著者
安藤 準
出版者
鶴見大学
雑誌
鶴見大学紀要. 第4部, 人文・社会・自然科学篇 = The bulletin of Tsurumi University. Pt. 4, Studies in humanities, social and natural sciences (ISSN:03898032)
巻号頁・発行日
no.55, pp.145-151, 2018-02

Newtonの運動方程式は、F=maともma=Fとも表記される。等式の左右には意味があるので、加速度aと力Fの因果関係からすればma=Fだというのは納得できる。教育現場でも利便性が高い。しかしma=Fが見られるのは日本のみで、海外ではもっぱらF=maである。ma=Fには欠点もあり、質量mについての因果関係を考えると、mが左辺に位置するのは不自然である。いっぽうF=maにも、W=mgとの対応関係など利点がある。運動方程式が力の定義式か加速度の定義式か、という議論は世界中で行われているのだが、国際的にはこれが方程式の表記法に反映されない理由は、今のところ分からない。

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掛け算の順序の話はmixi時代以前から定期的に盛り上がるのでもう飽きてしまったが、F=maか、ma=Fかの議論があるというのを今まで知らなかった。興味深い 因果式か、釣り合い式か、力の定義式かで流儀らしきものがあるのはしっている。… https://t.co/TKUYwTA0I5
@sekibunnteisuu @golgo_sardine https://t.co/M0x0dAHQf2 toggetterもいいですし、論文もいいですね 定義式の書き方は日本の数学ではだいたい定まってるんだから、私は意味があると思いますよ

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