著者
諏訪 秀策
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.306-312, 2008-06-01
被引用文献数
3

日本科学技術情報センター(JICST;現(独)科学技術振興機構:JST)が1976年(昭和51年)に開発したオンライン情報検索システムJOIS-Iは専用の通信回線と専用端末を用いた英字カナ検索,英字カナ出力のシステムであった。1978年には公衆電話回線と汎用端末機で検索できるようになった。専用端末での漢字出力は1979年には実現したが,公衆回線での漢字出力は1981年のJOIS-IIによって実現した。その後1990年サービス開始のJOIS-IIIでは後に漢字による検索も可能となった。さらにインターネット対応のJOIS-IVが1997年に開発された。2003年(平成15年)のJOIS-IVのサービス終了をもってJOISの歴史は閉じた。本文ではJOISの開発の主に初期,中期の事情について先人の足跡の一端を紹介する。

1 0 0 0 OA 協会だより

出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.436-439, 2017-08-01 (Released:2017-08-01)

1 0 0 0 OA 行事予定表

出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.435-435, 2017-08-01 (Released:2017-08-01)

1 0 0 0 OA 定款変更

出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.434-434, 2017-08-01 (Released:2017-08-01)
著者
田邊 稔
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.416-421, 2017-08-01 (Released:2017-08-01)

“一億総キュレーター時代”とも呼ばれるこの人工知能時代に,インフォプロとして図書館員はどう立ち向かうべきか。どのようなスキルが必要とされるのか。上司はいかにリーダーシップを発揮し,部下はいかにフォロワーシップを発揮するか。「KY」か「忖度」か。ワクワクするような人材育成法はないものか。現状を一瞬で変える魔法の杖はないが,イノベーションを起こすきっかけなら作れる。イノベーションとは創造的破壊である。高速かつ並列なPDCAにより日々業務を改善し,時には大胆なスクラップ&ビルドも必要だ。これまでの人材育成の枠組みを創造的に破壊し,新たなフレームを創出しつつ日々実践しアップデートを繰り返して行くことが成功への近道である。
著者
小山 信弥
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.399-399, 2017-08-01 (Released:2017-08-01)

8月号の特集は「図書館の人材育成」 がテーマです。今回の特集では,国内における図書館の人材育成に絞った内容をお届けします。人材育成に関する話題は,近代化以降,現在に至るまで,永遠のテーマとなっているのは読者の皆様もご承知のことと思います。「グローバル人材育成 推進会議」が政府により設置され,検討がなされていたことは記憶に新しいのではないでしょうか。 その時代時代の要請にあわせて,人材を育てていく必要に迫られ,その要請にあった人材をどう育てていくのかということを日々検討し続けていかなければならない時代となっているように思います。翻って国内の図書館の人材育成については,各方面の団体や協会などにより新しい技術やその活用方法などの研修が行われ努力を続けてはいます。ただ職員の雇用形態の変化や財政的な問題で参加すること事態が難しくなっているという要素もあります。このような問題意識から,今回は人材育成に関する特集を組むことにしました。総論では,首都大学東京の理事の吉武氏に組織設計と人事管理の重要性をふまえ,大学において専門性の高い職員が一層求められるようになりつつある中で,図書館員の育成どうあるべきかについてご執筆をいただきました。慶應義塾大学の関氏には,慶應義塾大学で継続して実施されている図書館職員の海外研修について執筆いただきました。角田氏,長塚氏,原田氏には,鶴見大学で行われています図書館員のリカレント教育について,実際の例を交えながら,意義や課題についてご執筆をいただきました。株式会社エムエムツインズの田邊氏には,現在までの経験や活動をふまえて,インフォプロとして図書館員はどう立ち向かうべきか。どのようなスキルが必要とされるのかなど,人材育成に関する提言をいただきました。最後に,コラムとして長年現場において目録,レファレンスを担当されたお二人から人材育成をテーマにご執筆をいただきました。目録についてはNPO法人大学図書館支援機構の高野氏,レファレンスを元関東学院大学図書館の高梨氏にお願いをしました。本特集が,図書館の人材育成を考える上で参考になれば幸いです。
著者
商 真哲 梅田 忠敬
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.60, no.10, pp.414-419, 2010-10-01 (Released:2017-04-25)
参考文献数
17

近年,労働者のメンタルヘルス状況の悪化に伴い,うつ病をはじめとする精神障害によって休職する労働者が増加しているが,これは図書館においても例外ではない。このようなメンタルヘルスの問題は,職場に様々な影響を与えているが,中でも精神障害によって職場を離れていた職員が復職する際には,本人の負担だけではなく,対応する周囲の負担も考慮する必要があるため,大変な困難を伴う。図書館で働く職員をとりまく問題点は様々あるが,他の職場と同様に,段階的な職場復帰や,ストレス要因を把握し,最小限にするような対策を1つずつ地道に行っていくことが,精神障害から復職してくる職員を支援するために重要となる。

1 0 0 0 OA 編集後記

出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.398-398, 2017-07-01 (Released:2017-07-01)

1 0 0 0 OA 協会だより

出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.396-397, 2017-07-01 (Released:2017-07-01)

1 0 0 0 OA 行事予定表

出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.395-395, 2017-07-01 (Released:2017-07-01)

1 0 0 0 OA INFOSTA Forum (304)

著者
永井 宝
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.394-394, 2017-07-01 (Released:2017-07-01)
著者
桐山 勉
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.389-392, 2017-07-01 (Released:2017-07-01)

Participated in IPI-ConfEx 2017, which is the first international patent information conference to be held in Europe this year. Every year, IPI-Award winner of that year is announced there. This year's winner was Dr. Michael Dixon. The award ceremony and the Gala party were held at the historical BRANCACCIO palace in Rome in Italy. Dr. Dixon had worked for Derwent Co., and had engaged in the development of WPI-CPI and Markush structure-search. Therefore he had made a significant contribution to the international community in the field of the patent information. The brief participation report was described as one of PD committee members.
著者
太田 貴久
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.366-371, 2017-07-01 (Released:2017-07-01)

近年,深層学習をはじめとする機械学習技術の発達により,様々な分野で機械学習を用いた業務の効率化が進められている。特許分野もその例外ではなく,人工知能を利用して特許関連業務を効率化する研究や製品,サービスの展開がはじまっている。本稿では,「自社・他社の強みや弱みの分析」や「特定の開発目的や特定の技術に関する出願動向の把握」といった目的の特許調査に対して,機械学習を含む様々な情報技術を活用し,1) 大量の特許文献から調査対象となる文献を探し出し,2) 探し出した文献から自動的にパテントマップ生成する方法について紹介する。
著者
藤田 肇
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.360-365, 2017-07-01 (Released:2017-07-01)

「人工知能」は,次世代の情報処理技術として現在多くの注目を集め,様々な従来産業の形態を大きく替えようとしています。本稿では,FRONTEOが独自開発した人工知能エンジン「KIBIT」の特徴とその搭載製品を紹介します。また,KIBITが特許調査の実務において専門家をサポートする特許調査・分析システム「KIBIT Patent Explorer」と当社の取り組みを説明し,AIが変える未来の特許実務を紹介します。
著者
鈴木 祥子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.355-359, 2017-07-01 (Released:2017-07-01)

本稿では,近年注目を浴びている自然言語処理の手法を特許分析に適用する際の課題をまとめ,各課題に対するアプローチの例を示す。特に,特許特有の情報へのアプローチには,特許の専門家の知見を組み込んだ手法が有効であることが分かってきた。一方で,課題によっては分析者と機械との対話的な分析によるアプローチが適していることも議論する。