私たちは「思い出を記録するワークショップ」を2006年から行っている。ここでの表現には「写真」と「語り」が使われている。本稿では開発した「Zuzie」を使用したミニワークショップを行った。そこでの「語り」は次の4種類あった。1語りたい語り、2写ってない語り、3見てない語り、4本当かどうかわからない語り。「思い出を記録するワークショップ」では、参加者は、表現方法についてはすぐに話し合えるが、個人の思い出に関して語るには時間がかかる。このミニワークショップでは、一つの写真に対して、いくつもの視点からみることによって、いくつもの「語り」を行うことができた。このことが、表現の共同体を構成するための重要な要素となると言える。
著者
須永 剛司 植村 朋弘 永井 由美子 須永 公清 繁田 智行 小早川 真衣子 敦賀 雄大
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.55, pp.122-123, 2008-06-20
被引用文献数
2

Information Design driven a multi disciplinary research project has been started. It is one of the CREST project funded by JST. In this paper we introduce a framework of the project that is "Platform design and development for creating, sharing and exchanging of people's everyday expressions." Concept of the design from "Marginal Art" by Shunsuke Tsurumi, philosopher, comprehensive views and recomposing functions for reflective thinking on the expressions and communal wisdom of the expressions are introduced as the framework. Acting practical workshops as ways of organizing the research project with multi disciplines for developing these concepts into technological system and cultural program are also discussed.
著者
小早川 真衣子 岡本 誠 原田 泰 藤井 晴行 須永 剛司
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

次世代デザインとは、その対象を「モノ」から「コト」へ拡張した広義のデザインを意味する。本発表では、その方法と理論をカリキュラムとして構築することにより、イノベーションを起こす組織とそれを実践するデザイナーや研究者を育成することを目指すプロジェクト の活動を報告する。その活動は、次の2層の活動で構成される。1)「コトのデザイン」を学ぶ層、2)「コトのデザイン」の学び方を振り返り構想する層
著者
永井 由美子 須永 剛司 山内 裕平 松井 功 小川 俊二 高橋 敏也
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.46, pp.230-231, 1999-10-15

When we develop tools and system that include complicated information system, "designing" and "using" need to connect with each other. On this ongoing project, "future black board system" for a junior high class room, we approach "activity based design." It leads to develop good design for users. From beginning of this project until now, we go and research the junior high slass room, then results took in the system. And further, designers need to take part designing curriculum that contains using the system.
著者
横川 耕二 須永 剛司
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第57回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.A11, 2010 (Released:2010-06-15)

絵を描いたり文章を書いたりする表現活動は人々の生活を豊かにする。この表現活動はそれを行う人々が自らの心の中に抱く思いを他者へ対して具現化する複雑で繊細な活動である。表現活動のための道具や場は自由と制約の慎重な設計によって人々の表現したい気持ちや能力を引き出すことが求められる。本稿では市民の表現活動のための道具「Zuzie」を開発する過程で得られたデザインの知見をデザイン論として明らかにしたい。