著者
藤田 善弘 大中 慎一 高野 陽介 船田 純一 岩沢 透 西沢 俊広 佐藤 幹 長田 純一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.302, pp.23-28, 2005-09-22
被引用文献数
1

研究試作ロボットPaPeRoをベースとして、保育所や幼稚園で利用できることを目指して各種機能やコンテンツを拡張したチャイルドケアロボットPaPeRoを開発し、2005年3月25日から9月25日の6ヶ月間、愛知万博内のロボットステーションにて、技術実証運用を実施した。本稿では、その概要を紹介する。
著者
杉本 崇 高野 陽太郎
出版者
The Japanese Society for Cognitive Psychology
雑誌
認知心理学研究 (ISSN:13487264)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.51-60, 2014

従来アンカリング効果は数的な過程によって起こるとされていたが,近年ではアンカーによって実験参加者の持つ知識が選択的に活性化されるために起こるという意味的過程モデルが提唱されている(Mussweiler & Strack,1999a).杉本・高野(2011)では,このモデルを検討するために参加者が非常に乏しい知識しか持ち合わせない対象について推定させたところ,意味的過程によって効果が起こりえないときは数的過程によって効果が起こるというメカニズムが示された.本研究の目的はその「カバー効果」を再検討することである.そのため,「曹操」と「コバール」を推定対象として採用した二つの実験を行った.その結果,双方の実験で「カバー効果」を再現することができた.
著者
渡辺 晃 分部 利紘 綿村 英一郎 高野 陽太郎
出版者
日本認知心理学会
雑誌
認知心理学研究 (ISSN:13487264)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.23-30, 2015

系列学習に関する研究により,学習後に睡眠を経ることで,先行チャンク内項目の検索と並行した後続チャンク内項目の検索が促進されるという,"記憶の固定化"が示されてきた.しかし,学習した系列の記憶表象に睡眠がいかなる変化をもたらすのかについては未解明であった.われわれは,学習後の睡眠がチャンク間の結合を強化するのか,それとも,個々の項目間の結合を強化するのか検証した.参加者は二つのチャンクにより構成された系列を学習した後,その系列の中間部分,すなわち先行チャンクの後半から後続チャンクの前半にかけての部分系列を,それ単体もしくは系列全体の一部として実行した.結果,同部分系列に対する運動速度が睡眠により向上したのは,それを系列全体のなかに埋め込む形で実行した場合にのみ限られた.これは,睡眠が強化するのは項目同士ではなくチャンク同士の結合であること,およびチャンクの構造は記憶の固定化後も保持されていることを示唆する.
著者
高野 陽太郎 田中 章浩
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.536-541, 2008 (Released:2010-02-15)
参考文献数
8
被引用文献数
8

This paper summarizes the explanation of mirror reversal based on the multi-process theory proposed by Takano (1997, 1998). It also presents some empirical evidence to prove that the left-right mirror reversal of a viewer' own and that of an alphanumeric character are produced by different underlying principles, respectively.
著者
三宅 なほみ 高野 陽太郎
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.147-185, 2006 (Released:2008-09-26)
参考文献数
41

1 0 0 0 OA 「独創賞」

著者
高野 陽太郎
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.229-230, 2011 (Released:2011-12-16)