1 0 0 0 読者の声

著者
岡 紀子 岡田 英孝 川田 恒康 固武 龍雄 重嶋 まみ 真銅 解子 末廣 恒夫 土谷 久 原田 智子 松谷 貴己 南山 和男 宮入 暢子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.50, no.10, pp.694-697, 2008

ご愛読者の皆さまに声をお聞かせいただくようお願いいたしました。お褒めのことば,お叱りのことば,いずれもありがたく受け止めてまいります。皆さまに育てられて今日の日を迎えることができました。これからも,どうぞよろしくお願いいたします(50音順)。<br>
著者
長谷川 秀記
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.265-275, 2002

Webサイトの構築や広報システムの電子化などに伴い,各種のOAデータをeコンテンツ用のデータに加工する技術が必要とされる。この連載はデータ入手からテキスト化,データ・チェック,文字の問題,タグ・データ加工までの各段階について,基本知識と技術の実務を解説する。今回は最終回として,クリーンアップされたテキストデータからeコンテンツ用にタグ・データ加工を行う工程を説明する。
著者
飯塚 亜子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.48, no.12, pp.793-805, 2006 (Released:2006-03-01)
参考文献数
14

大学を取り巻く社会的・財政的環境の変化に伴い,大学図書館業務にとって,ユーザー=顧客満足度向上による組織としての評価獲得が大きな課題となってきており,その課題達成の手段として「ユーザー理解」の重要度はますます高まっている。 東京大学におけるデジタルライブラリーサービスを担当している情報基盤センター図書館電子化部門は,附属図書館と連携をとりながら,「ユーザー理解」実践の努力を積極的に続けている。本稿ではその取り組みとサービスへの反映を紹介するとともに,今後の「ユーザー理解」の方策およびデジタルライブラリーサービスの展開における課題について考察している。

1 0 0 0 情報倫理

著者
今道 友信
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.50, no.10, pp.649-657, 2008

情報倫理についてここでは主として以下の4項目について述べる。1) 日本では古来「情報」はどのように考えられていたか。それは主として初めはただの「知らせ」であったが次第に噂の対極にある「告知」とか「命令」「報告」といった公的権威のあるものとして考えられていた。それゆえ,語に重圧があった。2) 知識社会が情報社会化するにつれて,言語が機械化され,情報は情報機器を介して収集される知識と考えられ,当初は世界中で情報は一般市民にとって受信の対象であった。それが情報機器の普及とともに神話の「隠れ蓑」の実現のようになり,無責任な発信が多くなってきた。ここから,情報機器使用の倫理が情報倫理の新しい部門となってきた。3) 学術情報と情報社会の構造的非倫理性や情報学に関わる倫理の問題が挙げられている。4) 情報倫理に関する本質的考察として,その基礎的命題を論じつつ,エコエティカ(生圏倫理学)との関わりに触れ,情報倫理が空間倫理から時間倫理を,さらに音の倫理を意識させることになった由来などを展開しながら,情報倫理が文明文化の社会における他者意識の覚醒をもたらすこと,それも魂の世話としての哲学の一環であることを述べ,情報倫理の一つとしての否定工学の使命にも言及する。<br>

1 0 0 0 QWERTY配列

著者
名和 小太郎
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.47, no.12, pp.839-841, 2005
被引用文献数
1
著者
谷藤 幹子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.323-333, 2009 (Released:2009-09-01)
参考文献数
17
被引用文献数
3 2

材料科学分野における英文学術論文誌Science and Technology of Advanced Materials(STAM)は今年第10巻を迎えた。材料研究先進国として,国際的知名度を持ちうる専門誌を日本に持とうという学者間の機運をきっかけに,材料系学協会の有志により2000年に創刊された。物質・材料研究機構(NIMS)は日本で唯一の材料科学専門の研究所として,研究のみならず研究成果の発信と普及にも力を入れており,中でも学術出版は中核的基盤整備の一つとして位置づけている。材料科学分野における顕著な研究成果や,研究の進展全体を俯瞰するレビュー論文を編集し,世界の材料研究コミュニティーで共有することが出版の目的である。そのためには研究所といえども質のよい編集,安定した出版体制を持つことが重要であり,段階的な出版体制作り,編集改革,出版工程の見直しを経て,投稿・閲覧を無料化するという新しい戦略のもと,購読型から機関負担型オープンアクセスジャーナルへ転換した。出版量よりも材料研究者必読論文を収録するという質重視への転換でもある。オープンアクセスジャーナルとして成功例の一つとされる物理分野の学術誌New Journal of Physics(英国物理学会出版局発行)を参考例として,STAM誌の創成期から成熟期へ向けた展望を俯瞰する。
著者
高田 寛
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.267-275, 2009 (Released:2009-08-01)
参考文献数
12
被引用文献数
1 1

近時,Googleは,従来の検索エンジンによるサービスのほかに,Googleブック検索やGoogleストリートビューなどの新しいサービスを提供し,社会的にも大きな影響を与え始めている。しかし,これらの新サービスには法的に未解決の部分も多い。本稿では,近時のGoogleのサービスの最新動向とともに,過去の重要判例を交えながら,これら検索サービスに関連する法的問題を整理し,今後の潜在的な法律上の問題を考えてみたい。
著者
堀内 美穂 佐藤 恵子 吉田 敏也 頼母木 浩一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.95-101, 2009 (Released:2009-05-01)
参考文献数
8
被引用文献数
4 3 4

科学技術振興機構(JST)が継続的に収集している国内の科学技術関連資料(9,098誌)について電子化の現状を明らかにするため,出版者サイトおよび国内のアグリゲータ機関からの全文情報の提供状況を調べた。調査の結果,3,558誌(39%)の全文が電子的な状態で提供されていることがわかった。電子化されている3,558誌について,出版団体,資料の種類,分野別に分析を行った。科学技術関連資料のうち,学術誌・学会誌の電子化率は47%であった。
著者
宮川 繁:著 高木 和子:訳
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.46, no.12, pp.797-803, 2004 (Released:2004-03-01)
被引用文献数
1 1

マサチューセッツ工科大学は2001年にそのすべての授業資料をWeb上のオープンコースウエアに無料で公開すると発表し,2003年にはそこで提供されるコース数が500を超えるまでになった。MITがオンライン教育をどのように作り出し,提供できるか,財政面での実行可能性,持続可能性,プログラムの目標をもとに検討し,次にe-ラーニングの展望,市場調査とビジネスモデルの作成,などを研究するなど,オープンコースウエア(OCW)の実現までの過程を述べた。そしてOCWの資金調達,それへの教員の参加,オンライン授業教材の知的所有権の問題,OCWの利用者,OCWのコースについて紹介する。
著者
堀内 美穂 中村 徹 永井 賢吉
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.32-42, 2009 (Released:2009-04-01)
参考文献数
2

科学技術振興機構(JST)が作成,提供しているJSTPlusファイルおよびJMEDPlusファイルを用いて索引に関する調査を実施した。検索時に利用される検索フィールドといった検索動向の分析や検索テーマ(52テーマ)ごとの検索フィールドによる再現率・適合率への寄与の調査分析を行い,利用者は索引を意識して検索することは多くないが,気付かぬうちに索引およびシソーラスのメリットを受けていること,索引を検索対象とすることで検索精度が向上し,書誌のみではたどり着けない文献も検索できていることを確認した。また,論文の標題・抄録・全文中における索引語の出現割合の調査により,索引語の4割は,その同義語も含めて論文中には存在しないものであり,索引者が本文から判断して付与していることを明らかにした。これは人手による索引の有効性を意味する。