著者
奥 健太郎 河野 康子 武田 知己 黒澤 良 矢野 信幸 相原 耕作 村井 哲也 岡崎 加奈子
出版者
東海大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は自民党政権の意思決定システムの形成過程に関する共同研究である。研究成果の特に重要なものとしては、事前審査制の歴史的考察がある。従来、自民党政権の事前審査制は1962年の赤城書簡を嚆矢とし、それ以後次第に慣習化されたと考えられてきた。しかしながら、我々の共同研究の結果、以下の点が明らかになった。第一にその淵源は桂園時代に遡ることができ、戦時体制下ですら与党審査が重要な意味を持っていたこと、第二に、事前審査制は自民党結党直後から今日に近い形で始まり、赤城書簡によって事前審査制が完成したことである。
著者
黒澤 良輔
出版者
徳島文理大学
雑誌
徳島文理大学研究紀要 (ISSN:02869829)
巻号頁・発行日
vol.94, pp.113-122, 2017-09-09 (Released:2018-04-18)
参考文献数
15

アメリカ精神医学会による「精神疾患の分類と診断の手引き(DSM-5)」によっていくつかの診断基準が変更され,「広汎性発達障害」は「自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害」となった。 本研究は,大学生における自閉症スペクトラム(Autism Spectrum:以下ASという),大学生活における支援ニーズ及びエンプロイアビリティ(雇用されうる能力)の関係について分析しようとするものである。 約200名の大学生に対して,AS質問紙,支援ニーズ質問紙,エンプロイアビリティ質問紙を実施し,得られたデータを因子分析及びクラスタ分析によって分析した。 その結果,(1)AS特性の高い者は,大学生活において困難を感じやすい,(2)AS特性の高い者は,エンプロイアビリティが低い,(3)AS尺度得点,及びエンプロイアビリティ尺度得点の組み合わせによって学生を5グループに分けることができ,AS特性が高くエンプロイアビリティが低い者は全体の約8%であることが認められた。